目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
キーレス操作からのアンサーバック (ハザード&ブザー) ユニットを取り付けるにあたって、純正のアンサーバックハザード機能が不要なため (作動するとお互いのアンサーバックがバッティングするため) 各種電装機能を制御するETACSの設定変更をすることになりました。
ETACSとは、三菱公式HPの説明によると、さまざまな自動機能やセキュリティ機能で、快適と安心をお届けする三菱自動車独自のインテリジェント機能らしいです。
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/spirit/technology/library/etacs.html
自分の所有するシャリオグランディスにも、現行車と同じものではありませんが一応備わっており、所定の手順に従ってこのETACSを設定変更することが出来る、と知り合いの整備士さんに教えてもらいました。
写真のダイアグノシスコネクター。又は故障診断コネクターとも言われてますが、この16極カプラーの1番ピンをアースに落とし、所定の操作でETACSの設定変更が可能になるとのこと。
2
ダイアグノシスコネクターの位置は、写真赤枠の辺りのところを下からのぞき込むと、16極タイプの黒いメスカプラーが設置されてます。
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この16極メスカプラーの1番ピン(写真赤枠)にリード線、あるいはコードの銅線を差し込み、アースに落とします。
4
自分の取った方法は写真赤枠の位置のネジに接地し、そのコードの先端の銅線を細長くして、16極メスカプラーの1番ピン差し込んだ次第です。
ちなみに、差し込むピンの位置を間違えてアースに落とすと、最悪機器を破損する恐れもあります。実際誤って1番ピンの位置を16番と間違えてアースしてしまい、ドアヒューズ20Aを飛ばしました…。まぁそれで済んで良かったですが。
※こちらの整備屋さんのHPでご紹介されてる方法と同じ感じです。
三菱 キーレス設定方法
http://teammho.searchnavi.jp/c-log309.htm
ただし、アースに落とす作業までが同じだけで、特定操作による設定手順がシャリグランディスとは異なります。
5
<<ログイン操作>>
ここまでは以下の調整モードに入るログイン操作をするための段取りです。
16極コネクター1番ピンをアースに落としたら
以下の手順に従って調整モードに入ります。
①全ドアを閉める
②”スペアキー”を使い、キーを”ON”の位置に回す
※メーター内の”N”,”ABS”,”エンジンチェックランプ”が順次点滅し”短いブザー”が一度鳴ります。確認できたらキーをLOCKに。ただしキーは抜かない
③ハザードスイッチは”OFF”
④ウォッシャー液噴射スイッチを10秒以上”ON”(ワイパーレバーを手前に10秒以上引く)
⑤長いブザー音が鳴る
※メーター内のランプ点滅から⑤のブザーが鳴るまでの動画
http://jp.youtube.com/watch?v=vzUyZFeLbyw
以上の所定の操作手順が出来ていれば”ブザーが鳴り”、これから始めるアンサーバックの設定変更が可能になりました。
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アンサーバックの有無設定は以下のとおり
アンロック時のアンサーバック設定
・キーレスロック解除ボタンを2秒以内に2度押す
(1秒数える毎に押すような感じで)
・ブザーが1回鳴る(アンサーバック有り)
・ブザーが2回鳴る(アンサーバック無し)
※ボタン操作を繰り返せば設定が順に変わります
ロック時のアンサーバック設定
・キーレスロックボタンを2秒以内に2度押す
(1秒数える毎に押すような感じで)
・ブザーが1回鳴る(アンサーバック有り)
・ブザーが2回鳴る(アンサーバック無し)
※ボタン操作を繰り返せば設定が順に変わります
有無どちらかに合わせたら、
・キーを抜く
・アースを解除する
・ドアを開ける
以上のどれかを実行すればETACSの設定変更は完了となります。
なお、このETACSの設定内容はバッテリー端子を外しても、初期設定にリセットされません。
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このETACS設定項目にはアンサーバック以外にもいろいろとあり、ほぼ初期設定の状態で不都合も無かったんですが、ひとつだけ少々不満だったオートライトからの点灯感度(トンネル内での点灯が若干遅い)をついでに調整しておきました。
【5】のアース接地後からブザーを鳴らせるまでのログイン操作までは共通で、AUTOライトの感度調整には以下の操作から設定変更となります。
①ライトスイッチを”AUTO”の位置にセット。
②方向指示器を”左折”の位置にセット。
③ヘッドライト Hi/Low切替スイッチを2秒以上”ON”(方向指示器を手前に2秒以上引く)
↑③の操作をする毎に以下のような動作音に順次切り替わり、Hi/Low切替スイッチを解除すれば、その時のブザー音での感度に設定されます。
・高照度でライト点灯-(ブザー1回)
・標準照度でライト点灯-(ブザー2回)※初期設定
・低照度でライト点灯-(ブザー3回)
・低低照度でライト点灯-(ブザー4回)
ブザーが1度だけ鳴る”高照度”に設定。
【6】に書いた
・キーを抜く
・アースを解除する
・ドアを開ける
のいずれかを実施して調整モードは完了。
一般道のトンネル内は入った瞬間点灯するようにはなりましたが、高速道のトンネルは明るいためか、自動点灯まで2~3秒は掛かります。最近の高速道は明るいのでこんなもんかも知れません。
8
<<ドアミラー展開忘れ自動復帰>>
ドアミラーを閉じたままで走行したとき、車速が約30km/hになった時点で自動に展開してくれる機能があります。初期設定ではこの機能がONのはずなのにうちでは自動展開されず、機能そのものが無いものと思ってましたが、設定がOFFになっていただけでした。
設定方法は先のオートライトと同様にログイン操作までは共通で、調整方法は以下のとおりです
①ドアミラー左右切り換えスイッチを中立にする
②ドアミラー開閉ボタンを2秒以上押し続ける
↑②の操作をする毎に以下のような動作音に順次切り替わり、その時のブザー音での設定に合わせて調整モードからログアウトすれば設定完了です
・(ブザー1回) 車速約30km/hで復帰 ※初期設定
・(ブザー2回) なし - 機能OFF
ログアウト後は、ドアミラーを格納してキーを抜き、再度エンジン始動し走行。時速が約30km/hに到達すると、ドアミラーが自動で展開されることを確認できました。
ちなみに新しいエタックスにはこれ以外に、
・エンジンスイッチに連動 (※ 運転席ドアを閉めてエンジンONで展開し、OFF後に運転席ドアを開けると自動で格納)
・施錠/解錠に連動 (※ キーレスエントリーの通常のロック操作(ボタン1回)に連動してドアミラー格納、アンロック操作に連動してドアミラー展開)
などの機能もありますが、うちのエタックスのバージョンにはそれらの設定はありません。
以上のETACS設定変更については、最寄りの三菱ディーラーや整備工場に尋ねれば、変更可能な内容(年式によってはETACSのバージョンが異なり変わってきます)と設定方法、又有償か無償かはわかりませんが、その設定もやってもらえます。
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