• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

eka(えか)のブログ一覧

2025年10月19日 イイね!

『The World in 2050』を読みながら考える日本の未来

『The World in 2050』を読みながら考える日本の未来静かな午後、コメダ珈琲の木の香りに包まれながら、Hamish McRaeの『The World in 2050』を読み進めた。
この書は、人口構造や技術革新、地政学の変化がどのように世界を再編していくかを描いた一冊だが、特に「Japan – The Elderly Pioneer(高齢化先進国・日本)」の章は深く考えさせられる。

日本はすでに「世界で最も高齢化した社会」であり、2050年には人口が9,000万人を割り込むと予測される。
地方は過疎化が進み、都市には高齢者が集中。労働力不足を埋めるためのテクノロジー依存が進む一方で、社会は次第に“内向き”になっていく。
McRaeは、こうした傾向を「秩序ある静寂(ordered calm)」と呼びながらも、それが国際的な孤立を生み出す可能性を示唆する。


自動車産業を筆頭に日本の製造業は今も高い競争力を誇るが、ソフトウェアやサービス分野では遅れが目立つ。
技術立国の伝統をどう再構築するか――その問いは、まさに次世代のモビリティやエネルギー政策にも直結する。

2050年の日本が「静かなる成熟国家」として新たな価値を世界に提示できるか。

ハンドルを握るたびに思う――未来は遠くの話ではなく、今日の選択の積み重ねなのだ。かつては " JAPAN AS NO.1"と呼ばれた日本の元気はもう a thing of the past 過去の遺産なのだろうか・・・

“Japan as Number One” comes from Ezra Vogel’s 1979 book Japan as Number One: Lessons for America, written at a time when Japan’s post-war economic miracle had made it the world’s second-largest economy. During the 1970s–1980s, Japan’s manufacturing efficiency, education system, and social cohesion were admired globally. It symbolised a model of capitalism that combined discipline, consensus, and innovation — particularly in the automobile and electronics industries.
Posted at 2025/10/19 08:33:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年10月17日 イイね!

給与階級別の変化にみる日本経済の「底上げ」現象

給与階級別の変化にみる日本経済の「底上げ」現象令和2年から令和6年にかけての給与階級別分布を分析すると、日本の所得構造に明確な変化が見られる

まず、100〜300万円以下の低所得層は減少し、特に100〜200万円層が大きく縮小した。これは、最低賃金の引き上げや非正規雇用から正規雇用への転換、さらには雇用安定政策などが一定の成果を上げた結果と考えられる。

一方で、400〜700万円の中間層および700万円以上の上位所得層は増加傾向を示した。中でも500〜600万円層の伸びが顕著であり、企業のベースアップや業績連動型給与の浸透が反映されているとみられる。これにより、所得分布の重心は明らかに右(高所得側)へとシフトしており、いわば「底上げ型」の所得構造への転換が進行している。

ただし、この上昇傾向の恩恵は一様ではない。IT・金融・専門職を中心とする高付加価値産業が平均値を押し上げている一方で、地域・業種間格差の拡大も指摘できる。したがって、マクロ的には賃金の上昇基調が見られるものの、ミクロ的には依然として再分配と所得安定の仕組みが問われる局面にある。

全体として、令和2年から6年にかけてのデータは、日本社会が「格差拡大型」から「底上げ型」へと緩やかに転換する過程にあることを示している。
この流れは、自動車業界を含む製造・流通分野にも波及し、購買行動や車種選択においても“ミドルアップ”の傾向を後押ししているといえよう。

■ 給与階級別比較(令和2年 vs 令和6年・計)
給与階級 令和2年(千人) 令和6年(千人) 増減(千人) 主な傾向
100万円以下 4,366 3,934 −432 非正規・パート層減少
100〜200万円 6,874 5,707 −1,167 ワーキングプア層大幅減
200〜300万円 7,722 6,767 −955 低中所得層減少
300〜400万円 8,600 8,258 −342 中間下層わずかに減
400〜500万円 7,260 7,870 +610 中間層増加
500〜600万円 5,162 6,059 +897 中堅層拡大(最大増)
600〜700万円 3,335 3,907 +572 中上層の底上げ
700〜800万円 2,298 2,710 +412 高所得層増加
800〜900万円 1,442 1,741 +299 緩やかに増加
900〜1,000万円 955 1,208 +253 上位層拡大
1,000〜1,500万円 1,775 2,306 +531 富裕層増加顕著(筆者はココ
名古屋市:約 2,331,264 人(ランキングで政令指定都市第3位)とほぼ同数(笑)。
1,500〜2,000万円 373 576 +203 上位安定増
2,000〜2,500万円 112 147 +35 ごく一部だが増加
2,500万円超 128 174 +46 超高所得層も増加
合計 50,401 51,366 +965 全体として拡大傾向

