株式会社 小学館 赤羽がんこモータース  

先日に引き続き、田中むねよしさんの作品をご紹介致します。

この道一筋50年、赤羽巌が主人公の「赤羽がんこモータース」であります。
タイプ的には、昭和の典型的な頑固親父で、田中むねよしさんの代表的な作品「ボルト＆ナット」に登場するイケガミさんが、さらに年を取って頑固さが増した感じの人物であります。

ミニが登場するのは、第1巻の第4話「車検と責任」。関西弁のミニに乗る看護師さんが、車検のため赤羽モータースを訪ねますが、ミニの異常に気付いた赤羽巌に整備費が20万以上かかると言われ、1万円の半日車検に走ってしまうお話です。

お話の随所に
「この世の中に直せない車なんてない！　直す人間と直さねぇ人間がいるだけだ」
「車は生き物じゃねぇんだ。絶えず人間が愛情を注いでやらなきゃ、黙って錆びて朽ちていくしかねぇんだよ」
等の赤羽巌の厳しくも優しいセリフが散りばめられており、古い愛車の調子が悪く、もうダメかな？手放そうか・・・なんて気持ちになりそうな時、これを読むとグッときます😆

西風先生とは、絵柄もストーリー展開も真逆に近い漫画ですが、私はどちらも良いなと思い、両先生の作品は、欠かさず買うことにしています。

西風ファンの方も、ぜひ一度お試しください😊