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eka(えか)のブログ一覧

2026年10月18日 イイね!

金利1.25%の時代――住宅ローンが奪うクルマの夢

金利1.25%の時代――住宅ローンが奪うクルマの夢日銀が政策金利を1.25%に引き上げました。

気になったので、住宅ローンの固定金利がどの程度上昇したのか調べてみました。

2026年10月現在、主要銀行の10年固定金利は、三菱UFJ銀行が3.75%、三井住友銀行が4.00%。いずれも前月から上昇しています。

さらに驚いたのが、全期間固定型の「フラット35」です。

2025年10月:1.89%

2026年10月:3.83%

わずか1年間で、金利は約2倍になっています。

仮に3,000万円を35年間で借り入れた場合、毎月の返済額は約9万8,000円から約13万円へ。

月々約3万2,000円、35年間の総返済額では約1,350万円もの差が生じます。

もちろん、固定金利の上昇は今回の政策金利引き上げだけが原因ではありません。将来の金利見通しを反映する長期国債利回りの上昇も大きく影響しています。

しかし、家計にとって重要なのは、金利上昇の原因よりも、その結果でしょう。

住宅ローンの負担が増えれば、可処分所得は減少します。当然、クルマに振り向けられるお金も少なくなる。

かつての低金利時代には、住宅ローンを抱えながら趣味のクルマを楽しむという選択も、比較的容易だったのかもしれません。

ところが、金利が上昇する時代には、そうした余裕そのものが失われていきます。

金利の上昇とは、単にお金を借りる費用が増えることではなく、人々の選択肢が狭まることでもある。

クルマ好きにとっても、決して他人事ではありません。

住宅価格もクルマの価格も上昇する一方で、金利まで上がっていく。

これからの若い世代にとって、憧れのスポーツカーを手に入れることは、ますます難しくなるのでしょう。

何だか、クルマを楽しむことさえ、少しずつ贅沢になっていく時代のようです。
Posted at 2026/10/18 16:08:31 | コメント(1) | トラックバック(0)
2026年10月18日 イイね!

「鏡の中の鏡」Vol.6

「鏡の中の鏡」Vol.6第六話 続いていく授業

翌年の春、同じ版のリルケを、洋書店で取り寄せた。

届いた本は、硬かった。
教卓に置いて手を離すと、背が頁を引き戻すように、ゆっくりと閉じた。

その年から、講義のあいだ、左手で頁を押さえておくのが癖になった。
右手で板書をし、振り返って、また左手で押さえ直す。
本はまだ、開かれることに慣れていなかった。

毎朝、正門をくぐって、あの日の道を逆向きに歩く。
図書館の前の分かれ道を、研究室のほうへ。
はじめの何年かは、そこで足が少し遅くなった。
いつからか、遅くならなくなった。

前から三列目の窓際には、毎年、誰かが座った。

ノートを丁寧に取る学生がいた。
眠っている学生も、窓の外ばかり見ている学生もいた。
綴じ目を見る学生は一人もいなかった。

やがて、講義の初めに、本の綴じ方の話をするようになった。

糸で綴じた本は、よく開く。糊で固めた本は、しまうための本になる。
学生たちは、それをノートに書き取った。
誰に教わった話なのかは、言わなかった。

あの秋から九年目の正月、年賀状の束の中に、同じゼミにいた卒業生からの一枚があった。

隅に小さな手書きで、その人の名前があった。
どこかの町の活版の工房に入ったらしい、と。

二度読んで、机の奥にしまった。
返事は書いた。そのことには、触れなかった。

本は、少しずつ柔らかくなった。
押さえる左手の力が、年ごとに要らなくなっていった。
ある年、板書を終えて振り返ると、押さえていなかったはずの本が、開いたまま待っていた。
いつからそうだったのかは、わからない。

いまでは、教卓に置いて手を離すと、決まって同じ数か所が開く。
孤独について書かれた頁。
急がずに熟していく、一本の木の話。

あの一節の頁は、その中にない。

新しい本になってから、講義であの一節を、一度も読んでいない。
リルケは毎年読んだ。
あの一節だけを飛ばした。
学生たちは、誰も気づかなかった。

今朝も、教卓に本を置いた。
手を離すと、本はひとりでに開いた。
孤独の頁だった。

新しく買った本は、もう新しくない。
あの頁だけが、いまも、手で押さえなければ開かない。
Posted at 2026/10/18 07:39:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年10月17日 イイね!

