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2022年09月29日

いすゞの第二期乗用車事業撤退から20周年を経過

いすゞの第二期乗用車事業撤退から20周年を経過 本日で現在ではトラック・バスと言った商用車専門メーカー(タイではGⅯの後に筆頭株主となった三菱商事と合弁でピックアップトラックとそれをベースにするSUVの生産を現在でも行い世界各国に供給中)となった当時は米国GⅯ(ゼネラルモーターズ 業務・販売提携は現在も継続中)傘下のいすゞ自動車のかつてはクロスカントリー4WDと言われたSUVを主にする第二期乗用車事業撤退から20周年を経過しました。
いすゞの乗用車の歩み
戦前
1916年にその後の石川播磨重工(現IHI)の前身である東京石川島造船所が自動車製造事業・開発の調査研究を行い1918年に英国「ウーズレー」社とライセンス契約、1922年に「ウーズレーA9型第1号乗用車」国産化。
戦後
1953年に英国・ルーツ自動車の「ヒルマンミンクス(PH10)」のノックダウン生産を実施。
トヨタや日産と並ぶ自動車御三家だった1962年に「ベレル(PS10/20型)」の発売により本格的な国産乗用車生産に進出、モーターゼーションの本格化により小型車「ベレット(PR系)」を皮切りに「フローリアン(PA20/20系)」やジョルジェット・ジウジアーロデザインの「117クーペ(PA9系)」を発売、現在では当たり前になったDОHCをはじめに電子燃料供給装置を実用化して先進的な技術やデザインが評価されたが生産拡大に対して品質管理の均等化や量産体制確立への壁が大きく1971年に米国・GⅯ(ゼネラルモーターズ 業務・販売提携は現在も継続中)と資本・業務提携を締結。
GⅯ資本・業務提携後
1971年の米国・GⅯ(ゼネラルモーターズ 業務・販売提携は現在も継続中)と資本・業務提携により生産ラインのオートメーション化が進み品質管理の均等化と量産体制確立して、1974年にGⅯのグローバルカー「Tカー」による小型大衆車で第二次オイルショック直後に発売のPFD60型ディーゼルが人気となった「ベレットジェミニ(PF系 ジェミニに改称)」の発売を皮切りに1978年の輸入車関税に廃止に合わせてシボレーブランドを主にするGⅯ製輸入車の正規輸入による外車販売への本格進出したが「117クーペ(PA9系)」と「フローリアン(PAD系)」も改良による生産が続いたが陳腐化も課題となっていた。
1980年に「ファーゴワゴン(WFR系)」の発売によりキャブオーバー1BOXへの進出を皮切りに1981年にPA9系117クーペの後継で1979年に発表されたジョルジェット・ジウジアーロ氏が手掛ける「アッソ・デ・フィオーリ」が原型となった「ピアッツァ(JR120/130型)」とクロスカントリーRVの先駆けで1990年代のRVブーム以降いすゞの主力となった「ロデオビッグホーン(UBS1/5系 乗用登録モデル発売と同時にビッグホーンに変更)」を発売、1983年にはFF横置きを採用するGⅯのグローバルカー「Jカー」のいすゞ版で「フローリアン(PAD系)」の実質的後継車と言っていい「フローリアンアスカ(JJ系 その後アスカに変更)」を発売、1985年に「街の遊撃手」のCMキャッチコピーでいすゞ乗用車最大のヒットとなった「FFジェミニ(JT0系 JT150型イルムシャーターボ発売と同時にジェミニに改称)」の発売をはじめに現在ではステランティスの一員で当時はGⅯ(ゼネラルモーターズ)グループだったオペルAGのチューニングを手掛ける西ドイツ・イルムシャー社の監修を受けた「イルムシャー」をピアッツァターボ(JR120)を皮切りに展開開始、1988年に当時はGⅯ(ゼネラルモーターズ)グループの英国ロータスAB社の監修を受けたスポーツラグジュアリーグレードの「ハンドリングバイロータス」をジェミニ1.6DОHCを皮切りに展開開始をはじめに現在ではステランティスの一員で当時はGⅯ(ゼネラルモーターズ)グループだったオペルAGのオペル車の正規輸入を開始、1989年には新税制に合わせて「事件な乗り物」と言うCMとハードカバー2シーター(UCS17DW)がもっも低価格な3ナンバーとして話題になった「ミュー(UCS17系)」を発売、RVを含めていすゞの乗用車が元気な時代でした。
