イルミネーション配線ミスの手直し
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日、配線整理+アナログ時計設置をしましたが、灰皿イルミから分岐して取得したエアコンベントイルミと時計のイルミがおかしな動作をします。
配線ミスをやらかしたみたい😅
【写真1】
IGNオンで ヘッドランプスイッチをポジションにした所。ハンドル右側のイルミコントロールのダイヤルは中央付近。
◯ベント、時計
◯センターディスプレイ、エアコンダイヤル、灰皿、シガーソケットリング
◯グローブボックス、ナビのボタン
全て光ってますが、、、
2
【写真2】
ここからイルミコントロールのダイヤルをMAX(明るい方向)にすると、
×ベント、時計 (おいっ消えちゃったよ😅)
◎センターディスプレイ、エアコンダイヤル、灰皿、シガーソケットリング(明るくなる)
◯グローブボックス、ナビのボタン(不変)
となり、ダイヤルと真逆の動きをします。
3
【写真3】
逆にイルミコントロールダイヤルをMIN(暗い方向)にすると、
◎ベント、時計 (Maxに明るい)
×センターディスプレイ、エアコンダイヤル、灰皿、シガーソケットリング(分かりづらいですが、かなり暗くなる)
◯グローブボックス、ナビのボタン(不変)
となります。これまたダイヤルと逆の動き。
今回コレを直していきます。
4
さて、電気回路のプロではない機械設計系の私ですが、原因を考えてみます。
拙い回路図で恐縮です。
イルミにだけ特化して書いてみるとこんな事だろうと思います。
イルミコントロールのダイヤルが可変抵抗だと想定。色んなイルミの下流側で抵抗を変えて電流を調整しているものと想像します。
(間違っていたらごめんなさい🙇♀️)
前回、灰皿イルミ電線の上流側(実は下流側だったけど、、、)からイルミ電源を分岐し、アースはボディアースに落とした為に、
イルミコントロールMinで灰皿イルミなどへの電流絞ってしまうと、行き場のない電気がベントや時計イルミ流れていき、明るくなるのだろうと想像。
電流は流れ易い=抵抗の小さい方へ流れる理屈からすると、現象と合います。
逆も然りで、イルミコントロールMaxだとイルミ下流の抵抗が小さくなって、ベントと時計イルミの抵抗値より小さい為に、灰皿イルミが明るくなる。
ベントと時計にも多少の電流は流れているだろうが、LEDの最小点灯電流より低い為に不灯になる。と考えられます。
5
考えた対応は以下です。
【ベントイルミ】
アースをボディーアースにしていたものをやめて、灰皿イルミの電球と並列接続になる様に、灰皿イルミの上流(+)と下流(−)に配線する。
【時計イルミ】
アナログ時計は、常時電源・アース・イルミの3線しか無く、イルミのマイナスは時計駆動のアースと共通。
イルミコントロールの系統に繋いでしまうと、アースが浮いて時刻が正しく動作しない事が予想されます。
よってイルミコントロールの対象ではない、グローブボックスの電球のところからイルミ線を分岐する。
イルミの輝度調整ができなくなりますが、ラパンの時計の構造上仕方なし。
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前回の配線。ミスっている状態。
灰皿イルミの一方の線に黒いコネクタで分岐してあり、分岐ターミナルに繋いで4つのイルミ配線を作っていた。
アースは下側のボルトに4つまとめて止めてました。
このベントイルミのアースを灰皿イルミの緑の線に繋ぎ直します。
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灰皿イルミの緑線をぶった切ってギボシ端子を打つ。
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アース線を外したところ。
左がベントのアース(ー)。左右2線を纏めてカシメてある。
右が時計のアース。
左側のベントの端子を切り取り、ギボシ端子に打ち変え。
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エーモンの三又分岐ハーネスでイルミの緑の線を分岐。ベントイルミの線を繋ぐ。
アレっと思ったかた鋭い!
アース(黒線)を緑から分岐したはずなのに、写真は赤線が繋がっています。
分岐ターミナルに刺さっていた赤線も黒に変わっています。
実はコレは灰皿イルミの2本の上下(+と−)を勘違いしてようで、繋いでみてもLEDは点灯しないは追加メータもイルミ輝度変わらないはで、上下(+-)逆でした。ベントイルミのー(黒)を分岐ターミナルへ、+を緑線に接続する事で、ベントイルミが輝度調整に合わせて正しく動く事が確認できました。
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次に時計のイルミ線(赤)。左のグローブボックスイルミのところまで延長しないといけません。
延長する赤の配線をスプライス端子と呼ばれるものでカシメて接合。
カシメ作業が終わったら時計のアースはフロアのボルトに締結し直し。
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スプライス端子に付属の熱伸縮チューブで絶縁。
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時計のイルミ線の接続先。
グローブボックスを外して上面にあるイルミのソケット。
ソケット後ろの配線を分岐します。
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エーモンの三又分岐ハーネスでソケットの緑線を割り込ませる。
点灯確認し、外した部品を戻して完了です。
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正しく狙い通りに点灯、輝度調整できる様になりました♪
イルミコントロールMin。
センターディスプレイ、消えている様で薄ら点灯してます。
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イルミコントロールMax。
私はこの状態がメーター見やすくて好み。この状態で折角のベントイルミがしっかり点いていないと嫌なのでした。
直す事ができて、満足満足。
(ってプロはこんなミスしないか😅)
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