タイヤを手組みしましょう。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
('A`)「おはようございます。本日はタイヤの組付けを行います。」
「機械での組み付けが当たり前の昨今では出来たとしても大道芸レベルの技術ですが、車好きのたしなみ程度に覚えておくのも面白いかもしれません。ね。」
z(゚、゚zt『事前に用意するべき道具は以下の通りでーす。』
・丸棒形状で先端のみヘラ状のタイヤレバー×2本
(裏返しで突っ込み目的位置で180°回転させるなどプレート型より器用に使えるので、無いと辛い。)
・シリコンスプレー
(ホイール・タイヤ・レバーにゴムの摩擦を感じるだけで作業難度が跳ね上がるので、無いと辛い。)
・段ボール
(ホイールの傷や砂利の混入を気にしなければならないので、無いと辛い。)
z(゚、゚zt『上記3つの無いと辛いレベルの他、レンチ、空気入れ等自動車整備にてお馴染みの面子は割愛しまーす。』
('A`)「なお、タイヤに触れたり、膝をついたり、シリコンスプレーでヌルヌルになったりするので汚れてもよい格好で作業に挑みましょう。」
z(゚、゚zt『レッツヌルヌル!』
('A`)「やめて。」
2
('A`)「それでは始めに表リムにシリコン塗布したホイールを正面に立て、裏面ビードにシリコンを塗布したタイヤを…」
('A`)「レバーなんて要らねえんだよ!」
('A`)「膝で押さえ裏面ビードをホイール横腹のクビレ(ドロップと呼びます。)に!」
('A`)「更に手で左右から押さえつけてねじ込む!ビードがクビレから抜けるのでその間膝は離さず!」
('A`)「少しずつ膝の位置を上げてきて、最後はタイヤの上に四つん這いで乗るように押し込む!」
z(゚、゚zt『力業! 野蛮!』
('A`)「シリコン潤滑と、ビードとリムの位置関係が適切ならば、それがまたスポンと入るもんなんですよ。ここで気を付けたいのが転倒ですね。」
('A`)「裏面ビードが表リムを抜ける際に17·8cmあった傾きが一気に水平に戻ります。慣れと疲れの出てくる4本目辺りは油断してると反応できずに転がります。痛い!」
3
('A`)「はい、表リムの上に表ビードが乗ってる状態になりました。」
('A`)「ここでまたシリコンスプレーを塗布します。裏面より執拗に塗布します。潤滑不足は途中で詰みます。」
('A`)「リム表面、ビードはリム接触面、肉厚部分、軍手に染み込ませてタイヤ裏側も擦り付けておきましょう。コの字にグルリと塗り込むイメージです。」
('A`)「レッツ、ヌルヌル! ヌルヌル!」
z(゚、゚zt『お巡りさん、この人です。』
('A`)「え…」
4
('A`)「ここからがお待ちかね、タイヤレバーの出番です。レバーにもシリコンを吹いておきましょう。」
('A`)「まずアナログ時計をイメージしましょう。向かってホイール頂点を12字とします。」
('A`)「あ、ちなみにタイヤレバーはホイール内側から差し入れて、リムに引っ掻けて外側に煽るように使います。煽ったヘラ先がホイール中心に向くよう心がけましょう。でないと滑って飛んできます。」
('A`)「はい、それでは…」
('A`)「右手3時にレバーを掛けて右足でレバーごと踏みつけて固定。その後左手6時にレバーを掛けて1/4入りました。」
5
('A`)「まだ左手6時は離さないように。タイヤが戻り、レバーが飛びます。」
('A`)「右手3時のレバーを抜き(足は完全に離さず)、右手9時にレバーを掛けて2/4入りました。」
('A`)「ここで左手6時がお役御免、何も支えていない状態なので引き抜きます。右足はそのまま。」
('A`)「この時ビードがドロップ(クビレ)に入り込んでいるのを確認します。おおよそ自然に入るのですが、入っていなければ空いてる左足でサイドウォールを膝蹴りです。」
6
('A`)「左手がフリーになったので右手9時とレバー保持を交代、左手9時とします。」
('A`)「右手10時半にレバーを掛けますが、この時タイヤが最大限張っているので私の場合ヘラの爪先側を挿しては上手く入りません。」
z(゚、゚zt (出番無ねえな…)
('A`)「そこで右手12時からヘラの背側をリムに滑らせて挿し込み内部で半回転。リム沿いに10時半へ向かいます。」
('A`)「10時半を上げてしまえばタイヤは抜け側から入り側に力がかかり始めるので、両手両足全て離しても問題ありません。お疲れさまでした。」
7
('A`)「右手1時半に先程の10時半の要領でレバーを掛け、それでも入らなければ右手1時半保持で左手12時に掛けて完成です。」
('A`)「この時硬いタイヤだと下半分が浮き上がるので膝を乗せておきましょう。」
8
('A`)「タイヤ205/55r15にホイール6.5の適正サイズなので空気入れは足踏み式や米式バルブ対応の自転車用でも余裕でビードが上がりますね。よって爆発ビード上げ等派手な技は無用です。」
('A`)「コンプレッサーの圧縮空気と違いポッ、ペーンと頼りない音でビードが上がったのを確認したら規定空気圧まで入れて作業終了です。」
('A`)「ああそれと、実際に体験したことは無いんで結果は不明ですが…」
('A`)「ビード上げの最中は絶対にリムとビードの間に指を置くな。絶対だ。ここだけは命令口調です。」
('A`)「以上、タイヤの組み付けでした。慣れたら結構楽しいですよ?」
z(゚、゚zt『作業終了後、近くに手拭きや水道がないと触れる物全てをヌルヌルにしてしまう悲しきモンスターと化すのでご注意。』
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