
おはようございます、どぅりんりです😀
ニュースだけではなかなか読み取れないホンダの年内生産終了車。レジェンド、オデッセイ、クラリティ、国内生産を終了せざる負えなかった背景はなんだったのでしょうか?
どぅりんりが解説します。
オデッセイの大きな要因は国内専用設計にあります。中国ではエリシオンが存在し、北米ではUSオデッセイが生産されていますが、日本仕向けという狭い市場に苦戦を強いられる販売に専用開発が難しいと判断されたことにあるのです。
一方レジェンドというと、トヨタ クラウンと環境は同じと言えます。カムリと同じくアコードやアキュラTLXなどのスポーツセダンは世界的には好調である一方フラグシップセダンは不振と言えます。更に言えば、SH-AWDなどの独自技術はコスト面で足枷になっています。その国内生産はあまりにも採算性が悪かったのです。

クラリティは次世代車としてデビューした一方、欧州、中国、アメリカと違い、日本では国内インフラが遅く、実用的に使用できる環境が限定的だったことが大きな痛手となりました。
ホンダの企業体力を思えば、国の方針に従い粘った方だと褒めてあげるべきと考えます。

しかしこのニュースの肝は別のところにあり、国内での生産を終了するということにあります。これはレジェンドやクラリティは海外生産拠点が存在することから、一度その存在意義を再検討する余地を残しています。シビックのように販売台数が限定的な車種やグレードは輸入販売に切り替えが利くため、来年以降のラインナップをどう見極めていくか、現状は実のところ明言は避けています。

オデッセイはUSオデッセイやエリシオンの主力市場からの輸入販売の可能性がゼロではないでしょう。Lミニバンの需要はその巨体にあります。海外専売ミニバンであれば需要を満たせる可能性があるのです。

今後は電動化やカーボンニュートラルの観点から、数年の準備期間を経るものと思いますが、再び帰ってくる可能性は十分にありますのでホンダファンは今しばらく見守ってあげましょう!
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車だいすき | 日記
Posted at
2021/06/16 09:11:40