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2011年08月23日

スカイラインの試乗

スカイラインの試乗 このあいだの日曜日に、ふと思い立ってスカイラインの試乗に行ってきました。グレードは250GT。カタログでは下から2番目のグレードですが、実質的にはベースグレードです。とはいえ、横滑り防止装置やサイドカーテンエアバッグ、ナビとETCまで装備されているので、これ以上オプションで何を付けたらいいのか考え込んでしまうのですが、セールス氏に聞いたところではサイドバイザーとフロアマットが人気のオプションだとのこと。そうか、フロアマットはオプションか。って、軽自動車じゃああるまいし・・・。

装備の事でひと言付け加えるとすれば、250GTは上に書いたようにほぼフル装備なのに、リアのプライバシーガラスがオプションだという事です。つまり、装備が充実したグレードを選んだり安全に関するメーカーオプションを色々付けたりするとたいていの車は自動的にリアのプライバシーガラスが勝手に付いて来るのですが、この車はそれが無いのです。この車の最もすばらしいところはここです。

さて、車両価格で300万円越えなので次期車選びの候補には微妙に(いや、はっきり言って)対象外なのですが、2.5リッターV6、7速ATという(スペック上は)ドイツ車のメジャーどころを相手にそれなりの勝負が出来そうなこういう車を知っておくのもいいだろうと思い、試乗してきました。

結論を簡潔にいえば、かなりすばらしいです。こういう世界もあるのかと思い知らされました。この車は移動するために運転するのではなく、運転する事自体が目的となる車です。しかし新車で買うには高すぎるので「こんど」の「つぎ」の車として程度のいい中古があれば考えたいというところです。(そのときのガソリン価格にもよりますが・・・)

ということで、以下は素人が30分ほど町乗りした感想です。文章をまとめる能力に欠けるので、長文ですみません。

前方視界はまあ良好か。反対に後方視界は狭い。リアウィンドウが小さい印象。
メーターの配置はオーソドックス。燃料計と水温計がアナログメーターなところが古典的だが、それでいい。デザインはシンプルで見やすいものの、若干高級感に欠ける気がする。もうちょっとデザインをがんばってほしいところ。

ハンドルはチルト&テレスコ。ハンドルのチルトに合わせてメータークラスターの角度が変わるのが大変親切。たしか20年くらい前の大型トラックにそういうのがあった。(ふそうのザ・グレートだっただろうか。)ようやく乗用車も追いついてきた?

7速ATは低速域からロックアップが感じられ、少々きつめに思える上り坂でもエンジン回転は2000回転に満たないところでロックアップしたままグイグイと上りきってしまうのはすばらしい。これには感動。低速からトルクがある(排気量がある)エンジンだからなし得る技なのだろうが、これを知ってしまうとちょっとしたことですぐにロックアップを解除してエンジン回転を上げるものの加速感がちっとも伴わない締まりのないATやCVTが許し難く思える。

ハンドルはやや軽めだか浮ついた感じが無い。アシストが強いというよりは摺動抵抗が小さい感じで好感。子供じみたスパスパ向きを変えるようなところが無くとても自然な感じで気持ちいい。なので、中速域までで十分楽しいし町乗りでも気持ちいい。

乗り心地は締まった感じ。試してはいないが中~高速コーナーでの安定性に照準を合わせると低速では硬く感じるのだろう。硬いといってもあとから揺すられる感じは無く、揺れは一発ですぐに収まるので不快ではないが、個人的には揺れる速度がもう少しゆっくりなほうが好み。

アクセルは軽くもなく重くも無い。動きはスムーズ。電子スロットルとのことだが発進でドカンと下品に飛び出さないセッティングのようで扱いやすい。ペダルはマークXと同様にオルガン式。

ブレーキのタッチは柔らかめだが踏めば踏んだだけしっかり効いてくるところがいい。(踏めば効くのが当たり前の話だがコロナにはここが足りない。)微速域もコントローラブル。0G停止はまあ容易。

全体的に操作系は車のパフォーマンスから想像するよりもかなり軽め。これは学生時代に友人に運転させてもらった31、33のGT-R(これらはクラッチすら軽かった)と同じ印象。スカイラインの伝統なのだろうか。

静粛性は高い。欲を言えばエンジン音をもっと聞きたいところ。概ね3000回転くらいからそれっぽい音が聞こえてくるが、随分と遠くのほうから聞こえてくる感じでもったいない。

横幅は1800ミリ近くあるが、ボンネット左右の盛り上がりがいい具合に目印になることと正確なハンドリングのおかげで大きさを感じない。

後席は噂に聞くほど狭くない。ひざ周りの余裕は十分。頭上空間に余裕は感じられないが、まあ許容範囲か。ベースグレードの250GTにはエアコン後席吹き出し口が無いのが、300万を超える車にしては寂しいところ。

トランクも噂に聞くほど狭くない。しかしホイールハウスの張り出しが大きいので、四角い箱をきれいに積むのは難しそう。見た感じ、ゴルフバッグを重ねずに積むことが出来るのは2個だろう。

セールス氏によると実燃費はリッター10キロ程度とのこと。一昔前の2リッターセダンと同じくらいだろうか。なかなか気持ちのいい2.5リッターV6エンジンを積む事を考えればまあまずまずだろうが、このご時世、(自称)普通の勤め人が実燃費リッター10キロ程度の車を買おうとするのはちょっと抵抗がある。さらにハイオク仕様だし・・・。

ロックアップ領域が広く、むやみに締結を解除しない7速ATは相当魅力的。しかし、実燃費がリッター10キロ、ハイオク仕様、車両重量1500kg超、排気量2000cc超というあたりが、この車を庶民が所有する事を躊躇する大きな要因となろう。そう、この車はオーナーになれる人を選ぶ車だ。

余談ですが、この日はやたらスカイラインの試乗ばかりが朝から続いたらしく、セールス氏もびっくりしていたとのことでした。
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Posted at 2011/08/23 23:36:50

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