TM SQUARE フロントキャリパーキット  

FSW RCでのスポーツ走行で純正キャリパーに大径マスターシリンダーの組合せでフィーリングはかなり改善されましたが、連続アタックすることでペダルが奥まで入ってしまう状況は改善されませんでした。
走らせ方にもよりますが、私の場合は純正キャリパーだけでは2周の全開アタックでペダルタッチが悪化、大径マスターシリンダーを追加すると5周から悪化しますが、かなりペダルタッチに余裕が生まれることは確認できてます。
キャリパーが開いてきたことと、更なるフィーリングアップと連続走行が叶うようにキャリパーキットを導入しました。他社製品も幾つか販売されてますが、専用設計で交換用のローターが安価であることやパッドのバリエーションが豊富なことが決め手となりました。

キャリパー交換後は街乗りでのブレーキのタッチからまるで違います。マスターバック効果が和らぐ（硬質ゴムを踏むようなとても硬い感覚）ような印象で、そのダイレクトな剛性感は街乗りでも体験できます。
付属品のパッドではなくZONEの53Cを組合せていることから印象が一層強いのかもしれませんが、スポーツ走行でのペダルタッチの悪化は全くありません。
エア噛み特有なフカフカとしたタッチとペダルが奥まで入ることがなくなったことから安定して周回できることができます。そして何よりもペダルの踏力に応じたバイト感の変化が足の裏にしっかりと伝わってくることから、明らかにコントロール性が向上しています。
純正キャリパーでの走らせ方に慣れてしまっていることから、走り込んでから再レビューしてみたいとおもいます。

なお、キャリパー交換はDIYですが、そのクオリティーの良さは元より、軽量であること、キットの装着のし易さやパッド交換のし易さなども、スポーツ走行をする方にはメリットが多いのもポイントになるかとおもいます。
唯一のネガティブポイントは価格ですが交換用のローターが他社製品よりも安価ですので、スポーツ走行を重視される方はランニングで上回ることができそうです。