フロントドアトリムの外し方
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
気温が高くなってくるとひどくなる内装ビビリ音の原因調査を懲りずにやっております。今回はフロントドアのトリムを剥がします。写真は助手席側ですが、形状は対称なので、運転席側も同じ手順で外せます。
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フロントドアはトリムクリップの他、4本のスクリューで留められているのでまずはそのスクリューを外します。まずはドアノブの奥のパネルを剥がした中にあるスクリューから。ここはT20のTORXスクリューです。
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使うツールはこのホームセンターでよく売っているドライバーセットの、一番細いフラットドライバー。僕がもっているこのセットだと、黄色い持ち手の
ヤツです。
精密ドライバーセットのフラットドライバーとかいろいろ試したけど、結局これが一番すんなりいきます。
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これをパネル上辺の最前部のスキマにグッと押し込みます。押し込んだら、ドライバーのお尻を持ち上げるようにしてパネルを手前に倒すイメージで、引っ掛け剥がします。(周辺を養生してね。僕は無養生だけども。)
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スクリューを緩めると、ドアノブASSYがポロっと外せるので、ドアラッチにつながるワイヤーを抜いてしまいましょう。ここのクソ固い爪を2つ、グッと押しながらずらすと、ドアノブからワイヤーが抜けます。
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続いてはドアハンドル。このパネルを外します。写真のようにツールを挿せそうな穴もありますが…結構強固な金属の爪で留まっているので、写真のように内張剥がしを挿してバキバキっとやったほうが早そうです。
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パネルを剥がすと、上下2箇所、穴の奥の方にT30のTORXスクリューがあります。奥の方にあるので、スクリューは救出できないかも。なので緩めるだけ緩めて、その場に放置して、あとでトリム全体を外したときにポロっと落した方がラクかもしれません。
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最後のスクリューはトリムの最下部に見えています。ここはまたT20のTORXスクリューです。
スクリューが全部外れたら、ドアフレームとトリムのスキマにじわじわと内張剥がしを挿し込み、全周にわたりバキバキとトリムクリップを抜いてトリムを浮かせていきます。
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リアドアのトリムと同様にフロントドアトリムの後部上方にも、このロック機構がありますので、スキマから内張剥がしを挿し込み、ロック部分をグッと押し込みます。ロックが外れればトリムはさらに浮いてきます。
あとは上辺が引っかかっているだけなので、上方にずらすと外れますが、パワーウインドウのスイッチや、アンビエントライトに繋がるハーネスはこの後の工程で抜きますので、勢いよくトリムをドアから引き剥がさないように気をつけて。
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剥がしたトリムとドアのスキマから覗いて、パワーウインドウのスイッチとアンビエントライトに繋がるコネクターをそれぞれ抜きます。爪を押しながら引き抜くタイプです。
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リアドアトリムを剥がすときには、パワーウインドウのスイッチのコネクターは早い段階で抜きましたが、なぜ、フロントドアのトリムでは最後の工程なのか。
それは、スイッチASSYをアームレスト部に埋め込んで固定しているツメが強固な金属でできていて、内張剥がしで浮かすことができないからです。
リアドアトリムの場合、アームレストとスイッチとの隙間に内張剥がしを差し込んでこじれば、スイッチは簡単に浮かせることができるのですが、フロントドアは助手席側も運転席側も、金属のツメで固定されています。
これをオモテから内張剥がしでこじっても、引っかかってなかなか浮かせられない。
だからフロントドアのパワーウインドウのスイッチは外さずに、トリムに固定したまま、最後にコネクターだけ抜くのです。
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参考までに、これは運転席側のパワーウインドウスイッチASSY。
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トリムを外す工程で押し込んだこのロック機構は、トリムを取り付ける前に押し返しておくのをお忘れなく。トリムをはめこんでもロックが効いていない状態になってしまいますのでね。
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ということでトリムが外れました。お疲れさんです。
(ちなみにビビリ音の原因は分からず。)
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