
タイトル写真は津軽岩木スカイラインの5月1日開通報道(青森放送)、丁度自分のアウトランダーが真ん中に映っていたのでスクショ保存。
五月に入り弘前城の桜も散り始めてきていましたが岩木山には残雪が残り遠くから見ても大分雪が残っていると分かります、今年は雪が多く除雪が遅れたとの事ですが開通初日に岩木山スカイラインを通りました。

(ベンセ湿原より望む岩木山)

今年より通行料が値上がりして何と2000円、スバルラインに匹敵する値段ですが観光道路でこの地形だと維持費がかかり仕方ないのでしょう、JAF割引等も一切終了したとのことです。
面白かったのは料金表でナンバーごとに料金が区切られている、今どき3ナンバーや5ナンバーで分ける必要があるのかと思いますが昔の名残かな。

終点の8合目ターミナルでは式典関係者やテレビ局等の人達が騒いでたりドローン飛ばしていたりと朝から混雑していました、天候は雲一つない快晴で25年度の開通日に相応しい天気です。

しかし残念ながら9合目まで登れるリフトはまだ動いておらず、5月3日から運航開始との事でお手軽ハイキングとはいきませんでした。

折角ここまで来たので徒歩で9合目まで登ります。

9合目のリフト降り場に到着です。
リフトを試運転させたり打音チェックしたりと忙しそうに整備していました。

そのまま9合目から山頂に直行、GWとは言え中日の平日、それなりに人は来ていました。
山頂1625m(なお測量方法の変更で今年から1m減って1624mになるとの事)に到着、日が照っているので寒くないです。

山頂より9合目リフト乗場と白神山地、霞んでいますが雲一つないのでよく見えます。程ほどにして下山。

8合目に降りてみると朝の混雑は落ち着いておりましたので看板の前で記念の写真です。アウトランダーでここまで登るのは大変でした。
さて、この津軽岩木山スカイラインですが走った事がある人なら知っていると思いますがヘアピンカーブの連続と言うか終始ヘアピンカーブしかないと言うかなり変わった道です。
登り一辺倒で距離は9.8km、平均勾配約8%、標高差約800mと言うまさにシリーズHVが苦手とする要素を詰め込んだような道路です。

特にアウトランダーのような重いバッテリーを積んだシリーズHVの劣化版みたいな車ではもう登る前から無理だろうなと諦めモードです。
アクセルを踏み込む直線部分が無く充電出来ず、尚且つ速度も出ないから定速ギアを持たないアウトではエンジン走行も不可能、減速してカーブを抜けて傾斜のある直線部分で加速する際にエンジンの出力以上にバッテリーから出力される、という状況がヘアピンカーブの数だけ、すなわち69回延々と繰り返すことになります。
遠方から来たのでバッテリーは底の状態です。
岩木山スカイラインのゲートをくぐりチャージモードに切り替えてアウトランダーで山登り開始。
しかし即効でアウトッ!
果せるかなアウトランダーはヘアピンカーブを3割ほど登ったぐらいでバッテリーが底をついていつものノロノロ走行に陥ってしまいました。

チャージモード+パワーモードですが発電が追い付かずアクセル踏んでももっさり加速です、やかましい発電機の音を聞きながら。何気にバッテリー温度も上がってます。
半分すら登り切れずパワーダウンとは相変わらずアウトランダーはヘッポコな車ですが、どうしようもないです、エンジンの馬力が無いのだから。
結局先行している遅い車に追いついてそれに引っ張られる感じで登り切りました。
ヘアピンカーブの連続なのでターマックにしてガンガン登るぜ、なんてことはとてもできません。

8合目から見下ろした雪の中にあるヘアピンカーブの回廊、下りと言えばEVなら回生ブレーキでガッツリ発電したいところですが、バッテリ-容量の少ないアウトだと回生能力が低いのであまり回収できません、そしてカーブの連続なので直線と比べるとどうしても回収効率が落ちてしまいます。
まあ、上りも下りも大変な車です。
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2025/05/15 18:18:42