今では貴重な国産ステーションワゴンの選択肢

ボンネットのエアインテークの賛否は承知しています。ボクサーエンジンの過給機の配置都合ですが、私は特に気になりません。スポーツタイプに振ったデザインですが、リアテールライトのデザインがやや古く感じる以外は私好みなので気に入ってます。

4WDの安定感は流石スバル、と感心します。車体重量とエンジンスペックが調和しています。市街地、高速道路の走行で不満を感じることはありません。日本の道路で過剰となり過ぎないスペックの車を好みますが、正直、踏み込むことがないので私にとってはオーバースペックです。2.0STIのグレードはスペックオタクの自己満足なので実用性は1.6で十分です。

2.0STIでは乗り心地は硬めです。大きめの段差などを通過するときは事前に減速しフロントに荷重を移さないと後部座席は突き上げを強く感じます。ただ、これはSUVではなくステーションワゴンの低く纏まったデザインの車両の宿命だと考えていますので、後部座席に乗った家内に小言を言われても気にしなければ大丈夫です。2.0STIのホイールの標準が18インチなので17インチにすれば大分柔らかくなります。段差のある所では下回りを擦りやすいので注意が必要です。

ベビーカー+3～4泊程度の荷物であれば余裕で積めます。タイヤ付きホイールもカーゴスペースに楽々一式乗せられますので困ることはないです。デジタルバックミラーがついていれば目いっぱいカーゴスペースが活用出来るのでさらに利便性が上がります。この車の利点を活かすならトランクの目隠し（蓋）は無い方が良いです。

ハイオクで街乗り8～10km/lくらいの燃費です。
これを良しとするかはオーナーさん次第です。

完成度がとても高いのでカスタムする必要はほとんどありません。VM型はそれなりに価格も下がっており、2019年式以降は環境性能割も割引かれます。ボクサーエンジンなので整備や保証加入時の費用がやや高めですが、輸入車に比べれば気になるものでもありません。新型では1.8、2.4になったので日本の現行税制上、2.0は貴重かもしれません。