リアキャリパー分解、清掃

３０年以上前のリアブレーキキャリパーです

分解清掃のため、シリンダーとシリンダーマウンティングを分解します

分解作業の最初に、71独特な固定方法に悩みました

スライド部分にスプリングがあり、ガイドプレートとシリンダーガイドという名称の金属製の板が組み込んであるのですが、そのままではビクともしませんでした

シリンダー本体を抑えつけて隙間を作ると抜き取ることを思いつき、作業がすすみました

まず、ブレーキシリンダーガイドとガイドプレートを固定しているピンを抜き取ります

それから押さえつけてスプリングを縮めてガイドプレートを抜き取ります

ガイドプレートを抜き取ると分離できました

外側２枚がガイドプレート

内側が２枚がシリンダーガイドです

昭和５６年式のリアキャリパーのピストンは、フロント同様で一筋縄では、分解できませんでした。

ピストンは固着していて、フロント同様グリースガンを利用してブリーダープラグからグリースを渾身の力を込めて圧入した結果、やっと固着が緩みました

その後、純正ＳＳＴの代わりのピストンスプレッダーでピストンを回して抜き取りました

ラバーブーツの接触部分が酷く錆ついていました

ブレーキシリンダー内部は比較的きれいですが、ラバーブーツの接触部分の錆が相当進んでいます

ここまで深い錆を奇麗にするのは難しい

自作のケガキやマイナスドライバーで可能な限り奇麗にしました

パーキングブレーキの作動部分は～

カバーは、ラバーブーツです　ちなみにＡＥ86はプラスチックに仕様変更されました

パーキングブレーキクランクが錆びています

作動は問題なく作動するようです

かつてのメカニックさんによれば、

「水が入って錆びたとしても、最悪でもパーキングブレーキの効きが悪くなるだけだから、そんなに気にしなくても良いですよ」

と笑ってアドバイスしてくれました（爆）

もう片方は、グリースがそのまま奇麗に残っていました

左右でこれほど差があるとは？？？？