BMW320i E90LCI ATシフトマニュアルモード故障修理 DIY

・シフトポジションランプ全消灯
・マニュアルモード不良
のためみんカラ諸先輩方の記事を参考にDIY修理しました。故障原因は配線の断線です。

<準備>
・エーモン 内張りはがし ポリプロピレン製ソフトタイプ 4935　448円
・精密ドライバー⊖小
・T30、T10ビット、エクステンションバー、ラチェットレンチ
・エーモン(amon) 電工ペンチ 全長約255mm 4960　1,490円
・エーモン(amon) 圧着接続端子 AV(S)0.25~1.25sq 10個入 3326　443円
・ドライヤー
・ビニールテープ、ハサミ

まず、シフトレバーを真上に強く引き抜きます。

内張りはがしでシフトパネルを外します。

シフトパネル裏面

精密ドライバー⊖小で配線コネクタを外します。

センターコンソールのパネル(板)を内張りはがしで外します。

前方の配線コネクタを外します。

シフトユニットを浮かせるために、ネジ３本をT30ビットとエクステンションバーを付けたラチェットレンチで取り外します。

横側のカバーを外すために、ネジ3本をT10ビットを付けたラチェットレンチで取り外します。

矢印のワイヤーハーネス接着テープを取り外します。
修理後、配線をたるませるためこの場所にはめ込みません。

配線が3.5本断線していました。
半分断線していた線は、電工ペンチの先でカットしました。

収縮チューブ取り付け
配線に圧着接続端子付属の収縮チューブ(ゴム)を取り付けます。その収縮チューブは長すぎて作業しにくいため、1/3くらいカットして使いました。

コードの被膜取り
電工ペンチ sq 0.5 の箇所で被覆を5mm程度取って芯線を出します。出てきた芯線部は、かしめやすいよう軽くねじって束ねます。5mmの計測は、電工ペンチ sq 0.5 の溝の長さくらいです。

端子をかしめる
電工ペンチを使った端子のかしめ方
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07XYS6RXF/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&th=1

要するに電工ペンチ 0.5～1.25 の箇所で芯線だけかしめ、被覆はかしめません。
端子とコードを引っ張り、抜けないか確認します。

ドライヤーの熱で収縮チューブを縮めます。

残りの切れた配線も同様に作業します。
被覆が切れて芯線が見えていた配線は、ビニールテープで補強します。

8本の配線をビニールテープで束ねます。
これで配線の作業は完了です。はめ込んであった場所には戻しません。これで配線がたるみます。
シフト可動部の動きを滑らかにするために、オイルスプレーなどの潤滑剤を噴霧したほうが良いです。

予防整備: 配線のはめ込みを解放してたるませます。

余談: 正規ディーラーでの交換修理ですと配線をはめ込むので、また切れそうです。

途中まで組み立てます。
シフトユニット前方運転席側のネジ穴には、ダミーの穴がありますので間違えないように後方の穴に取り付けしてください。
エンジンをかけ、ブレーキを踏みながらシフトポジションランプ点灯とDSモードランプ点灯を確認します。
一部を除き、元通り組み立てます。
テストランをして終了です。