
台風が来ていた土曜日は、残念ながら予定していたカートオフが中止となり、
雨風も強かったので、家でどっぷり昔のWRCに浸かることにしました!
以前から2003年のWRCをじっくりと復習したかったんです。
スバル中心のちょっと偏った内容となりますが・・・
あ、WRCにご興味無い方は、めちゃめちゃ長いので、
スルーしちゃってくださいね(^^;
まずは、2003年のWRC参戦ドライバーから行きましょうか。
■スバル
・ペター・ソルベルグ(ノルウェー)
・トミー・マキネン(フィンランド)
■プジョー
・マーカス・グロンホルム(フィンランド)
・リチャード・バーンズ(イギリス)
・ハリ・ロバンペッラ(フィンランド)
・ジル・パニッツィ(フランス)
■フォード
・マルコ・マーティン(エストニア)
・フランソワ・デュバル(ベルギー)
・ミッコ・ヒルボネン(フィンランド)
■シトロエン
・セバスチャン・ローブ(フランス)
・コリン・マクレー(イギリス)
・カルロス・サインツ(スペイン)
■ヒュンダイ
・アルミン・シュワルツ(ドイツ)
・フレディ・ロイクス(ベルギー)
■シュコダ
・ディディエ・オリオール(フランス)
・トニ・ガルデマイスター(フィンランド)
---
■第1戦 モンテカルロ
この伝統のモンテから涙目のスバルインプレッサWRC2003が投入されました。
しかし、ソルベルグは下り坂で滑ってリタイヤ、マキネンもブレーキ故障から
最後はコースアウトしてしまい、共にLEG1で姿を消してしまいます・・・
・1位 ローブ 10pts
・2位 マクレー 8pts
・3位 サインツ 6pts
・4位 マーティン 5pts
・5位 バーンズ 4pts
■第2戦 スウェーデン
大雪でまさにスウェディッシュラリーっぽい状況。となるとやはり北欧ドライバーが強いです。
終始グロンホルムとそれを追うマキネンという展開。ソルベルグは足回りのセッティング
がうまく決まらず苦戦・・・
・1位 グロンホルム 10pts
・2位 マキネン 8pts
・3位 バーンズ 6pts
・4位 マーティン 5pts
・5位 マクレー 4pts
・6位 ソルベルグ 3pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 ローブ 12pts
・2位 マクレー 12pts
・3位 グロンホルム 10pts
・4位 バーンズ 10pts
・5位 マーティン 10pts
・6位 マキネン 8pts
・7位 サインツ 6pts
・8位 ソルベルグ 3pts
新井選手もプロダクションカー選手権に参戦。

しかし、エンジンブローでリタイヤでした。
■第3戦 トルコ
WRC初開催です。今季初のグラベルラリー。グロンホルムはパワステ故障、
ローブはなんとミスコースしてガス欠になりリタイヤ。
そろそろソルベルグ! って思うも石踏んでサス壊れてリタイヤです・・・
・1位 サインツ 10pts
・2位 バーンズ 8pts
・3位 デュバル 6pts
・4位 マクレー 5pts
・5位 パニッツィ 4pts
・8位 マキネン 1pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 18pts
・2位 マクレー 17pts
・3位 サインツ 16pts
・4位 マーティン 13pts
・5位 ローブ 12pts
・6位 グロンホルム 10pts
・7位 マキネン 9pts
・10位 ソルベルグ 3pts
スタートを待つワークスマシンたち。
プジョー206WRC。
フォードフォーカスRS WRC。
シトロエンクサラWRC。
■第4戦 ニュージーランド
ここは保存版DVDが形式の関係で観れず・・・結果のみです(泣)
・1位 グロンホルム 10pts
・2位 バーンズ 8pts
・3位 ソルベルグ 6pts ←今季初のポディウム!