1990年に主力車種の「ジェミニ(JT151/191/641系)」にフルモデルチェンジを行いGⅯ(ゼネラルモーターズ)の日系コンパクトブランド「GEO」では「ストーム」として販売されるヤナセ向けの派生車種で翌年発売の3ドアハッチバッククーペ・ハッチバック(3ドアハッチバックは同年11月追加)が先行発売される「PAネロ(JT151/191系)」を発売したがGⅯ(ゼネラルモーターズ)の意向により大型化と同時に大味な作りが日本国内のユーザーから不評を買い1993年の横置きエンジン乗用車生産の生産撤退の地盤を作り、同年には富士重工業(現SUBARU)と合弁による北米生産拠点「SIA(スバル・イスズ・オートモーティブ 現スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ)」の合弁への参加をはじめにいすゞからのOEⅯにより同一通称名のクロスカントリーRV「ビッグホーン(UBS1/5末尾S系)」の販売を行っている富士重工業(現SUBARU)からスバル・レガシィ(BC系セダン)のOEⅯによりアスカの2代目モデル「アスカCX(BCC系)」として発売、1991年には「ピアッツァ」を10年ぶりにJT151/191系PAネロベースの2代目JT221F型へフルモデルチェンジ、いすゞ自動車の自社生産横置きエンジン乗用車としては最後の新発売でそれ以降はRVブームによりいすゞ製乗用車の主力車種に成長して自社生産乗用車完全撤退まで主力だった「ビッグホーン」を3ナンバー乗用専用のUBS25/69系(末尾S系のスバル版は1992年から1993年までOEⅯ生産 1994年から1999年までホンダへは末尾H系ホライゾンとしてOEⅯ)へ10年ぶりにフルモデルチェンジ、1992年には横置きエンジン乗用車の自社生産から撤退発表と現在ではステランティスの一員で当時はGⅯ(ゼネラルモーターズ)グループだったオペルAGのオペル車の正規輸入撤退によりヤナセへ移管(1993年モデルから)、1993年には横置きエンジン乗用車の自社生産終了と同時に富士重工業(現SUBARU)との相互OEⅯを終了により相互OEⅯ先を本田技研工業への移行をはじめにRVブームによる市場拡大に合わせて「ビッグホーン(UBS25/69系)」をはじめに「ミュー」の改良を行い特にミューについては4JG2型3.1直4OHVターボを搭載するUCS69DW型へ移行してRV・キャンピングカー専門店の「RVスクエア店(その後のいすゞスクエアジャパンによるいすゞスクエア店 日本ゼネラルモータースのGⅯオートワールド店が一部を引き継ぐ)」を開設しましたがバブル崩壊の経営危機により慢性的な赤字が拡大する一方でした。

1995年には日産自動車と相互OEⅯ提携「ファーゴワゴン」をE24系キャラバンベースのJE24系へフルモデルチェンジと「ミュー」の5ドア版の「ミューウィザード(UCS69GW)」の発売、1997年には1993年の東京モーターショーにJT191S型ジェミニ4WDをベースにしたクロスオーバーSUV「ヴィークロス」として参考出品され、そのヴィークロスのデザインモチーフを利用して、UBS69/25DW系ビッグホーンショートをベースのSUV(クロスカントリーRV)スペシャリティーカー「ビークロス(UGS25DW)」を発売、1998年には主力SUV「ビッグホーン」を国産ディーゼル乗用車初の現在のクリーンディーゼルの基礎になった部分も多い直噴コモンレールと酸化触媒を採用と同時に平成10年排出ガス規制(KH-)に適合した4JX1型3.0直4DОHC16V直噴コモンレールディーゼルインタークーラーターボエンジンを搭載するUBS73GW/DW型と6VE1型3.5V6DОHC24Vガソリンエンジンを搭載するUBS26GW/DW型ビッグマイナーチェンジをはじめに「ミューウィザード・ミュー」を北米SIA(スバル・イスズ・オートモーティブ 現スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ)により生産されるUES26/73系へフルモデルチェンジを行ったがRVの主流がミニバンに移行してディーゼルバッシングが進んだことにより予想ほどではなく、その後も改良は行われたが2001年から2002年にはバブル崩壊後長年続いた経営危機から再建するプログラムである「いすゞVプラン」の制定とガソリンを含めた平成5年に施行された商用車のみを規制対象とした「自動車NOx法」とは異なり国土交通省と環境省が指定した地域内でディーゼル乗用車のを登録・所有を規制する10月からの「自動車NOx・PM法」の施行により日本国内向けSUV型乗用車生産から完全撤退、いすゞスクエア店の業務と一部余剰人員でも日曜を希望したセールススタッフ(営業)とメカニック(整備士 