■ 分析まとめ
1️⃣ 低所得層(~300万円以下)

約2,500千人減少(−13.7%)

最低賃金上昇・雇用安定化・非正規→正規化などの効果が推察される。
→ 「底上げ」傾向が明確。

2️⃣ 中間層(400〜700万円)

約2,079千人増加。

企業の賃上げ・ベア・業績連動型給与の浸透。
→ 賃金中央値が上昇し、分布が右方向にシフト。

3️⃣ 高所得層(700万円以上)

すべての階級で増加。

特に1,000万円超層は +815千人(約30%増)。
→ 管理職・専門職・外資系・IT系の影響が大。
→ 格差の上端拡大も同時進行。

■ 総合的見解

分布全体は 「低所得層減少+中~高所得層増加」 という構造変化。

日本の所得ピラミッドがやや台形化しつつあり、“分厚い中間層+拡大する上位層” が特徴。

ただし、上位層拡大は一部職種・地域に偏っている可能性があり、格差是正と再分配政策 が今後の課題。
Posted at 2025/10/17 09:42:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年10月16日 イイね!

🚗 N-ONEからAQUAへ:価値の転換 ― 静けさの方へ

🚗 N-ONEからAQUAへ:価値の転換 ― 静けさの方へ「お金に縁がない人は“豊かな気分にしてくれるものにお金を使う”というのが持論です。」

お金に縁がある人とは、自分を本質的に豊かにしてくれるものにお金を使う人だと書いてある。



かつての私は、“気分の高揚”を求めて車を選んでいた。
エンジン音が胸の奥を震わせ、加速が感情を押し上げる。
それは確かに生きている実感をくれる瞬間だった。
だが、長い時間を経て、その高揚の裏にある“疲れ”にも気づいた。

そして今、私はお金があるからこそAQUAに向かう。
それは節約ではなく、豊かさの質を変えるための選択だ。

AQUA Zの静寂は、単なる静かさではない。
停止の瞬間、街の音が遠のき、思考が澄んでいく。
モーターの滑らかな立ち上がり、軽いステアリングフィール、
そしてドライバーの呼吸とシンクロするような走り。
その穏やかさの中に、“成熟の贅沢”が息づいている。

PRELUDEが“気分の豊かさ”を象徴するなら、
AQUAは“心の豊かさ”を教えてくれる車だ。
どちらも否定しない。
だが今の私は、静かに整えられた日常にこそ、
豊かさの本質が宿ると感じている。

N-ONEからAQUAへの移行は、
単なる車の買い替えではなく、
価値の座標を変える旅だった。
見栄ではなく静けさへ、
スピードではなく安定へ、
感情の爆発ではなく、心の平衡へ。

お金があるということは、
派手に使う自由ではなく、
静かな幸福を選べる自由を持つことだ。
Posted at 2025/10/16 10:24:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年10月13日 イイね!

本棚の中の“走り続けるエンジン”──英文解釈教室と家族の物語

本棚の中の“走り続けるエンジン”──英文解釈教室と家族の物語祝日の今日は多くの大学では授業日です‼(笑)

研究室の一角に、少し黄ばんだ二冊の『英文解釈教室』が並んでいます。

一冊は私のもの、もう一冊は妻のもの。

学生時代、二人ともこの分厚い参考書を手に、夜更けまで辞書を片手に格闘していました。岐阜と埼玉とでお互い知る由もありませんでしたが・・・

まるで峠道を一速で登るような苦しい勉強でしたが、ページをめくるたびに少しずつ見えてくる景色がありました。

年月が経ち、今度はそのバトンが息子へ。

彼も高校時代この本で英文を解き、医師国家試験の英語問題を乗り越え、今では現場で患者さんと向き合う勤務医として走り続けています。

この本は単なる“参考書”ではなく、家族の人生を繋ぐトルクのような存在になりました。

車で言えば、古いエンジンを丁寧に整備して、次の世代へと受け継いでいくクラシックカーのようなものです。

見た目は少し古くても、その内部には確かな技術と情熱が息づいている。

たとえ時代が変わり、ナビが最新のAIになっても、ハンドルを握る手の感触、アクセルを踏み込む決意は変わらない──そんな感覚です。

私たちの家族にとって、『英文解釈教室』はエンジンオイルのような存在。世代ごとに違う車に乗り換えても、その中を流れる“思考のオイル”は同じブランドのまま。

これからも、この静かな本棚からエンジン音のようなページのめくる音が響いていくことでしょう。
Posted at 2025/10/13 07:47:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年10月12日 イイね!

