レザーシートカバー (PVC部分)の補修
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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作業前の患部です。
ちょうど乗り降りの際に臀部が擦れる位置です。
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一般にアドカラーは、塗る面の凹凸をサンドペーパーなどでならしてから使用しますが、その前に幹部が広がらないよう、剥離して浮いている表面をハサミで切り取ります。
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マスキングテープで周囲を保護してヤスリ掛けします。
レフィナードに使われているPVCは表面とその下の接合が弱くて剥離が酷くなる可能性もあり、飛び石のように穴が空いている場合は、患部を広げないためにもこの作業は念入りにやらない方が良いかも知れません。
ちなみにこれは同じPVCでも、ものにもよるかと思います。
練習のためにやった別のPVCでは表面とその下との接合が強く、かなり適当にやりましたが、剥離の悪化はなかったです。
最後に薄めた中性洗剤を染み込ませたクロスで拭いた後、濡れたマイクロファイバークロスで拭き取り乾燥させました。
アドカラーを塗る前に、油分や汚れを取ると剥がれにくいとの事です。
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ここまでは、シートにカバーを装着したままで作業しましたが、自宅にガレージがなく落ち着いて作業出来ないためシートカバーを取り外して自宅も持ち込みました。
写真のように、表面が剥離して内部が見えています。
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100円均一(DAISO)で買った使い捨てパレットに、アドカラーの黒、水を入れて薄めます。
今回はある程度粘性があるくらいの、アドカラー:水=1:1くらいのイメージで混ぜてみました。
もう少しアドカラーの割合が多めでも良いかも知れません。
ムラが出来ないように、適度に薄めて乾いては重ねて塗るを繰り返すのがポイントです。
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水で薄めたアドカラーを筆に着けて、飛び石のようにある小さい穴も含めて剥げた場所に塗って行きます。
表面が薄いため、本革ように塗った後のやすりがけは難しいため、塗るのは患部のみが良さそうです。
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1回塗った後ですが、1回目は奥に染み込んで行くので、色が着くのみで終わる感じでした。
乾燥に15分程度かかりますが、時間がかかりそうなため3回目以降はドライヤーを使っています。
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3回塗った後です。
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5回塗り重ねると、ようやく周囲と高さが同じくらいになりました。
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白いリサイクルレザーとの境目やステッチの周囲にもダメージがあったので広げながら塗っています。
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アドカラーは艶が出るので、まだらなテカリを抑える目的と保護の目的で、周辺を含めてレザーコート(マット)を塗って行きます。
上の写真は一回塗った後です。
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レザーコートを2回塗った後です。
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同じく3回塗った後です。
周囲に馴染んだ印象です。
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実は、白いリサイクルレザーの部分にも表目の剥離があり、そこも浮いたところをハサミで切っています。
ここをアドカラーを調色して塗ることを検討したのですが、上手く調色出来る自信が無く幸い目立たないこともあり、レザーコートを念入りに塗っています。
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上の写真を更に拡大したところですが、上の方にある大きな穴の他、その下に予備軍のような小さな穴がみえます。
擦れる部分のみ同様の変化があるため、擦れによるものと思われますが、予防的に塗るのも悪く無い印象でした。
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トップの写真の引きの写真です。
ぱっと見は気付きませんし、何よりあまり気を使わなくて良くなり満足の行く作業になりました^ ^
みんカラをやっていなかったら放置して、もっと破れて乗る度に悲しい気持ちに襲われるか、背面のみを買い換えていたと思います(^_^;)
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