クランクケース減圧調整編、Vブーストキャンセル
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
クランクケース減圧を試みた所クランクケースからワンウェイを挟んでその後キャブの負圧とインマニをそのまま繋いでしまったので前バンクが吸引してるとき後ろバンクのインマニから吸引してしまっていた為、Vブーストみたいな事になってしまっていました。
そこでインマニそれぞれにもワンウェイを取り付けることで独立して片バンクから吸わずに済み、負圧のみを取れるようになりました。
これにより、今まで負圧計の針がびよんびよんと振れていたのがピタッと止まりました。
2
しかし、今度は負圧が低すぎてしまい(値が)-300mmhgくらいになり、アイドルしてるときにオイルのエンジンチェックランプが笑
走り出すとすぐチェックランプは消えるのですが、原因は減圧のしすぎです。
オイルポンプが正常にオイルを吸えなくなっているようです。
-300mmhgは-39kPaです。
結構な負圧がかかってるんですよね。
TTでさえ-10kPaです。
そこで金魚鉢バルブのバルブを絞り減圧値を調整することにしました。
3
こんな感じでキャブの負圧取りとインマニは直結、そこから金魚鉢コックを介してブリーザーとそこに負圧メーターをかましてあります。この負圧メーターでクランクケースの負圧値をモニターする事ができます。
4
続いて減圧しすぎたので、車のような方式を思いつきました。
まず、純正のブリーザーから→ワンウェイバルブを挟んでインマニに繋ぎますが、クランクケース側は今度エアクリーナーボックスから→クランクケースに向かうようにワンウェイバルブを設けて接続しました。
つまり、これは車で言うところのクローズド方式のブローバイ還元システムにしてみたのです。
まず、インマニは通常の吸気のほかにエアクリ→クランクケース→エンジンヘッド→インマニとクランクケース内を掃気した空気も一緒に吸うことになります、このエアクリからクランクケースまでの経路に通気量を調整するバルブを設けてやればクランクケースを減圧しすぎず調整できるし何よりクリーンエアをクランクケースからエンジンヘッドまで流すことでブローバイガスをしっかりと掃気してやることでエンジンオイルの劣化もしにくくできるかなと思いましたが•••
思いましたが•••です。
ダメでした笑
キャブ車と言うのは結構シビアな燃調設定のようでして•••二次エアを吸っているような判定というか二次エアを吸っちゃってるんだけど燃料に対してエアが多すぎるみたいでエンジンストールです。
私的にはそこそこにブローバイガスが出ていればクリーンエアと混ざって良い感じになるのでは?と思っていましたが、思いの外ブローバイガスがこのバイクは出ていないみたいです。
普通にエアーの量がブローバイガスのより多いからエンジンに吸われた際に単純に酸素量が多くなり燃料との配合がうまくいかなくてストールするわけです。
またブローバイガスの排出量が少ないからこそブローバイガスの排出量よりインマニ負圧の方が優ってしまいクランクケースを減圧しすぎてしまう。
なので、減圧しすぎないようにするには•••
シンプルにクランクケースの出口からインマニまでの間に絞りを作って減圧率を下げるほかありません。
ブローバイガスの排出量とインマニ負圧での引き抜き量のバランスを取るしかないのです。
しかしながらバランスを取りあまりにも絞ってしまうと咄嗟の排出時に正圧になってしまう可能性があるので、そこは加圧がかかった時には排出できるように途中にワンウェイバルブを設けて開放できるようにします。
それがブリーザーからブリーザータンクに繋がる途中にある上向のバルブです、これはAELLA製の減圧バルブです。
試しにインマニからブリーザーまでのコックを閉めるとここからカタカタカタカタとバルブがクランクケースの圧力パルスに同調して排出をしてくれています。
因みに、どこにもつながっていないコックはエンジンを止めた後のクランクケースの減圧を大気圧に戻すコックです。エンジンを止めた後もクランクケース内は減圧されたままになるのでいずれ隙間等から大気圧になりますがそのまま減圧したままだと負担がかかりそうなので。
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