車のいろは〜室内灯交換でエンジン始動不能になることがある〜

どぅりんりです乁( ˙ω˙ 乁)

今回はまだまだ室内灯がハロゲン球であることが多く、DIYで LEDに変える方が多いと思います。そこで室内灯交換に関する一つの事例をご紹介します。


ホンダN-ONEでルームランプを交換したところ、ヒューズを切ってしまい、
・メーター照明灯火
・エンジンスタートスイッチ
・スマートキー
・パワーウインドウ
・灯火
が動作不能となり整備場にも自走出来なくなったというものです。

ヒューズボックスを確認するも、該当するヒューズは切れておらず、取り扱い説明書からの原因究明はできない状態で、電装品の回路図をメーカーから取り寄せて原因を探ることになりました。

そこで判明したのは、バックアップ10Aのヒューズの短絡（ショート）です。

このヒューズはMICUという制御コンピュータと繋がっており、オートライト、車速信号、オートドアロックやECUにも繋がっていました。

室内灯等もドアと連動して点灯する回路がある為に、その回路を辿ってバックアップ10Aヒューズが短絡。結果として走行不能となる事態となったわけです。

修理はヒューズを交換するだけの至って簡単なものだったものの、原因の究明に数日かかる大整備になりました。

今回の事例は初代N-ONEのものなので、同様の回路が使用されている初代N-BOX、N-WGN、N-BOXスラッシュはほぼ該当します。2代目にあたるNシリーズも似た回路である可能性があるので引き出しとして知って置くと役立つこともあるかもしれません。


他メーカー製でも似た事例があるのでホンダ車以外は関係ないということもないので参考になったら幸いです。