
またまたオーディオネタで申し訳ありません。
CR型のパッシブ・プリアンプですが、内側に銅箔テープなど貼って完成となりました。 長引く猛暑と、体調不良も重なり、音楽を聴くことが多いのですが、いろいろ聴いているとどうも低域が強すぎる感じがします。
トーンコントロールがあるので下げればいい訳ですが、基本的な音質が低域被りの傾向があり、それが(曲によっては)広い音場や幻想的な再生音に繋がっていると思われます。 しかし何事も行き過ぎは禁物。
ということで、低域回路と高域回路の中間に位置する、5.1kΩの抵抗を5.6kΩに換えることにしました。 ゲタを設置し手持ちの5.6kΩを差し込むようにしました。
この抵抗は、古いオリジナルのキットでは5.6で、Amzn中華基板は5.1に変更された経緯があります。
変更してみますと、低域被りが弱まりすっきりした音調になりました。
よく聴くアルバムでチェックすると、それでもまだ低域が強いですが、トーンを下げて許容範囲です。 6.2k~6.8kあたりも試してみる予定です。
追記です。
6.8kがありましたので試しましたが、バランスがとてもいいです。 高域、中域が前に出るようになりました。 ベストかも。
結局、6.0kΩに落ち着きました。 低域も良く、中高域も神経質でなく落ちついた音調です。 これで漸く暫く楽しめます。
最後に、いままで試したプリアンプ/ボリューム類をまとめてみました。 横軸は周波数、縦はレベルです。 計測は耳です^^;
1.は抵抗によるパッシブ・ボリューム、固定アッテネータ です。
低域が減衰します。 何らかの手段で高域を下げる必要があります。
2.はプリアンプ(アクティブ)です。
AIYIMA T20で、真空管とOPアンプのハイブリッドです。 低域もまま良いですが、若干軽いです。 安いOPアンプ増幅は高域ばかり目立ちます。
3/4.今回のパッシブ・プリアンプです。
3.は5.1k、4.は5.6kのイメージです。 最低域まで持ち上がるので、S3900のウーファー(25cmx2)が躍動します。(D5proの場合) D級アンプは、低域が被り中高域がぼやけて全く合いません。
このようなことで、プリアンプというのはなかなかに奥が深いです。 機材にかなり依存しますので、万能品でなくその機材に合ったものを選ぶなり、作るなりするしかないのかな。
Posted at 2025/08/27 07:01:01 | |
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