2012年08月13日
原発論② 反対派への反論
こんにちわ。
ペルツォフカです。
前回のブログからちょっと日が経ちまして…
意見を述べるパワーが、若干弱い気がする、今です(汗
さて、私の原発論②は、
「反対派への反論」です。
反対意見を述べると、「電力会社の回しものか!」なんて仰る方も
いるかもしれませんが、全く異なる業界の人間ですのでご安心(?)下さい。
さて、この夏は仕事が上がって帰宅すると、よくテレビで目にしていたのが
「首相官邸前での原発再稼動反対デモ」でありました。
今世界で流行り(?)の、フェイスブックやツイッターなど、SNSを使ってデモに
駆けつけた方もいらっしゃるようです。
私はこれらのニュースを観て、まず最初に感じたのが、
「ウザイなー」でした。
反対派の方がこのブログを見ていたら、
「なんだテメー、ふざけん・・・!!」
と激怒するでしょうが、まぁ落ち着いて聞いてください。
なんで「ウザイ」って感じたのか、というと、
「電力もっと使うから原発作れって言ってみたり、いざ事故ったら『あぶねーから止めれ』って言ってみたり、こいつらなんなんだ」
…と思いました。
中には、電力会社「万全の体制で運用しているから、原発は安心だし、なんたって
二酸化炭素の排出量が極めて少ないから、環境にクリーンな発電方法なのです」
という姿勢を、完全に信じていました、という方もいらっしゃるかもしれません。
つまり、「騙していたのは電力会社」
と言って、矛先を変えるわけですね。
新潟には、柏崎・刈羽 原子力発電所があるのですが、この発電所の建設時においても、
やはり「危険性」という意味で、住民による反対運動はあったようですし、震災が起こる前から、
反対派の運動や看板、ビラなどは街中でよく目にしました。
電力会社側が、「万全の体制だから大丈夫です!」
という姿勢に対して、100%信じきっていた人など、誰一人いなかったと思います。
そういう思いがあるから、新たに原子力発電所が建設(増設)される時や、「オール電化住宅」の
広告を見る時によく思ったのが、
なんで電力を「もっと使うこと」にしか着目しないのだろう。
と思ったものです。
(確か、高校生の時だったかなぁ…)
テレビで以前、反対派が多数を占める討論会だったかで、とある女性が、
「経済音痴とか、感情的って言われるかもしれませんが、怖いもんは怖いんです!」
と発言していたのを見たことがあるのですが、
なんでもっと早くに気づかないのかなー。
と思いました。
さて、先ほど「経済」という言葉が出たので、経済的側面から切り込んでみようかと思います。
この夏、結局関西圏は、電力が足りるのでしょうか?
ニュースも消費増税の話題ばかりで、夏場の消費電力に関するニュースが全く見られないのですが。
それとも今は集計中なのでしょうか?
とりあえず、経済界は、原子力発電所の運転停止に当初は消極的でした。
それは、工場などへの電力供給が減り、いわゆる「計画停電」による生産性低下を
懸念してのものでした。
反対派にとっては、「いや、電力は足りる!」という反論もあるでしょうが、ここでは
敢えて、「足りない」ということを前提として話を進めて行きたいと思います。
(結局、足りる・足りない派もそれぞれデータを持ち込んでいるので、結果がどうなるかは
フタを開けてみないと分からないでしょうし)
電力が不足に陥る場合は、いわゆる「計画停電」を実施し、工場等の生産方法を
変えなくてはならないと思います。
工場勤めではない方は、痛くも痒くもないかもしれませんが、
当事者の場合、もちろん給与カット、という状況も考えられます。
世帯収入が落ちても、反対を貫き通すことが出来るのか。
工場勤めでない人にも、短期的には影響が無くても、経済は様々な産業で繋がっており、
全く影響が無い、とは言えないでしょう。
それとも、「自分には影響がないから、そんなん知らない」と言い張るのでしょうか?
それこそ自分の利益しか考えない、利己主義ではないでしょうか。
経済的側面については、もう一つ、「原発立地市町村の経済依存」についても述べたいが、
これは次のブログに回します。
反対派への反論はこれくらいにして、意見をまとめたいと思います。
・反対派は、感情的にならずに反対意見を冷静に、理論的に述べよう。
・賛成派の意見にも、耳を傾けよう。
・原子力発電所が止まった時に表れる影響、とりわけ「デメリット」に対する対策を
しっかりと考えておこう。
…なんか「上から目線」的な口調になってしまって申し訳ないのですが(汗
まぁもう少し、冷静になりましょうよ…と言いたいのが私の意見です。
感情的になって私が意見を言うとすれば、冒頭の「お前ら『今更』なんだよっ!!」
というのが正直なところですが。
さて、最後に、原子力発電所のある街に住んでいる、反対派の中でも強行派に分類される
友人のエピソードを紹介します。
この友人は、反対派の中でも強行派であり、柏崎市市議会選挙の際には、原発反対派に
属する立候補者を応援する形で選挙活動に参加していたほどであります。
そんな友人と酒を交わす機会があり、反対派への反対意見をぶつけてみたのだが、
次第に感情的になってしまう場面もあったので、意見を聞きだすのに苦労しました。
そんな友人の一言で、心に残った言葉を紹介したいと思います。
それは、私がテレビの原発反対デモを見て、「今更だなーって思うんだよね」という
意見を述べた後に、発した言葉でした。
「確かに、今更だよ。今更なんだけど、今まで柏崎でも刈羽でも、反対運動はあったけど、
それらを紹介する報道は殆ど無かった。だから、今反対している人中でも、原発の怖さが
よくわかんなかったと思う。 自分は、遅くなってからだけど、原発の怖さが分かってくれた
だけ、嬉しいと思う。」
いかがだったでしょうか。
次のブログでは、「賛成派への擁護、補足」について述べたいと思います。
それでは。
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Posted at
2012/08/13 16:30:59
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