目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
前回、ガラスハッチリアゲートダンパーを交換したのが約9年前。
その時に交換したダンパーは純正の中古品でした。
今ではガラスハッチを全開にしても少し下がり、数分後にはパタンと下りてしまうようになりました。
純正のダンパーは廃盤になっており、状態のいい中古品はあまりないので、社外品のダンパーに交換することにしました。
2
純正ダンパー(上側)と今回交換するTenPointのダンパー(下側)です。
交換に使用する道具等は、電気ドリルと8mmの金属用ドリル刃・つや消し黒のラッカースプレー・やすり・スパナ・小さめのマイナスドライバーになります。
3
純正のステーはリベット留めがしてあり、ドリルでリベットをもみ開け(上からドリルでリベットを貫通させる)、リベットの上部分が削れてステーが外れると今度は付属ボールねじを装着させるため、ステーの穴を8mmのドリル刃で広げてやる必要があります。
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純正のダンパーに付いているホディと固定させるステーを使用するのでこれを外します。
電気ドリルに8mmの金属用ドリル刃を装着し、リベットをもみ開けます。
本当は、万力で固定させて穴を開ける方がズレもなく安全です。
5
使用した電気ドリルは年代物で使用するには問題ないのですが、なにぶん大きくて重たく回転速度の調整がないので、穴を開ける力が強すぎます。
そのため、自作の電動工具スピードコントローラーと接続して回転数を落として穴を開けました。
最近のドリルドライバは、コンパクトで軽く回転速度等の設定も可能なので、こちらの方が扱いやすいと思います。
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ダンパーからステーが外れ、8mmの穴が開きました。
7
穴周辺のバリをヤスリで削ります。
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長年の汚れ等を洗い流します。
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作業中でついた小キズや長年の汚れがあるのでつや消し黒で塗装。
ステーをボディに固定していた左右4つのネジも合わせて塗装しました。
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ステーに「L」「R」の刻印があります。
Lは助手席側で、Rは運転席側になります。
私は、組み立てや装着時に間違えないようにリアシートの上部に付箋を貼っておきました。
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ダンパーとボールねじの組み込みです。
正面から見るとクリップでボール部分を挟み込むような形状になっています。
奥にはボールねじを入れた後、スムーズに動くようにグリスが塗り込んであります。
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裏側に細めのマイナスドライバーが差し込めるようになっています。
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マイナスドライバーを差し込んで何もしていない状態です。
ボールを挟み込むクリップは狭まったままです。
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差し込んだマイナスドライバーを手前に倒してやるとクリップが広がり、ボールねじの頭が入れやすくなります。
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ダンパーにボールねじを入れ、ステーに組み込みました。
ナットとワッシャーは、ダンパーの付属品を使用します。
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ガラス側もボールねじを同様に挟み込みます。
ワッシャーの平座金(上側)とバネ座金(下側)は、純正ダンパーに付いていた物を使用。
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完成!
純正品と比べると、かなり細身のダンパーです。
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完成後、勢いよくハッチが開きMAXまで上がっています。
これで当分の間は大丈夫だと思いますが、次回交換する時は、ステーもボールねじもそのまま使えます。
今回交換したTenPoint製品以外の他社製品のダンパーもほぼ同様の仕様となっており、クリップを広げて挟み込めばいいので、ある意味ポン付け状態になりました。
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