ステムベアリング交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ステアリングステム 48ミリ鋼球。
1袋 税込109円。
少しハンドルを切るとハンドルが勝手に左右に振られてしまって真っ直ぐ走らない現象があり、ベアリングを疑ったところビンゴでした。
古くなったグリスが固着したことにより、ベアリングの動きが悪くなりある一定の場所でハンドルが固定されようとする動きが働きコントロール性を失っていたような感じです。
受け皿などに打痕などがあるようなら鋼球の交換だけでなくレースごと交換が必要になるみたいですが、運良く鋼球のみの交換で済みました。
2
鍵溝のついたリングが三枚見えてると思いますが、そのすぐ下にある丸いワッシャーの様なものが蓋の役割をしていて、中にベアリングの鋼球が入っています。
いわば、円筒状のドーナツ形の弁当箱みたいな仕組みといったとこですかね。
3
この鍵溝のリングが第一難関場所で、まずはハンドルを外し、カバー、メーター類を取り外しようやく出てくるのですが、この年期の入ったマジェスティ…
おそらくは、どの車輌も普通には緩まないでしょう(-_-;)…
専用工具でも歯が立たないので、マイナスドライバー(大) ハンマー(大)が必要になると思います!
後に出てきますがフロントフォークの後ろに写った赤いハンマーを参考にして下さい。
4
この写真はステムベアリング(下側)です。
こちらは連結されている物なので破損などなければ洗浄してグリスを塗れば再利用できます。
5
これが外した(下側)ベアリング。
洗浄後です。
ステムとベアリング両方にグリスを塗布して再度装着します。
6
これは車体側の下から覗いたベアリングの設置面。
この筒の中にハンドルが入ります。
写真(4)と照らし合わせてもらえば分かりやすいかと思います。
7
そしてこれが前記した赤いハンマー。
通常の釘を打つ金ヅチくらいではビクともしませんでした。
マイナスドライバーを鍵溝に刺し当て、切頭ハンマーで…
ドーン… ドーン…
で緩みます(^_^;)
8
で、ステムベアリング(上側)
先ほどの下側の筒から上に抜けてきた場所です。
上下の説明が順序逆になってしまいましたが、要するに写真(2)の鍵溝のついたリング三枚の下側にあったワッシャーの様な物。
その蓋となる部分を開けた状態で、いわば、鋼球の受け皿みたいな部分です。
9
(注)※まずは、鋼球が落ちても大丈夫なように周りをウエスなどで養生しておきます。
古い鋼球を取り除く時にも養生をしておかないと、高確率で手元が狂いカバー内へ鋼球が闇深く落下し、二度と会えなくなります(-∀-`; )
その後受け皿部分にグリスを充分にぬり鋼球を敷き詰めていきます。
※この時使用したグリスは前回投稿のメーターギアグリスアップに使用した万能グリスです。
何にでも使えてこそ万能なのです!
記憶が定かではないですが、確か隙間なく敷き詰めて24球だったと思います。
気が向いたら写真を拡大して、目を細めて数えてみてください( *´艸`)
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私…ユビ太めなのでけっこう神経使いました(ー_ー;)
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達成感がハンパない(*´∀`*)
テレビショッピングによく出てくる、愛媛県 宇和島産の大玉真珠 48㎜玉 超高級ネックレスのご紹介!
みたいな感じになってる( 〃▽〃)
気持ちいい~。
この状態で上からそっと追いグリスして蓋を閉めます。
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はい、閉めました。
で横から見えてる鋼球に追いグリスで油膜の蓋をして終了。
このグリスは個人的な好みでしかありません。
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あとは元の順番通り三枚の鍵溝のついたリングで締め付けるのですが、この締め付けの強さによってハンドルの重さが変わってくる重要な加減なので締め付けはハンマーなどの手荒な技ではなく専用工具で締めてはハンドルを左右に動かすを繰り返し入念に調整しましょう。
今回 購入したのはアストロプロダクツです。
¥1.400くらいだったかなぁ…
KITACOかどこか出してるものよりだいぶ安かったので購入しましたが、形状もさほど変わらず充分使えました。
⬇️ ⬇️ ⬇️
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鍵溝への掛かりはあまいので、それほど強く締め付けたり外したりはできませんが締め付けに関しては必要許容範囲だと思います。
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