・4位 ローブ 5pts
・5位 ガルデマイスター 4pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 26pts
・2位 グロンホルム 20pts
・3位 ローブ 17pts
・4位 マクレー 17pts
・5位 サインツ 16pts
・6位 マーティン 13pts
・7位 マキネン 11pts
・8位 ソルベルグ 9pts ←でもソルベルグはまだこの位置・・・
■第5戦 アルゼンチン
ソルベルグはロールオーバー。サインツ、グロンホルム、初優勝を狙うマーティンの戦い。
マーティンのフォードは油圧が下がってリタイヤ。
・1位 グロンホルム 10pts
・2位 サインツ 8pts
・3位 バーンズ 6pts
・4位 ロバンペッラ 5pts
・5位 ソルベルグ 4pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 32pts
・2位 グロンホルム 30pts
・3位 サインツ 24pts
・4位 ローブ 17pts
・5位 マクレー 17pts
・6位 ソルベルグ 13pts
・7位 マーティン 13pts
・8位 マキネン 11pts
プロダクションカー選手権では新井選手が見事優勝♪ ドライバーズランキングTOPへ。
■第6戦 アクロポリス
ローブがLEG1、SS1でエンジン不調でリタイヤ。
ソルベルグ同期生のマルコ・マーティンが、ここでWRC初優勝。
・1位 マーティン 10pts
・2位 サインツ 8pts
・3位 ソルベルグ 6pts
・4位 バーンズ 5pts
・5位 マキネン 4pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 37pts
・2位 サインツ 32pts
・3位 グロンホルム 30pts
・4位 マーティン 23pts
・5位 ソルベルグ 19pts
・6位 マクレー 18pts
・7位 ローブ 17pts
・8位 マキネン 15pts
■第7戦 キプロス
ソルベルグが快調で余裕の1位! 昨シーズンのグレートブリテン以来の優勝です。
・1位 ソルベルグ 10pts
・2位 ロバンペッラ 8pts
・3位 ローブ 6pts
・4位 マクレー 5pts
・5位 サインツ 4pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 37pts ←未だ優勝なくても1位をキープ。
・2位 サインツ 36pts
・3位 グロンホルム 30pts
・4位 ソルベルグ 29pts ←じわりじわりと上昇。
・5位 マーティン 23pts
・6位 ローブ 23pts
・7位 マクレー 23pts
・8位 ロバンペッラ 16pts
・9位 マキネン 15pts
プロダクションカー選手権でも新井選手が見事優勝し、スバルはダブル優勝でした!
新聞一面使った広告、今でも覚えています(^^
ソルベルグの表情も明るいです。
お馴染みソルベルグとミルズの車内。
■第8戦 ドイツ
ここも保存版DVDが形式の関係で観れず・・・結果のみです(泣)
・1位 ローブ 10pts
・2位 グロンホルム 8pts
・3位 バーンズ 6pts
・4位 マクレー 5pts
・5位 マーティン 4pts
・8位 ソルベルグ 1pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 43pts
・2位 サインツ 39pts
・3位 グロンホルム 38pts
・4位 ローブ 33pts
・5位 ソルベルグ 30pts
・6位 マクレー 28pts
・7位 マーティン 27pts
■第9戦 フィンランド
ここも保存版DVDが形式の関係で観れず・・・結果のみです(泣)
・1位 マーティン 10pts
・2位 ソルベルグ 8pts
・3位 バーンズ 6pts
・4位 サインツ 5pts
・5位 ローブ 4pts
・6位 マキネン 3pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 49pts
・2位 サインツ 44pts
・3位 グロンホルム 38pts
・4位 ソルベルグ 38pts
・5位 ローブ 37pts
・6位 マーティン 37pts
・7位 マクレー 28pts
このフィンランド終了後、トミー・マキネンが今季限りでの引退を表明しました(TT
■第10戦 オーストラリア
この辺りからローブがまた一段と速くなります。何かをつかんだ感じ?
しかし、ソルベルグも負けてはおらず激しくプッシュ。LEG3で逆転し今季2勝目です♪
・1位 ソルベルグ 10pts
・2位 ローブ 8pts
・3位 バーンズ 6pts
・4位 マクレー 5pts
・5位 サインツ 4pts
・6位 マキネン 3pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 55pts
・2位 ソルベルグ 48pts
・3位 サインツ 48pts
・4位 ローブ 45pts
・5位 グロンホルム 38pts
・6位 マーティン 37pts
・7位 マクレー 33pts
・8位 マキネン 21pts
プロダクションカー選手権では新井選手は残念ながらリタイヤ。
■第11戦 サンレモ
ここからターマック3連戦。スバルにとってはちょっと辛い期間に入ります。
ターマック得意のフランス人が速い。ローブは断トツの速さ。
ソルベルグは移動中ガス欠でリタイヤ・・・
LEG3では雨が降り、タイヤ選択でタイムに大きな差が出ました。
・1位 ローブ 10pts ←今季3勝目。
・2位 パニッツィ 8pts
・3位 マーティン 6pts
・4位 サインツ 5pts
・5位 デュバル 4pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 バーンズ 57pts
・2位 ローブ 55pts
・3位 サインツ 53pts
・4位 ソルベルグ 48pts
・5位 マーティン 43pts
・6位 グロンホルム 38pts
・7位 マクレー 36pts
・8位 マキネン 21pts
ここで来季2004年、三菱がWRCに復帰を表明。ジル・パニッツィがドライバーに。
インプレッサがスタートラインへ。
特徴的なスプリッターウイング。
■第12戦 ツールドコルス
忘れもしないレースです。シェイクダウンでソルベルグのマシンはコースアウトしてクラッシュ。
しかし、メカニックが徹夜で修復し、無事にスタートラインに立つことが出来ました!
