
MX-30 R-EV EditionR 購入の顛末を考えると
ろくにハイブリッドとか,EVとかを理解することないままだったのだが,
そもそも,Rotaty EVってなんかいの?
を自分なりに考えてみた。
Rotaty EVのコマーシャルとして,掲げられていたキーワードとして
①ロータリーエンジンを発電機駆動に使用
②シリーズ式ハイブリッド
③レンジエクステンダ
④プラグインハイブリッド
があったと思う。
①は,文字通り,RE8Cを発電機駆動用エンジンとして搭載したと,
至極単純な話である。
②の,シリーズ式ってなに?って調べたところ
シリーズ = 直列 なんだそうで。
右から,
1.エンジンが発電機を駆動する
2.発電機が交流電気を発電する。
3.コンバータで交流電気を直流電気に変換する。
4.インバータ(VVVF)で,直流電気を,制御した交流電気に変換する。
5.制御した交流電気で走行用モータ(交流同期電動機)を駆動する。
と,エネルギーの伝達が直列になっているから,シリーズ式らしい。
【注記】
・オルタネータは,交流発電機です。
一般的な車両に装着されているオルタネータ
12V直流を発電しているじゃないかと思うかもしれませんが,
あれは,オルタネータと呼ばれている中に,
整流器まで組み込まれているので,直流を出力して見えるだけで
発電しているのは,交流なのです。
・交流同期電動機は,電圧でトルクを,周波数で回転数を制御します。
このため,VVVF(Variable Voltage Variable Frequency
/可変電圧・可変周波数)で制御した交流電気で駆動するのです。
ただ,この図の構成だと,モータが使う分だけを,
発電機が発電し続ける必要があり,エンジンの回転数を変動して
調整する必要があります。
また,100馬力のエンジンで,発電~変換効率が100%の
損失なしと考えても,100馬力の走行モータしか駆動出来ないことになるので,
エンジンで直接走行した方が良いことになります。
そこで
バッテリを追加し,発電した電気のうち,走行用モータが使わない
余剰の電力はバッテリへ充電し,加速時などの電力不足時は,
バッテリからの引き出し電力を追加することで補います。
これにより,例えば,100馬力の走行モータに対し,50馬力のエンジンの
組み合わせが可能になります。
通常走行時は,50馬力以下の走行条件が多く,50馬力のエンジンでも余裕ができ
回転数の変動が抑えられるので,効率の良い回転数で稼働できることに
なります。
そして,減速時は走行用モータで発電する回生ブレーキで,
エネルギの回収も可能になります。
EVの利点は,やはり回生ブレーキの活用なのです。
シリーズ式ハイブリッドは,電気駆動で走行しますが,
エネルギ源は,エンジンで使うガソリンなどの燃料であり
バッテリ走行は前提にありません。
このため,ICE車(エンジン車)と同じく,
燃料だけを補給して走行する方式です。
③の,レンジエクステンダは,
レンジ = 範囲
エクステンダ = 延長
の字のごとく,
EVのバッテリ容量以上に,走行距離を延ばすことを目的に
発電用エンジンを搭載する車両になります。
ここで,レンジエクステンダの定義として,
EV走行距離 + 50%程度の延長
なんだそうな。
つまり,バッテリ走行100kmなら,発電用エンジン稼働で,+50kmほど
走行できると。
④の,プラグインは,外部電源からバッテリに充電が可能であると。
さて,Rotary-EVを見ると
カタログ値107kmを走行できるとされる,バッテリ17.8kmwを搭載。
シリーズ式としては,デカ過ぎるバッテリを搭載の上,
プラグインで,充電まで出来てしまうと。
そして,50Lの燃料タンク。
カタログ値で市街地モードの,11.1km/Lを採用しても,
+555kmで,+500%以上とレンジエクステンダの定義超え。
シリーズ式ハイブリッドと,レンジエクステンダとして,
説明しようとすると,なんじゃこりゃである。
だがしかし,
カタログ値の107kmは無理とはいえ,実走行で70km程度の
バッテリ走行は,日常的な使い勝手には十分。
毎日,70km以上を走行する人は多くないと思われ。
そして,ガソリンで,500kmの追加走行距離は,
時々のドライブ,遠征には十分な距離。
ざっくりいうと、バッテリ残量があるうちは単にEVであり
バッテリが尽きると、
シリーズ式の仕組みでレンジエクステンダを行う
というのが合っているのではないかと。
いざという時も,ガソリンスタンドか充電スタンドの
どちらかがあれば,何とかなるという安心感。
なんだか、どっち付かずが、良い感じにバランスして
使い勝手が良いのです。
ここまで,考えると気付いてしまうことだが,
Rotary-EVの看板であるはずの RE8C 。
完全に脇役というか,縁の下の力持ちが実態なのである。
なお,自分なりに考えた内容なので。。。所説あります。逃