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TTさんとマグたんの"マグたん" [ホンダ V-TWIN マグナ]

整備手帳

作業日:2023年11月4日

ゼルビスのCDIの導入

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
写真はマグナとゼルビスのパワーグラフの比較です。
マグナ乗りの中では割とメジャーなお手軽パワーアップのメニューの中に、ゼルビスのCDIに交換するというものがあります。
というのも、このマグナに積まれているMC15EというエンジンはゼルビスやVTシリーズやVTR等に積まれている90度Vツインエンジンです。
なんとなくVツインエンジンというとアメリカンなイメージがありますが、90度Vツインはドゥカティ(Lツインとも)なんかでも使われているようなスポーツエンジンだったりもします。

なぜなら通常のアメリカンのVツインは狭角のVツインで独特の鼓動感を高めてあるエンジンですが、90度Vツインは1次振動や2次振動を打ち消す理想的なVツインです。

そんなアメリカンじゃない方のVツインを積んでいるマグナですが、このMC15EエンジンはVT250FGに搭載されている頃は最大で43馬力を叩き出す脅威的なVツインでした。
しかし、マグナは27馬力です。
もちろん40馬力を叩き出すMC15Eは高回転型にしてあるからで、27馬力仕様のMC15Eは低中回転に重きを置いた仕様になっています。
ではどうやってアメリカンな乗り味風に仕立て上げたかは、具体的にはインレットポート径の最小ポート部を約40%まで絞り、低・中回転域での吸気効率を向上させるとともに、クランク系の慣性モーメントをクランクシャフトで約18%、ジェネレータで約19%のアップを図るなど、低回転域での粘り強さを実現するとともに、高回転域でのリニアなトルク特性の両立を図りました。その他でも調整をしているのもありますが、このCDIで点火タイミングを遅角させてたりもしているのです。

ですから、ゼルビスのCDIにすると、点火時期がまず進角するんですね。さらに回転数の上限が変化します。
マグナは10000rpmで最大馬力の27PSを捻り出し、7000rpmで最大トルク2.3kgf・mが出ると言われています。
ゼルビスは11500rpmで最大馬力の36psを捻り出し8500rpmで最大トルク2.6kgf・mが出るようです。
つまり、馬力もさることながらトルクもあがっていますので実質パワーアップになるということです。

しかし、ここまで読んでいる方はお気づきとは思いますが。そもそも、同じMC15Eでも中身やセッティングやそのたもろもろが違うわけですから、単純にゼルビスと同じエンジンパワーになるわけではないし、11500rpmまで回るからと欲張って回すと多分バルブサージングやその他でエンジンの寿命を縮める可能性があります。ですから、最高回転数は10000rpmより回さないようにした方がいいでしょう。
そもそもゼルビスは10000rpmあたりで既に33馬力くらいに到達していますので、マグナより6PSもパワーがあがっているのです。
でもらパワー云々より吹け上がりが上がるってのはいいことですよね、チンタラ回転が上がらないわけですから。
この間YouTubeでマグナにゼルビスのCDIを入れている人のエンジン音を聞きましたが、全くマグナでもなくアメリカンでもない音がしてました笑
でもとても軽い吹け上がりでしたね。
と言うことで私も取り付けてみることにしました。
2
と前置きが長くなったのでサクッと交換しましょうか。
といってもすでに交換したの図ですが•••
シートの下にあるので交換です。
ちょっと固定しているステーから取り外すのが大変でしたが•••
その他カプラーなんかは固着していませんでした。
先にカプラーを外してゴムバンドから本体を抜いてからゴムバンドを固定ステーから抜きましたがまぁ硬いこと。
特にタンク側は抜くのに手を怪我しました。
3
左がゼルビス、右側今までついていたマグナです。
見た目は一緒ですね。
4
ゼルビスは801M5403?ですかね
5
マグナは読めないですがKORA90ADの◯A14とだけ見れますね。
このほかは特にみたくれに違いがないので•••早急にわかるように養生テープを貼りました。
6
後々知りましたが•••
どうやらゼルビスのCDIに交換できるのは前期型のマグナだけのとのことですので注意が必要です、もしかしたら後期型はVTRとかのが着くのかも?わかりませんが•••
マグナは4型まであるみたいですが、1999年に発売した2型から環境性能の云々と言うのが入ってきた関係でもしかしたら違うのかも?わかりません。

しかし•••
初っ端エンジンをかけたアイドルから何やら違う感じです。
吹けが違う
アクセルを開いてマグナだとッドドドって感じでしたが、
ゼルビスはドドドーンて感じです。というか、ブオーンって吹けてました。エンジンの回転がすぐ下がらない。
割と今までアクセルを離すとすぐ回転が下がってたのですが、ブォーンって余韻がありますね。
と言うか多分回転の上がりが速くてその勢いがついている分アクセルオフした時に勢い余ってる感じと言いますか。
これはなかなか良い感じですね。

追記
プチツーリングに行きました。
その前にマフラーの排圧をちょっと変えてみたところ激変しました!
最初にゼルビスのCDIを入れた時マフラーも弄っていて、最初のセッティングでは排圧が抜けすぎていたみたいです。
普通にマグナの低回転域のパワーもありながら滑らかに回ってく感じでパワーのピークが長い感じがします。
やたらと調子が良く感じます。
そもそも、ゼルビスのCDI以前の前に今までのが排圧が抜けすぎてたのかもしれません。
と言う事で•••
マフラーの排圧を適正に出来たから?なのか、ゼルビスのCDIのおかげかは分かりませんが、パワーもレスポンスも良いです。
音も今までババババっといった感じでしたが、もう少し湿った後が出てるようです。

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「@kanななこ さん
今までで一番の大きな手術になるのではないかと…車検で浮かれた私を戒めようとしているのだなと痛感しましたね笑
車検だけが関門ではないぞと、これからますます故障が増えるぞと…
ガタが加速しないことを祈ります。
しかし同時にどう直してやるか楽しみですね笑」
何シテル?   07/02 14:47
古い初代TT初期型と、これまた古い初期型V-TWIN MAGNAの二刀流です。 メジャーな弄りやマニアックな弄り話なんかを備忘録としてあげていきたいと思います...
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