途中ギアボックストラブルをかかえるも、カットを加えたスリックタイヤが大正解。
雨に強いピレリータイヤで、ターマック初優勝です♪
・1位 ソルベルグ 10pts
・2位 サインツ 8pts
・3位 デュバル 6pts
・4位 グロンホルム 5pts
・5位 マクレー 4pts
・7位 マキネン 2pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 サインツ 61pts
・2位 ソルベルグ 58pts
・3位 バーンズ 58pts
・4位 ローブ 55pts
・5位 グロンホルム 43pts
・6位 マーティン 43pts
・7位 マクレー 40pts
・8位 マキネン 23pts
プロダクションカー選手権では新井選手は残念ながらドライバーズタイトルならず2位。
シェイクダウンでクラッシュ。見るも無残な姿に・・・

しかし、見事な復活。しかも優勝!
■第13戦 カタルニヤ
ターマック3連戦の最後。雨は降らずスバルは辛い展開・・・
しかしLEG3で待望の雨が降り、ソルベルグがなんとかポイントゲット。
トミー・マキネンもLEG3で久しぶりのステージベストを叩き出します!
・1位 パニッツィ 10pts
・2位 ローブ 8pts
・3位 マーティン 6pts
・4位 デュバル 5pts
・5位 ソルベルグ 4pts
・8位 マキネン 1pts
<<<ドライバーズランキング>>>
・1位 ローブ 63pts
・2位 サインツ 63pts
・3位 ソルベルグ 62pts
・4位 バーンズ 58pts
・5位 マーティン 49pts
・6位 グロンホルム 46pts
・7位 マクレー 40pts
・8位 パニッツィ 27pts
第13戦を終えて、ドライバーズポイントは大混戦。
この中から1位~4位までの4人位に絞り込まれます。
一体、誰が獲るのでしょうか??
サービスピットへ
スタートの緊張の瞬間。
■第14戦(最終戦) グレートブリテン
伝統のグレートブリテン。昨年、ソルベルグは優勝している得意なグラベルラリー。
ラリー直前、バーンズが脳腫瘍の為欠場・・・
サインツが早々とコースオフしてリタイヤ。グロンホルムとマーティンもリタイヤして、
SS3が終わる前に、既にローブとソルベルグとの一騎打ちに・・・
オーストラリアの接戦の再来かと思うも、ソルベルグが速く、ローブとの差は広がるばかり(^^
そこへシトロエンチームからムリせず2位キープのチームオーダーが!
マニュファクチャラーズポイント狙ってますからね・・・
・1位 ソルベルグ 10pts
・2位 ローブ 8pts
・3位 マキネン 6pts
・4位 マクレー 5pts
・5位 デュバル 4pts
最終戦でスバルが1位と3位! 引退ラリーのトミー・マキネンも久しぶりにポディウムゲット(^^
<<<ドライバーズランキング(最終)>>>
・1位 ソルベルグ 72pts
・2位 ローブ 71pts
・3位 サインツ 63pts
・4位 バーンズ 58pts
・5位 マーティン 49pts
・6位 グロンホルム 46pts
・7位 マクレー 45pts
・8位 マキネン 30pts
ソルベルグが僅か1ポイント差でドライバーズチャンピオンへ♪
振り返ってみると、前半戦ではなかなか上手くいかず上位に食い込めなかったものの、
中盤あたりから徐々にマシンセッティングも決まり、速さも出てきて、
見事、最終戦でチャンピオンをつかみ取りましたー!
とにかく、勝った時のペター・ソルベルグは、まるで子供のように嬉しさを表現し、
見ていてとても微笑ましかったです。
多くのファンが付くのも分かります(^^
マニュファクチャラーズポイントでは、シトロエン、プジョーに続きスバルは3位でした。
これらのWRCは2003年ですから、今からもう10年前の出来事です。
でも、第1戦からじっくり観ていると、まるでつい最近のことのようでした(^^
ただ・・・
10時間以上もWRCを観ていて・・・
奥さんから
「いーかげんにしなさい!」って怒られましたが(汗)
またいつかスバルがWRCに復帰して、今までのように活躍して欲しいな♪って思います(^^