ブレーキは「残す」のではなく、「荷重を乗せる」もの



土屋圭市さんの「デフで曲げる」、そして谷口信輝さんと大湯都史樹さんのコーナリング論を見て、改めて自分の運転を考えてみました。

谷口さんはブレーキを早めに解放し、4輪のグリップを使って曲がる。一方、大湯さんはブレーキングによる荷重移動を積極的に利用する。

私の走り方は、大湯さんの走り方、そのものです。。

コーナー手前でブレーキを踏み、徐々に前輪へ荷重を乗せていく。そしてステアリングを切り始めると同時にブレーキを少しずつ抜いていく。

すると、フロントがスッとイン側に入っていく感覚があります。

単にブレーキを「残している」のではなく、ブレーキングによって荷重を「乗せ」、その荷重を旋回へとつなげているわけです。

もちろん、力学的にはトレイルブレーキングに分類されるのでしょう。しかし、意識しているのは制動力を残すことではなく、前後の荷重配分を変えながらクルマの姿勢を整えることです。

そして出口が見えたところから、ステアリングを戻しつつアクセルを徐々に踏み増していく。

FRのロードスターとは違い、FFのAQUA GR SPORTでは後輪のLSDを使って曲げることはできません。それでも荷重移動を使ったコーナリングには、十分な面白さがあります。

ドアスタビライザー装着後はステアリングへの応答がより明確になり、この一連の操作を以前より意識するようになりました。

速く走ること以上に、自分の操作とクルマの動きが一致する瞬間が楽しい。

結局、私がBMWに乗っていた頃から求めてきた「駆け抜ける歓び」とは、こういう感覚なのかもしれません(笑)。

私の走行動画はこちらです。

https://youtu.be/dApage3bfGo
Posted at 2026/10/17 21:21:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2026年10月17日 イイね!

ドアの隙間を埋めたら、アクアの中にM3が現れた(笑)

ドアの隙間を埋めたら、アクアの中にM3が現れた(笑)正直、ここまで変わるとは思いませんでした。

ドアスタビライザーを装着してから、ステアリングの手応えが増し、操作に対する車体の反応も明らかにクイックになりました。

エコモードでのステアリング操作が顕著に分かるほどで、以前乗っていたBMWを思い出すような一体感があります。

これまでいろいろ試してきましたが、体感的にはSEV以上の変化を感じています。

ドアの隙間を埋めるだけで、これほど走りの印象が変わるとは、正直、度肝を抜かれました(笑)。

そして今日、自称クローズドコースで156km/hまで速度を上げる機会がありました。

驚いたのは、その速度域で感じた車体の落ち着きと安心感でした。

ふと思い出したのは、かつて所有していたE92 M3。

もちろん、絶対的な性能や高速安定性がM3と同等というわけではありません。それでも、ステアリングを握る手に伝わる安心感には、どこか共通するものがありました。

一方で、乗り心地は少し硬くなりました。剛性感と快適性は、必ずしも両立しないのでしょう。

それでも、いつもの交差点を曲がるだけで楽しい。

「人馬一体」とは、電子制御が運転を代行することではなく、自分の操作にクルマが自然に応えてくれることなのだと思います。

小さな部品一つで、ここまで運転感覚が変わる。

「スポーティーなコンパクトカーが、また一歩、スポーツカーに近づいた気がします。」

ただ、もう少し乗り心地が柔らかくてもよかったかな(笑)。
Posted at 2026/10/17 16:05:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2026年10月16日 イイね!

ロールしないで曲がる――E92 M3の記憶

ロールしないで曲がる――E92 M3の記憶ドアスタビライザーを装着してから、アクアGR SPORTの旋回感覚が明らかに変わりました。

ステアリングを切ると、一発で向きが決まる。

以前のように切り足す感覚がなく、車体が一体となってコーナーへ入っていく。しかも、エコモードでさえステアリングに適度な重さが生まれました。

この感覚、どこかで経験したことがある。

そう、以前所有していたE92 M3です。

もちろん、M3にもロールはあります。しかし、優れたシャシーは単にロールを抑えるのではなく、操舵入力に対するヨー応答、つまり車体が向きを変える動きを適切に制御しています。

興味深いのは、ロールが少ないことと、安全性が高いことは必ずしも同義ではないという点です。

サスペンションを硬くしてロールを抑えても、タイヤの接地性や限界付近の挙動が悪化すれば、かえって危険になる場合があります。

一方、ステアリング操作に対して車体が正確に応答し、狙ったラインを修正舵なしで維持できることは、操縦の予測可能性という点で重要です。

今回のドアスタビライザーは、サスペンションそのものを硬くしたわけではありません。車体の微小なたわみや応答の遅れを抑えたことで、結果としてロールまで小さくなったように感じられるのでしょう。

もちろん、実際のロール角や緊急回避性能を測定したわけではありません。

しかし、運転していて感じる変化は明確です。

一発で向きが決まる。この感覚こそ、かつてBMWが掲げた「駆けぬける歓び」の重要な要素だったのだと思います。

M3とアクアGR SPORT。

車格も駆動方式も動力性能もまったく異なる二台ですが、ステアリングを通じて伝わる感覚には、不思議な共通点があります。

いつもの交差点を曲がるだけで、かつてのM3を思い出す。

クルマの面白さは、馬力や価格だけでは決まらないようです(笑)。
Posted at 2026/10/16 20:38:04 | コメント(1) | トラックバック(0)

プロフィール

「「鏡の中の鏡」Vol.6 http://cvw.jp/b/3743672/49370165/」
何シテル?   10/18 07:39
大学の教員('ω')ノです。 車歴(すべて新車); EvoⅠ→Golf GTI→ BMW MINI Cooper→BMW(E46)318/330i→BMW...
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