2009年12月17日
納入不具合・・・
先日外注先から納入されたとある部品。
オイラの部署の現場から”ちょっとおかしいんやけど・・・”なんて言って来ました。
どれどれ・・・と見てみると、確かに厚みが通常品より若干薄い感じがする。
しかも、その時点では”触った感じ”です。
厚みが規格値4.0mm+0.05mm・-0.00mmという、ある意味”ちょっと意地悪な”部品です。
普段は、4.02mm~4.04mmの間を行ったり来たりして納入してくる、大変優秀な事業パートナーなのですが・・・
でも、普段直接触る事も無く、触っても年に数回のパーツですが、それでも明らかに”薄い”事がわかります。
先ほど書いた規格の通り、薄い側は”絶対規格値を外れてはいけない”仕様です。
事務所備え付けのダイヤルゲージを取り出し、ごく普通に”素人測定”してみると・・・
アナログのダイヤルゲージしか事務所に置いていませんので、それほど精密には測定できませんが、少なくとも”3.7mm程度”しかありません。
ちょっとまずいので、何処の会社にもある”品質保証グループ”に連絡を入れて、正式に規格をクリアした測定器で精密に測定してもらい事実関係をはっきりさせなければ、外注先に”ヤカラ”も言えない訳です。
連絡を入れると、そこの一番エライさん=課長しか居なく、その課長に”かくかくしかじか”と説明し測定を依頼しました。
暫くするとオイラの事務所にやってきた訳ですが・・・
当然先にも書いた”規格をクリアしたダイヤルゲージを持参”してくるものだと思っていたオイラが馬鹿でした。
持ってきたものは・・・ナント!・・・”5mのスケール・・・”
”5めーとる”のスケール・・・
確かに、5mのスケールなんてクソの役にも立たないくらい巨大な物を製造している我社です。
でもね・・・いくらなんでも・・・
4mm前後の厚みを測定するのに、5mのスケールは役に立たんやろ・・・
ダイヤルゲージが他の所に出払っているのなら、最悪でも”ノギス”だろ?
とりあえずノギスででも様子を見て、その後再度精密測定・・・出払っているのならこの手順だろ?普通は。
最初、オイラが状況を説明するときに”4mm”と”4m”を言い間違えたのかな?なんて思いましたが、やってきていきなりそのスケールで厚みを測り出した時はちょっとビビったと言うか、笑えました・・・ギャグか?ってね。
この程度の人が、品質保証のトップの椅子に座っているオイラの会社って一体・・・
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ビミョーにシゴト | 日記
Posted at
2009/12/17 19:37:25
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