パニアケース修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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スズキ純正アルミパニアを壊してしまいました。修理のため板金屋さんに相談しましたが、アルミ製&ここまでの破損は責任を取れないという理由で受けてくれませんでした。アルミの板金は鉄と違って難しいらしいです。
じゃあ自分でやるしかないのでやってみます。上手くいけば儲けもん。ダメならダメでオッケー。買ったら高いので貧乏根性全開でいきました。
写真は少し手をつけていますがこんな感じにぶっ壊しちゃいました。取付けステーのリベットは外れ、ステー自体も歪みまくってます。かなり派手に壊しました。
本体にすでについている白い線の正体は、過去にバイクを転かして箱を歪ませた時の修正痕です。すでにボロっちくなってましたが、今回の破損で完全に逝ってしまいました( ;´Д`)
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ポンチを打ってリベットを揉みます。とりあえず4mmで下穴を明けました。このあと6mmで明けます。
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6mmで加工したらこうです。
穴明けしてから判明したことがあります。パニアケースに使われているアルミ製皿リベットはメーカー専用品っぽいです。皿のサイズはM4相当ですが、軸の太さはM6相当というメーカー特注品としか考えられない仕様でした。
それのせいで最初は4mmで穴明けして皿をザグったら、4mm軸の皿頭ハンドブラインドリベットでステーを取付けてやろうと考えてました。が、この特注リベットのせいで考え直しです。
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とりあえず6mmでリベットを揉んだらステーが外せました。本体の方も6mmで穴あけをしておきます。
歪んだステーはハンマーで叩いて大体いいとこまで修正します。アルミ製と言っても硬い材質のアルミだったので修正が大変でした。
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下側のめくれ上がってないステーは無事かと思いきやこんな風になってました。この膨らみがバイク側のステーに干渉して取り付けができません。前後両方ともこんな風になってました。
こいつらはガスバーナーで炙りまくってハンマーで叩いで修正しました。硬いので炙らないと難しいかもです。
熱が入ると強度や硬度に影響あるだろって細かい話は無しです😅
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大体修正できました。
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箱の歪みとりでガンガンやってたらキーシリンダーが壊れましたorz
ただトップケースで使ってないもう一個のシリンダーが残ってるのでそれを使います。次壊れたらおしまいです。
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2025/07/01追記
モノタロウで注文していたボルトとナットが届きました。
そしてコーナンPROで購入したコーキング剤です。たくさん種類があり悩みましたが、求める性能として主に①防水性 ②耐振動・耐衝撃性 ③耐候性 ④接着性があります。ぶっちゃけ②の性能はあんまり期待できないかもしれませんが、全体のバランス的にこれにしました。
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一旦仮止めし、バイクに取り付けてみます。嵌まらなければステーや箱の歪みを修正していきます。
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修正が終わればいよいよステーの取り付けです。それっぽくシール剤を塗りたくってます。ボルトの首元にも塗りました。
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硬化まで待ちます。今日の作業は以上です。
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2025/07/03追記
1日経ったので水を接合部に水をかけてみます。1分ぐらいかけ続けましたが、内部に浸水はなかったのでとりあえず大丈夫でしょう。
硬化後のシール剤が思いのほか弾力性がなかったので、振動や衝撃には弱いかもしれません。まあ問題が出たらその時に考えます。
ひとまず作業完了です!
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中はこんな感じです。
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