ECU書き換えメモ
~ECUの書き換えメモ~
2025年5月24日 1回(累計58回)
・Engine Load Compensation Non-Cruise (MP)
0.48-1.147barの3200RPM値を3400RPMへコピー
0.48-1.147barの3000RPM値を3200RPMへコピー
・Engine Load Compensation Cruise (MP)
0.48-1.147barの3200RPM値を3400RPMへコピー
0.48-1.147barの3000RPM値を3200RPMへコピー
・CL to OL Delay
750を0に変更
・Volumetric Efficiency
ログの補正から濃すぎると判断し初期に作ったマップに戻して
負圧領域をフィーリングでならしアイドル付近はそのまま。
上記修正の説明を記載
・Engine Load Compensation Non-Cruise (MP)
・Engine Load Compensation Cruise (MP)
これについてはカスタムロム導入前の乗り始めから気になっていた3200RPM付近のパワーロス感というか、落ち込み感というか、トルクの谷の様なものを感じていて、ロムのいろんな所を修正しては試していましたが、これといった改善はありませんでした。
今回、TGVの関係で海外のいろんな掲示板を見ていたのですが、TGVの動作に関連して海外でも3000RPM付近の谷について投稿がありました。
そこではログをとって、このマップを修正すると改善するとあったのですが、とりあえず効果を試したかったのでさくっと下のマップに修正してみました。
(上が修正後、下が修正前)

するとどうでしょう!書き換え後に数回乗りましたが、谷を感じることがなくなりました!
とくに1速や2速でちょいアクセルにより回転をすぅーっと上げる時に、谷を感じていたのですが、今のところ谷を感じることはなく改善していると思います。
改善しようといろんなマップを扱いましたが、ここのマップに辿り着くまで2年以上かかりましたね。
・CL to OL Delay
今回初めて修正しましたが、このマップもTGVの関連で海外掲示板を見てるときに見つけました。
そこの書き込みに
「そもそも遅延が存在する唯一の理由は燃費向上ですが、私の意見では、遅延は危険です。高負荷/高回転のセルが低い空燃比(AFR)を目標としているのには理由があります。ノッキングを防ぐためにより多くの燃料が必要になるからです。この遅延により、ECUはセルが要求する低い空燃比(AFR)を無視し、カウンターが遅延値を超えるまで14.7に強制的に設定してしまいます。」
とあり、この症状に思い当たることがありました。
それこそアクセルべた踏みしたときに、ブーストは正圧に上がるのに、空燃比が薄く、そのまま踏み続けると濃くなる症状を何回も見ていました。
この症状じゃん...。これも改善すべく燃調扱ったりVEを扱ったりいろんな事をしましたが、ここにきて原因が判明したと思いました。
遅延ゼロ化後にロガーでも踏んだら即時オープンループになる動作をしていたので、乗りやすくもなった気がします。
ちなみに掲示板でオーストラリア仕様のSTIには、このマップが純正でゼロのモデルがあると情報があったので、探しまくりストックロムを見つけ2008年STIモデルでは確かにゼロでした。
このことからも遅延はゼロにしよう!と思ったところです。
掲示板ではメタルキャタライザーやフロントパイプストレートへ交換等ブーストが上がりやすくなる仕様は、上記の理由から遅延ゼロにした方がいいと記載があったので納得しちゃいました。
・Volumetric Efficiency
今までのログからも濃い状況で、また上記のEngine Load Compensationの修正などから、今回は初期に作成したマップに戻して改めて調整していきます。
今回の試走からは特段おかしなところは感じなかったので、しばらくはこのロムでいこうと思います。
今回も超絶個人的見解てんこりなので、ご利用はご計画的にw
でも今回修正した3200RPMの谷と遅延ゼロはビックリな改善でした。
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Posted at
2025/05/24 14:00:43