2009年08月20日
昨今の薬物や自殺報道について考えてみる・・・
別にオイラがこんな所で、ヘンコな考え方を書いた所でどうなるものでもありませんが、ちょっと書いてみます。
あの有名女優が逮捕されてから結構期間が経ちますが、いまだにワイドショーなどではこのネタで持ちきりです。
一時は”国営放送”と謳っている”NHK”までもが、主要時間帯のトップニュースとして報じました。
当然ネット上や各新聞、各種週刊誌やスポーツ紙なども大変にぎやかです。
当たり前のように、"ネタ的”には非常に美味しい物でして、昨今のマスコミ離れやTV離れの中では恰好の題材ですよね。
しかも"のりピー”です、ちょっと小銭を持っている”オヤヂ共”が若い頃熱狂した、あの”のりピー”です、週刊誌やスポーツ誌もバンバン売れていることでしょう。
事実を伝えるといったことでは非常に大切ですが、それに付随する要らない情報が多すぎる。
今回の件でもそうですし、大麻事件にしてもそうです、以前流行った”練炭自殺”から”硫化水素自殺”まで、ちょっと余計な情報を流しすぎじゃないのかな?
普通に考えたら、”自殺の方法”なんてTVニュースで流すもんじゃないよね、練炭をどれ位の量で燃やすと危ないとか、何処で練炭が売っているとか、目ばりの仕方等も事細かく”普通のニュースやワイドショー”で公開されます。
”硫化水素自殺”にしても、ちょっと化学に通じている人間ならすぐに思いつくと思いますが、スーパーで売っているあの入浴剤とあのトイレ洗剤を混ぜると・・・などと報じられます、普通に普通のゴールデンタイムに。
いくら”ボカシ”を入れていても、雰囲気で丸解りですよね。
ネットで検索すれば出てくるとか、こういった書籍に詳しく書いてあるとか・・・
数日間隠れればシャブが抜けるとか、汗を沢山かけば抜けるとか、出頭前に散髪をしたとか・・・
一時期流行った”飲酒ひき逃げ”と一緒じゃん、あれもクダラン報道がクダラン”サル知恵”を国民に与えて、クダラン奴らが真似をした・・・これで何人の尊い命が失われたか検証したことがあるのか?
”サル知恵”って、お猿サンに対して失礼だよね。
危険防止や再発防止の意味合いで報じているのだと考えますが、それは良い様に考えた場合です。
多数の人間がいます、良いのか悪いのかを判断する場合、基本的に”良いと思う人”と"悪いと思う人”の割合は"半分半分”と考えるのが妥当だと考えます。
昔から言われる”敵の数と見方の数は一緒”と同じです。
今回の覚せい剤事件に関しても、やれ”元売人”や”業界に詳しい人物”等と言って、顔はモザイク、声は裏返っている・・・こんな状態で無ければ報じることの出来ない事実なら報じないほうがマシです。
何処で売っているとか、どんな方法でお金と品物のやり取りがされているなんて、素人が見る番組で報じて良いのか???
こんなクダラン事を報じるから、バカが手を出すんだよ!
勝手についたらやれ”放送法に引っかかる”とか”深夜番組じゃないんだから自重しろ!”なんて云われていますし、すぐに”ピー!”や”バキュンバキュン!”の音源が入ります。
こういった麻薬事件について、報道する側もこの件に関してこういったことを報じたら、世間にどういう影響が出るのかをもっと考えていただきたい。
しかも今は夏休み中です、朝のワイドショーやお昼の帯番組は小さな子供から中高生まで観ているんだよ。
こういった報道を取り締まる機関は存在しないのか???
ちょっと騒ぎすぎなんだよ!!!
言論の自由や表現の自由以前の話だ!
大切な公共の電波を、周波数を割いて放送免許が付与されていることを忘れないで頂きたい。
また、放送法に引っかからない”文書系の報道機関”もしっかりして欲しい。
最近は、一流新聞がいつの間にか”スポーツ新聞”になっているし、"硬派系週刊誌”もただの”大衆週刊誌”になっていますよ。
確かに面白おかしく報じるものも必要だと思いますが、全てがそうであってはならない。
今回の逮捕劇も、"酒井法子容疑者が覚せい剤所持の疑いで逮捕されました”・・・
これで十分じゃないのかな?
良い事をやったんじゃないんだからさ・・・
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ウダウダ | 日記
Posted at
2009/08/20 18:47:01
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