検査員)の一部はGⅯ系小型車「サターン」を取り扱う「サターン店」同様に日本ゼネラルモータース(現GⅯグループジャパン)が展開するGⅯオートワールド店(現GⅯシボレー店)が引き継ぎ、その後は日産自動車のキャブオーバ1BOX「キャラバン(E25系)」のOEⅯ「コモ(JE25系)」の3ナンバー乗用車登録車(JQGE25/JQE25/JSGE25/JSE25)がSUVを含めた一般個人向け乗用車自社生産撤退後も法人・官公庁または個人事業主向けに販売されたが2010年にOEⅯを含めた日本国内向け乗用車から完全撤退、さらには三菱商事と合弁のタイでは現在でも「MU-7」と言う名称でピックアップトラック「D-MAX」ベースにするいすゞブランドのSUVが生産されていて世界に供給されているようです。
国産乗用車からすれば脆弱な販売・サービス網で乗用車を取り扱うモーター店(現在では 一部地方では全車と入り扱いのいすゞ店も存在)でも「エルフ」や「ジャーニー」と言った商用車が乗用車以上に販売されることから乗用商用兼務のセールススタッフが多く、ショールームの店構えも現在では足り前である来店販売向けではないことからと言うことも一部を除く車種の苦戦が撤退まで続いたと言えます。
事実上国策で行われたと言っていい、いすゞの乗用車事業の撤退については惜しむ人も多かった言えますが長年続いた事業自体の赤字をはじめにJT151/191/641系ジェミニファミリーの失敗や「自動車NOx・PM法」と平成15年に4都県で施行された「首都圏乗り入れ規制条例」によるディーゼル商用車乗換特需によりV字回復を果たせましたがバブル崩壊後長年続いた経営危機から再建するために行われたプログラムである「いすゞVプラン」の目標達成と「自動車NOx・PM法」の施行や排ガス規制の強化に代表される環境・安全関連の度重なる法改正を考えればやむおええない話で「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる新型コロナウイルスだけではなく2020年度後半以降から感染・発症が大きく広まった「SARS-CoV2」の一種でイギリス由来の「N-501Y変異株」やインド由来の「B.1.617」とΔ株やλ株さらには「ミュー株」や昨年度下半期から蔓延した「オミクロン株」やさらには夏からの「BA4/5」により発生した「コロナショック不況」による期間従業員不足をはじめに慢性的な半導体不足により官公庁優先納車が行われている他のメーカーに比べて官公庁割合が高くても個人客の多い乗用車事業撤退は当時からすれば先見の目のある話でかつては日産自動車グループの日産ディーゼル工業だったが現在ではいすゞグループとなったUDトラックスを含めて「CAFE」による燃費基準の強化と将来的な「CASE」と言う「ADAS」を含めた運転支援装置を含めた自動運転化と電動化に対応するトラックやバスの開発を進めることに人員を置くこととあくまでも個人的な推測ですが排ガス・燃費捏造事件によりエンジンの型式指定が取り消され大型車の生産が不可能のトヨタ自動車子会社の商用車メーカーで日野・いすゞバス事業統括子会社「Jバス」の関係からいすゞ自動車とも関係の深い「日野自動車」への大型車用の直6ディーゼルエンジンの供給を行われると思われることもを考えれば20年前の決断は当然という話が多いようです。
今回の画像についてはSUVを含めたいすゞの乗用車を特集します。
1枚目の画像についてはいすゞのRVの主力車種「ビッグホーン」の全車3ナンバー乗用化を行った第二世代目モデルで1993年9月中期Ⅰ型へのマイナーチェンジを行い平成6年排出ガス規制に適合する4JG2型3.1直4OHVインタークーラーターボ付きディーゼルエンジンを搭載するいすゞビッグホーンロング3.1ディーゼルターボハンドリングバイロータス中期Ⅰ型(UBS69GW)です。
2枚目の画像については1993年の東京モーターショーにJT191S型ジェミニ4WDをベースにしたクロスオーバーSUV「ヴィークロス」として参考出品され、そのヴィークロスのデザインモチーフを利用して、UBS69/25DW系ビッグホーンショートをベースのSUV(クロスカントリーRV)スペシャリティーカーとして1997年3月(発売は4月)に発表されたが1999年に日本国内仕様の販売が終了したいすゞビークロス(UGS25DW)です。
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Posted at 2022/09/30 00:01:22

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