リアサスペンション軸のベアリング化
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
リアサスペンションの軸受け部は、プラ軸をアルミプレートで固定しているだけの構造。
接触部にグリスを塗布して摩擦抵抗を押さえていますが、繰り返しの使用で磨耗してガタが出て動きが悪くなります。
そこで、ネットにアップされている改造方法を参考にして、ベアリング設置して、軸の動きの改良を行います。
用意する物は、1450フランジベアリングx2個、850フランジベアリングx2個(モノタロウ)、3mmアルミプレート、5mmアルミ丸棒(あとでステンレスパイプに変更)です。
2
ギアボックス内に軸の貫通部があり、内径11.5mm程の穴があいています。
その部分に入れるカラーをプラベアで代用します。
3
プラベアを5個並べると20mmになり、全長がピッタリになります。
外側のアルミ板と干渉する部分を削っておきます。
4
こんな感じにセットします。
プラベアの外径が11mmなので、穴ガタが0,5mm位になるので、ちょうどフローティング状態になり、加工のガタの調整代になります。
5
リアサスペンションのスイングアームを改造して、ベアリングを埋め込みます。
ギアボックス側のボス部分をカット、ベアリングのフランジの厚さ分を削り、8mmのドリルで穴あけ、850フランジベアリングをセットします。
次に、反対側のボス部分をカットして、コチラもフランジの厚さ分をさらに削り、穴の内径をリューター等で削り、1450フランジベアリングをセットします。
6
ギアボックスをフレームにセットして、追加工したスイングアームを、5mm丸棒を通して取り付けます。
当初はネットにあった5mmのアルミの丸棒でしたが、寸法交差が若干キツいのと、ベアリングに比べて素材柔らかいので、ベアリングの抜き差し時に引っ掛かり、変形して抜き難くなります。
改善策として、5mmのステンレスパイプに変更してみましたが、コチラの方が寸法交差がマイナスしていて、ベアリングとのガタが適度で抜き差しが楽になります。
7
フレーム外側のアルミの軸受け部分のパーツを、3mmアルミプレートにて新造します。
既設のパーツで型どりして、削って穴をあけます。
既設の大穴の部分の中心の位置に、5.1mmのドリルで穴をあけます。
ビスの取り付け穴は3.2mmを2ヶ所あけます。
8
新造したアルミプレートを軸に通してビス止めします。
軸の固定は、在庫の15mmアルミ丸棒を5mm位でカットして、M3のタップ加工をして、セットスクリューボルトで絞め込んで固定します。(両側)
以上で、作業完了です。
リアサスペンションの動きが、とても滑らかになりました。
今回の改造で、一番の重要ポイントはベアリングのセット時の寸法です。
既存の取り付け寸法からズレると、リアのユニバーサルジョイントの動きが悪くなりますので、極端な削り過ぎは厳禁です。
多少の寸法のプラスは、外側のアルミプレートにM3のワッシャを入れて調整出来ます。
スイングアームの動きが滑らかになるように、調整を行って下さい。
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