LEXUS LBX Elegant ― わずか9万9千円差で生まれるブランドの境界線

LEXUS LBX Elegant ― わずか9万9千円差で生まれるブランドの境界線ヴェゼル e:HEV RS の見積もり総額が450万円に達した時点で、私の関心は自然とレクサスへ向かった。
同価格帯でどこまで世界観が変わるのか。
実際にレクサス公式サイトで LBX Elegant (420万)をほぼフルオプション(トヨタチームメイトなど)で試算した結果、総支払額は4,599,000円 に到達した。

驚くべきはその差額だ。ヴェゼルRS(4,500,000円)との差は わずか約9万9千円。(まあホンダは20万は値引きはあると思うが・・・)

もはや両車は“別のカテゴリー”ではなく、同一価格帯のライバルと言って差し支えない。
この10万円の差に、ブランド、販売体験、静粛性、内装仕立てといった“感性の要素”がどこまで含まれるか――
そこに、日本車が直面する「プレミアム化の臨界点」が見えてくる。

1. 価格構造と市場ポジション

LBX Elegant の内訳は以下の通りである。

車両本体価格:4,200,000円

オプション:287,650円

税金・諸費用:111,350円

合計:4,599,000円

ヴェゼルRSはオプション・諸費用込みで4,500,000円。
このわずかな差で、ユーザーは「ホンダの上質」か「レクサスの入口体験」かを選ぶことになる。

ヴェゼルはCセグメント相当SUVとして実用性・積載性に優れ、
LBXはBセグメントながら内装素材・遮音・触感で優位に立つ。
つまり、空間の広さ vs 素材の質、このバランスが価格帯をまたいで拮抗している。

2. ブランド体験の格差

レクサスLBXの本質は「小さくてもレクサス」である。
販売店での応対、納車時の演出、点検・整備時の接遇など、“所有する時間全体”をデザインするブランド。
これに対し、ヴェゼルRSは“走る感性”の象徴。
ハンドリング、静粛性、安定性など、走行性能そのものに上質を宿す。

同じ400万円台でも、ヴェゼルが提供するのは機能としての満足、
LBXが提供するのはプチセレブ体験としての満足。
この違いが、クルマの哲学の差として現れている。

3. 経済的リアリティ

9万9千円差――金額だけを見ればほぼ同価値。
だが、長期所有を想定すると、LBXのブランド保証・アフターケアの質は高く、
総合的な所有コスト(リセール、保証、満足度)では僅差の中に明確な差が生まれる。

言い換えれば、ヴェゼルRSは非プレミアムブランドの上限点、
LBXはプレミアムブランドの入口点に位置している。

両者は価格が交差することで、国産車市場の階層構造そのものを曖昧にしているのだ。

4. まとめ― 日本車が越えた「価格の壁」

ヴェゼルRS(450万円)とLBX Elegant(459.9万円)。
この約10万円の差は、単なる金額ではなく、「ブランドに払うか、走りに払うか」という問いそのもの。

いまや400万円台という価格帯は、国産車とプレミアムブランドを分ける境界ではなく、両者が交差し、混じり合う領域へと変化している。
ヴェゼルとLBXの比較は、その時代の象徴的な縮図である。
Posted at 2025/10/12 08:19:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「『The World in 2050』を読みながら考える日本の未来 http://cvw.jp/b/3743672/48719126/
何シテル?   10/19 08:33
大学の教員('ω')ノです。 車歴(すべて新車); EvoⅠ→Golf GTI→ BMW MINI Cooper→BMW(E46)330i→BMW(E92...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/10 >>

    12 3 4
56 7 89 10 11
12 131415 16 1718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

みんカラID(移行:Yahoo IDのため) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/16 08:08:44
 

愛車一覧

ホンダ N-ONE ホンダ N-ONE
ホンダ N-ONEに乗っています。 プラチナホワイトパール&ブラック アームレスト エク ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation