超絶！キャディラックCTS-Vクーペ

■今週はキャディラックCTS-Vクーペを試乗しました。スモールブロックの6.2LのV8OHVエンジンは、コルベットZR1や日本では未発売となるカマロZL1と同じもの。このCTS-Vでは564ps／76.1kgmと大人しめ（？）のセッティングとされております。実際にコルベットと比べるとサウンドなども含めて大人っぽい感覚となるのが特徴。とはいえ踏み込めば圧倒的な速さを実現するわけですが。

■皆様はどんなイメージを持っているか判りませんが、最近のキャディラックはシャシーが相当に良いです。このCTS-Vクーペも乗り味が実に滑らか。もともとものサスペンションの動きが良い上にマグネティックライドが乗り心地の良さを引き立てます。

■大人っぽいエンジンに滑らかなサスペンション…で上質な面も持つ一方、ひとたび鞭を入れると手に負えないハイパフォーマンス…そんな２面性を持った超絶なモデルでありました。

■サイズ的にも価格的にもパワー的にもライバルはAMGなどでしょうが、最近のAMGと比べてもこのVはかなりいい勝負をする１台に仕上がっているな、と思えたのでした。