国営越後丘陵公園 クラシックカー展 2017.10.1 その9
投稿日 : 2017年10月16日
1
昭和45年式のスズキ・フロンテ・デラックスです!
車名が「フロンテ360」となり、駆動方式をRRに、コラムシフトからフロアシフトに変更されました。コークボトルラインと言われる丸みを帯びたスタイルの採用と共に、エンジンを「レーシングカー譲りの2ストローク3気筒」と銘打った直列3気筒へ変更。この形式は、理論上4ストロークの直列6気筒に匹敵する優れた回転バランスを持つ。また、ホンダ・N360に対抗すべく、31馬力のハイチューンエンジンも設定されました。
昭和43年には、高性能バージョン「フロンテSS(ストリート・スポーツ)」を追加されていました。スズキでの「SS」グレードは本代のフロンテ以降途絶えていたが、35年ぶりの2003年に「アルトラパン」に採用されました。
2
昭和48年式のスズキ・フロンテGC/Wです!
車高は1260mm(スポーツ系)とかなり低く設定され、フロントのトランクは拡大されていました。
通称「スティングレイ・ルック」と呼ばれ、軽自動車としては初めて吊り下げ式クーラーが設定されたクルマでした。
3
昭和62年式のスズキ・アルト ツインカムターボ・ワークス・RS-R(CC72V)です!
3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジン(F5A)を搭載し、軽自動車に64馬力の出力規制が設けられる発端となったクルマで、当時のキャッチコピーは「Riding Hi,WORKS 運転ではない!これは運動だ!」でした!
「RS-X」と「RS-R」には各種エアロパーツが標準装備されていた上に、ピンクを基調とした派手な内装も話題になりましたが、販売期間が1年7ヶ月と短く、非常にレアなクルマともいえます!
4
昭和49年式のダイハツ・フェローマックス・DXです!
1907年に創業したダイハツが発表した初の軽自動車が、41年に登場したFRでトランクを持つ3BOXスタイルが初代フェローでしたが、フェローMAXは初代から一転し、FF2BOXへと変更されて登場しました!
水冷2スト2気筒エンジンは33psを発生し、当時ホンダN360から勃発した軽自動車パワーウォーズに名乗りを挙げました!
5
昭和54年式のトヨタ・セリカXX・2000GTです!
A40型セリカ(4気筒モデル)のフロントノーズを延長し、M型6気筒エンジンを搭載し、ラグジュアリーな雰囲気を持った高級スペシャルティカーとして、昭和53年にデビューしました。
4灯角型ヘッドランプやカラードウレタンバンパー、ガラス調のリアガーニッシュやBピラーフィニッシャー、七宝調エンブレムを装備し、後の初代ソアラやマークII3兄弟(マークII/チェイサー/クレスタ)などに代表されるトヨタハイソカーブームへ続くえんじ色の内装など、装飾による高級感の演出の元祖であり、その3年後に登場する初代ソアラの源流にもなった車種でありました。
また北米にも輸出されておりましたが、当時のアメリカではXの連記が映画の成人指定度合いを示すため、北米を含めた全ての輸出車はXの連記を避けスープラと命名し発売され、このことによって「セリカXX」は日本国内専用の車名になり、のちのスープラに発展する車でもありました!
6
昭和63年式のトヨタ・クレスタ・スーパールーセント・エクシード(GX71)です!
イメージキャラクターに俳優の山崎努を起用し、マークⅡ三兄弟の中でセダンとして発売されたクルマで、中古車市場ではマークⅡよりも高かったこともありました!
ちなみにこのクレスタは、特別限定車の「エクシード」で、専用の内装、カラードバンパーが装備されておりました。
また昭和60年10月には、国産車初のツインカムツインターボエンジン「1G-GTE」を搭載した「GTツインターボ」(GT TWINTURBO)が追加されました。
7
昭和61年式のトヨタ・スプリンター・トレノ・GT-APEXです!
80系カローラ・スプリンターが軒並みFFかされる中、スポーツモデルである「レビン・トレノ」のみ、先代同様にFRレイアウトを採用していたのが、AE86レビン・トレノです!
新車販売時はレビンのほうが売れており、トレノは少なかったそうですが、マンガ「頭文字D」の影響で、プレミアム価格で取引され、カルト的な人気を博すことになったのも、有名な話です!
8
トヨタ・カローラ・レビン・GT-Vです!(年式不明)
トレノとは、兄弟車の関係にあるレビンは、デビュー当初はレビンのほうが売れ行きが良かったそうです!
トレノ同様、デビューから30年以上経過している上にスポーツ走行で使われることが多い車種の為疲弊・損傷した個体が多いこと、頭文字Dの人気ゆえに絶版後も需要が相当数あったことにより状態の良い個体はそれらにより軒並み数を減らしたこと、車両の性格やその人気と年式ゆえにワンオーナーの個体が少ないことが重なり、極めて状態の良い個体には新車並み、場合(フルレストア車等)によってはプレミア価格がつけられることもあります!
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