冷房 コンデンサー洗浄

ホースの水圧で予洗いしてから泡の洗剤をコンデンサーに吹き付けます
やる気がある時ならバンパーを外してしますが、もう暑いのでダレました
あんまり強力なのを使うと塗装をやらかしたり、アルミが溶けたりしますので中性洗剤の強い物を使います。
ラジエーター、コンデンサーファンは強力なので道のゴミや油分をも吸い込みます
走行風でも、同じですけど
ちなみに一定の車速になるとファンの風流より走行風のが強くなるのでファンは止まります
アウディだとファンシュラウドに走行風で開くフラップを付けて、より冷却能力を上げます。ファンが回る時には効率は良いのですがファンが止まったら両方共に抜けを悪くします

冷房の原理は冷媒を使う事で車内の熱を外に排出します
その熱を排出する物がコンデンサーでラジエーターより前に設置されてます
それほど冷やしたい物って事です。
そんなコンデンサーが熱交換効率が下がる汚れが付いてると冷房の立ち上がりや渋滞時に効きが悪くなります。
汚れによる損失はかなり大きい値になってますが数値は…デンソーにでも聞いてみてください。酷い汚れの車を洗浄したらガス圧がかなり下がった例もあります
トラックだと取説に定期的に洗浄してねって書いてある車種も有ります。

高圧洗浄機等を使ってフィンが潰れたらアウトなのでホースの水圧でいいです
私はJOYを泡のスプレーに入れて使ってます。

洗剤をしつこく洗い流します。あわよくばラジエーターの汚れも落ちないかなとか思ってたりしますw本
写真では離してますが本当は当たる位近くにしてます
洗剤が残ると汚れやすくなります

しつこく流して床のブレーキメンテの粉も流します。カーポートを建てる前は自然に流れてましたけどね

あとはしっかり乾燥させます。
私は今日はもう乗らないって時に洗います。洗車の度に水圧で洗うだけでもある程度は汚れは落ちますが一番は油分がダメなので、シーズンインの頃に洗剤で洗ってます




具体的な変化は
猛暑の時にガス圧を測ってみたら高圧カットしてた車が洗浄の翌日の計測でギリギリ高圧カット入らなくなったってのが有りました。


脱線ネタ
コレは昔の観光バスの冷房用エンジン付きの修理でありました。
サービスエリア等の駐車場だと冷えなくなり高圧カットやオーバーヒートでエンジン止まったりとあったんで、色々と試しました。排水の水をコンデンサーに流れるようにしたりもしました。

最大気温の設計の関係やレトロフィット（冷媒変更の魔改造）等、昔のバス屋では色々と泣かされました。冷房ガスもボンベで買う位、冷房修理してました。

コンデンサーのフィンがただの板じゃ無く、切り込みが細かく入ってフィンの中にもフィンがある物に変わってから随分と進化しました。
このフィンはインタークーラーやラジエーターにも採用されて効率が上がり、小型でもよく冷えますが同じく油汚れで10%以上の効率低下をします