不動車復活にむけて(1)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
現状不動のJOG CV50。いわゆるリモコンJOGのリモコン無しモデル。
ヤマハ2st 50ccスクーター最後の世代(SA16J系)で2001年〜2006年式ぐらい?
余ってたリアボックスを載っけた以外は完全にノーマル。いじくる気もほぼないワンマイル用の下駄。
クルマ、大型・中型バイクがあって、自転車も複数あるのでビミョーに出番がないし、始動性が良くないなど調子も悪かったり、寒い時期に乗る気になれなかったりして、自然と放置がちに。
さらに今年の春~夏にはカウルのダクト部分からアシナバガチ数匹が出入りしてるのを発見。
放置のし過ぎで中に巣を作ったんだろうな。けど、下手に動かしてハチに襲われても嫌なのでさらに放置してました。笑
そんなこんなで前回動かしてから約3年ほどが経過。その間、露天の雨ざらし状態でした。
しかし、ホコリまみれなのも可哀そうに思えてきたし、寒くなってハチも居なくなったっぽいので、復活にチャレンジ!
(ちなみにスクーターのカウル外すのは初めて)
もしも致命的な再起不能状態だった場合のあきらめも視野に入れつつ、復活目処が立つまでは極力コストを掛けずに作業する方針で開始。
まずは状態確認していきます。
2
まず手始めに、加水分解してねばねばになったグリップを交換。
触ると手が黒くなるようなイヤな感じなので、余ってたバイク用グリップの中古流用でとりあえず。
バイク用グリップは長さが約125mm。スクーターのグリップは長さが約110mmでちょっと余ってしまうため、どこのご家庭にもあるVP16a管(外径Φ22)を適当に切ってスペーサーに。
オープンエンドのグリップだから穴が空いたまま。ちゃんと治ったら交換しよう。
3
続いて大まかな状態チェック。
・ブレーキ…貼りつき固着なし。制動も効きそう。動くようになったら改めて点検。
・タイヤ…硬化も少な目、エア補充でとりあえずは使えそう。動くようになったら交換。
・タンク内…異臭もサビも無し。ちょっと意外。
・バッテリー電圧測定…0.8V笑 予想はしてたので中華バッテリーを事前に購入済み。交換実施。
・外装…無塗装インナーカウルが紫外線劣化大。割れるまでは行ってないので後でのんびり磨こう。
4
あと、メーターの液晶が劣化して見えない。コレ、修理面倒なやつっぽいな。
5
さらに続いてカウルを剥いてチェック。構造を確認しつつテキトーに剥いていったので2か所ツメが折れたw
・ハチの巣…フロントカウルの裏側に4cmぐらいの小さい巣。中身居なかったのでそのままポイ。この小さな窓を何かで塞いじゃうか?
・内部状態…まっ黄色!何で?笑 たぶん近所の米農家の脱穀機から出る排気(米ぬか)で汚染されたんだろう。エアブロア+ブラシで清掃。
6
・キャブ…緑青や詰まりもなし。意外なぐらいキレイ。
・インシュレーター…ヤマハで多いらしい硬化・割れもなさそう。
・エアフィルター…米ぬかや枯草×オイルの混ざったような粘着質ゴミまみれ。新品注文。後日交換予定。
・キック…圧縮あり。固着や焼き付きも大丈夫そう。
・マフラー…サビが酷いので後日塗装予定。詰まりはなさそうだけど吹け具合を確認して必要なら内部洗浄か。
・セル…バッテリー交換後ちゃんと元気に回る。
ここまでで、現状エンジンはかからない。なんだろなぁ?
暗くなり始めたので、今日の作業はここまでで終了。
イネ科アレルギー持ちなので米ぬか汚れは掃除するのがツラかった。作業後に目は結膜炎気味、鼻がズルズルになりました…。
あと、組み戻す際、ついでに無意味にトルクスビスを使ってる部分を普通の+ビスに交換しました。
2st単気筒は構造がシンプルで触ってて楽しいな。
あとはプラグ周りの点検(プラグ点検と火花が飛んでるか否か)ぐらいか?
他に何を確認するべきやろ?と整備にあかるい友人に相談してみたら、負圧コックも点検してみ?とのこと。なるほど。
負圧コックが壊れた場合の典型症状を検索すると、過去に調子が悪かった内容にそっくり。とりあえずここはメンテしとこう。
7
調べてみたら1000円ちょいでアジアン品が買えるじゃん → 即注文 → 数日後に到着 → 第一印象はぱっと見良さそう? → …おや?極小バリがパッキンゴムのはみ出したところに張り付いてるな? → 念のために2枚におろしてみるか → 「ひぇー」とビックリするぐらい中はバリだらけ。
8
大きめの耳クソみたいなバリが今にもはがれそうな状態で数か所か残ったまま。
ホースニップル内にも小さな突起があり燃料の流れにも影響しそう。これ剥がれてピストンに行ったら高確率で死ぬヤツやん。
あと、鋳込み時の湯回り不良とみられる不自然な溝も数か所。(角が立っているがRを取れば機能に影響はなさそう)
うーん。雑やなぁ。
とはいえ、手入れすれば使えそうなので、リューターとヤスリを出してきてチャチャっと研磨。
9
きれいに掃除して、組み立て直して、シリンジ使って動作チェックヨシ!
用心してこのコックの下流側にはメッシュタイプのフィルターをつけることにしよう。
負圧コック交換などの続きはまた後日。
格安アジアン部品。
パーツの性質にもよるけど、ヤバいかなー嫌だなー怖いなーとか思いつつ、ちゃんと自分の目で検査して、ひと手間をかければ問題解決できちゃう事が多いし、その過程自体もちょっと楽しくて嫌いじゃなかったり。
ホントにどうにもならないゴミクズもたまにありますけどね。(でも最近は少ない気がする)
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 長期放置 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク