Gノーズ　4バルブ3キャブ2カム

大先輩へ
初めに申しておきます。急なワガママに付き合って頂き、本当にありがとうございました。

一年前にご退職された私の大先輩（40歳以上離れている）に会ってきた。

親父と一緒に。

その理由は35年ほど前に遡る。
親父は19〜21歳あたりまでの約2年間、FairLady 240Zに乗っていた。夜な夜な解体屋へ行っては純正サスを抜き取ったり、どう考えてもアウトなオーバーフェンダーを付けたり…やりたい放題だった笑　という昔話をよくしていた。

「一度でいいからまた乗ってみたい」
ぜひとも叶えさせてあげたかった。

不思議なものである。
大先輩はFairLady Zを所有していた。
まさに一期一会というべきか。

しかし、ただのZではない。
エンジンが異なるのである。



博物館でお目にかかれるレベルの代物。
人生で初めてキャブ車をマジマジと見た。
アクセルワイヤーが付いている部分チョンチョン。コレも初。
完全メカニカル。しゅごい（語彙力喪失）

もうおわかりでしょうか。
このエンジンを積んだZといえば…




FairLady Z 432

すさまじかった。

ガワはZそのものなのに、スカイラインのエンジン音なのである。
（R32 GT-Rを所有している会社の大先輩がいて1回のせてもらったことがある。それに近いものを感じた。）

以前、熊本へ出張に行った際、240Zを見た。遠くから近づく独特なサウンド。L24とわかるサウンド。

それとは全く違った音だった。

非常に貴重な体験だった。
最後はZ 432と私のRX-8でツーショット。

奇しくもRX-8前オーナー様は大先輩と同年代。車に対する愛着はありつつも、自分の年齢を考えて手放された。
大先輩には、今後もZ 432といつまでも元気に過ごして頂きたい所存です。