カイエンのフルオーディオ施工+外部入力でBOSE/ブルメスターに勝利宣言!その2
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
ショップ作業 |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
センタースピーカーグリルを取り外したところです。
部品としては「センタースピーカーグリル」なんですが、標準オーディオでは、センタースピーカーの設定はないので、中身レスです。
手前に、10cm(ドアスコーカーと同じサイズ)が取り付けできて、奥にはブルメスターのツイーターが付くようになっています。
このように、ユニットを取り付ける場所はあるのですが、さすがに配線は引かれていないので、新たに引き込みます。
2
センタースピーカー取り付け後の様子です。
MX080を硬質MDFで製作したバッフルに接着して取り付けました。
スピーカー裏の空間には、アコースティックコットンを詰めて、空間内で起こる波動の(乱)反射を防いでいます。
3
今回は、リアドアもフロント同様に手を入れます。
リアドアには、スピーカーが3つ取り付けできるようになっています。
ベースグレードでは、ツイーターとウーファーの2wayが取り付けられています。プレミアムオーディオでは、豪華3wayになるんですね。
なお、配線は、1本(1ch)が引き込まれていて、分岐しています。
4
ドアトリムを外したところです。
フロントドアと要素は同じですが、レイアウトは異なっています。
ドアロックモーターは樹脂パネル上に配置されています。
リヤのドアスピーカーはフロントよりも一回り小さいサイズで、16cm相当です。
5
アウターパネル作業が終わったところです。
正面からだと防振材が見えづらいので、見下ろすような構図になっています。ご了承ください。
アウターパネルには、フロント同様に短冊状にカットした防振材を貼っています。
6
スピーカーケーブルを引き込んで、バッフルを取り付けたらスピーカーを設置して防振材を貼っていきます。
樹脂パネルの部分は部品が密集しているので、防振材を貼る隙間がありませんでした。
パネルの形状も起伏が激しい(=共振しにくい)ので、神経質にならなくてよいかなと思います。
冒頭のシステム図に表現しているとおり、現段階では、リアスピーカーには純正PCMのリヤスピーカー出力がつながっています。
(要は純正システムでスピーカーだけ交換した状態)
しかしながら、先々、DSP(AF C8.14bit)に外部アンプを増設して、リヤスピーカーも制御下に置くことを想定して、DSPが設置してあるトランクに向けて、追加でスピーカーケーブルを引き込んであります。
追加ケーブルは赤青線で記してあるんですが、4芯ケーブルを純正ケーブルの途中に介在させてあります。
今は、赤→青で行って来いになっているだけですが、先々、ケーブルの先をDSPの入出力に繋ぎなおすと、赤でリヤ信号の取り込み、青でスピーカー出力という具合に移行できるのです。
このようにしておけば、再度リヤトリムを外さずに済み、部品への負担も、工賃も減らすことができます。
7
ツイーターは、ドアトリムに設置されています。
下の丸い穴はスコーカー設置用のスピーカーホールですね。
8
リヤドアのツイーターを差し替えたところです。
純正ツイーターの大きさは前後共通で、同じ部品がセットされています。
SX165のツイーターは、一般的な純正ユニットより大き目なので、周りをヤスリで削ってスリム化して装着します。
寸法でいうと、純正ツイーター径が40mm、SX165のツイーターが42mmというところでした。従って、1mmの厚さでぐるっと削って合わせたことになります。
固定には、エポキシ系接着剤を使用しています。
9
リヤにまわって、サブトランクの中の様子です。
荷室のフロアボードを開けると、広々とした収納スペースが現れます。
今までの車では、この場所にスペアタイヤと応急用工具が積まれていましたが、近年では、パンク修理剤の搭載で良くなったこともあり、スペアタイヤの搭載がオプション扱いになっているケースも増えているようです。
ちなみに、オプションオーディオ搭載車の場合、この場所にはサブウーファーが搭載されるようです。
今回、新規に設置した機器は、(1)中央奥にaudisonのDSPアンプを、(2)その右隣にBLAMのパワードサブウーファーを、(3)手間右側には、アルパインのマルチメディアチェンジャーを置いています。
このチェンジャーには、DVDが6枚入れられるようになっています。この位置であれば、ディスク交換も無理なく行えると思います。
10
最後はDSPコントローラーの設置状況です。
メーターパネルの脇にあるちょっとした平らな面に、DRC ACを取り付けました。
配線は、パネルの見える部分を削らずに通せるルートを見出したので、配線の逃げを作って両面テープで固定しています。
コントローラーは、今のところサブウーファーボリューム以外の利用が無い状態です。
メインボリュームは車両のオーディオボリュームが利用できます。
音響セッティングのプロファイルは、タイムアライメントの有無の2パターンを登録していますので、メモリー切り替えも可能な状態にありますが、多分、ほとんど利用することはないと思います。
今後、興が乗ってきたらメモリーの数を増やして、曲のジャンルやシチュエーションで設定を変更することになる?かもしれません。
操作感については、コントローラーを両面テープで固定している関係で、若干つまみが遊んでしまうので、カチッとした操作感が欲しい場合はねじ止めがお勧めです。(まあ、このままでいいと思います)
11
ポルシェ・カイエンのサウンドアップと、外部入力ソースの追加事例をご覧いただきました。
今回の車は最近のポルシェの標準オーディオ車ということで、スピーカーの数は10個と車格を意識した数字ですが、従来は標準だった高出力のセパレートアンプが省かれています。
実際に聴いてみるとメリハリに欠け、パンチの薄い音に感じます。20センチとビッグサイズのドアウーファーを含むフロント3wayと、リヤの2wayを内蔵4chアンプでまかなうというのは、設計上は妥当なのかもしれませんが、ポルシェにふさわしい、スリリングな音は期待できないようなします。
こういった現況からでも、デッドニングによる環境整備を前提として、DSPアンプ導入とスピーカー交換、サブウーファー追加等によって、オプションオーディオをしのぐ音響改善を実現したのが今回の事例です。
コロナ後の混沌から半導体の供給不足が騒がれ、車両の注文はなんとか通っても、オプションオーディオが選択できないケースがありましたので、意図せずして、あるいは不本意ながら標準オーディオ車を手にしてしまっているオーナーもいらっしゃるのではないでしょうか。
新車購入時は、その旨の説明があるかもしれませんが、中古購入で説明を省略された場合は、納車後に初めて、車格と音とのギャップに戸惑いを覚える事態に直面するかもしれません。
そういったケースも含めて、抜本的なシステム構築によって、満足をお届けできるよう努めます。どうぞお気軽にご相談ください。
最近の外車でニーズの高い、外部入力のためのAVインターフェース取り付けについても、十分な対応がとれますのでどうぞご相談ください。
今回の事例では、施工までに2か月ほどお待ちいただいた関係もあって、インターフェースと地デジチューナーは他店様施工となりましたが、当店でも対応可能です。
また、単純に地デジを入れるだけでなく、今回のように自動切換えの機構を組み合わせて、複数のソースを取り込めるようにしたり、映像をリヤモニタ出したりと、個々のお客さまのニーズに応じた柔軟なコーディネートも得意です。
ご相談はお気軽にどうぞ!
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