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1985年式SR500の愛車 [ヤマハ SR500]

整備手帳

作業日:2024年9月30日

SR500 VM34キャブの実油面の確認_その②

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
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SR500 VM34キャブの実油面の確認_その①の続きでその②です
前回の整備手帳ではアクリルボックスにフロートチャンバーを外したキャブを置いてガソリンを注いだところで終わりました
前回の整備手帳はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/3262754/car/2951008/7955963/note.aspx

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結果としては

基準線から5㎜くらい油面が上でした!、、笑ってしまうくらい思いっきりオーバーフローしてます、笑

それにしてもオーバーフローしすぎですね、、、、、

フロートがパンクしてるのか、、
ニードルバルブに段が付いてて劣化してるのか、、、

このキャブはストックで日常的に使ってる訳ではないので特に困るわけではないですが、なんか不具合を見つけてしまって気持ち悪いので原因を探ってみることにします
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何か悪いのか順に見ていきます

考えられる要素としては3種類あって
ニードルバルブの段付き
フロートの浮力不足
フロートアームの調整不良

まずはニードルバルブのシールが正常かどうかを見ます。キャブを逆さにしてガソリンを送ってみます。

キャブが逆さまになってるのでフロートが重力で下がってニードルバルブを押さえています。これでニードルバルブからガソリンが溢れてくればニードルバルブが劣化してると言う事になります
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写真では解りにくいですが、10分ほどキャブを逆さまで放置しましたが、ニードルバルブからはガソリンは溢れてきませんでした
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ニードルバルブに段も付いて無いようです。ニードルバルブは悪くないように見えます

ではフロートが悪いのかもしれないですね
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フロートをバラしました

左からフロート
真ん中 ニードルバルブ
右 フロートピン

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自作したフロートの浮力テストスタンドでフロートの浮力を確認します
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スタンドにフロートをセットしてスタンドごとガラス容器に入れます
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ガソリンを入れてツンツン突いてしっかり浮力が有るかを確認します。

これは樹脂製のフロートなのであまりパンクなどは無いですが、真鍮製のフロートだとわずかな穴が空いてるとかがあるんでこのようにガラス容器にいれることで360度じっくり観察することが出来てパンクの確認がしやすいです

浮力は問題無いようです

ニードルバルブは問題無し
フロートの浮力も問題無し

残る可能性としては、フロートの調整アームが狂ってるかもですね
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フロートアームを確認します

フロートアームはフロートこの部分になります。このアームを上げたり下げたりすることでニードルバルブの開閉のタイミングを変えることで油面を調整します
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フロートアームのアップです。

オーバーフローの原因を見つけましたたぶんここが原因ですね

必要以上にフロートアームが下に曲げられているようです

前の持ち主の方が触られたのでしょうか?色々苦労された跡が見えますね

ざっくり説明するとアームを下げると油面が上がってアームを上げると油面が下がります
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横から見るとこれくらいアームが押し下げられています
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アームを上に押し上げて調整しました

結構上げましたね
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上が加工前で下が加工後です

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アームを調節したのでアクリルボックスにガソリンを入れて油面の高さを確認します
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だいぶ油面が下がりましたが、まだアクリルボックスに引いた線よりは上なのでもう少しフロートアームを調整します

(私の間違いで引いてる線は下端部より5㎜となっていますが正解は4.5㎜なのですがこの時には間違いにきづいていません)
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何度かフロートアームを調整してバッチリ線と同じ高さに実油面がきました!

同じ高さに来ましたが、1回同じ高さになったからと言って安心せずに5~10回ほど試して毎回同じ高さになってるか面倒ですが確認します。


何度も確認するのはフロートの動きが渋かったりするので1回だけでは安心してはいけません何度もテストして絶対に大丈夫という確証を得るまで何度も丁寧に試します

(この線は間違って書いた5㎜で実際の基準値は4.5㎜ですが、5.5㎜の許容範囲内なので良しとします)

これでアクリルボックスでの作業は終了です。ここからはフロートチャンバーを組んで自作のキャブスタンドにキャブを取り付けて最終の組み上げ状態の実油面を最終確認します
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これが自作のキャブスタンドです。
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中古のインシュレーターを木の板に固定した簡単な作りの台ですがインシュレーターがキャブをがっちり固定してるのでキャブの作業性がとても良くなります
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フロートチャンバーを組んでキャブをキャブスタンドに取り付けて、ミキシングチャンバートップに水平器置いてキャブの水平を取りました
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フロートチャンバーガスケット下端部からした4.5㎜の油面の高さの確認用に短く切った定規をテープで貼り付けます

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ここの作業はサービスマニュアルには純正のフェエルレベルゲージを使って測定と書いてありますが、私は使いません

フェエルレベルゲージ
90890-01312

1500円くらい

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これが純正のフェエルレベルゲージですが、数回使っただけでバキバキに割れました、、、、涙

1500円もするのに、材質が硬くてすぐに割れるし目盛りがすぐに剥がれるしホースが硬いし手で持たないとアカンし、全てにおいて使いにくいんでもう使いません
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代わりに燃料チューブとガソリンコックを利用して自作した自作フェエルレベルゲージを使います
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