ゴメンなさい・・・ビリヤードの話しです。久々に頭が真っ白になるくらいの試合をしたもので、その気持ちを記録に残しておこうかと。お暇な方は、お付き合い下さい♪
先日、ひさびさにMyホームのハウストーナメントに参戦。学生時代には所々のトーナメントに良く参戦していましたが、流石に社会人になってからは参戦しておりませんでした。試合間の待ち時間・・・結構長くて辛いですし。(^^;)
では、何故今回参戦したか・・・と言うと、Myホームは2月に閉店が決定。よって、最後のトーナメントになってしまう可能性が高く、友人からの誘いもあったので久々の参戦。何らかの形で店への恩返し・・・もしたかったですしね。自分がビリヤードのイロハを教えていただいたのはこの店ですし、学生時代から数えると約10年在籍していたことになり、色々な思い出があるお店です。
常連としてはお店が閉店してしまうのは寂しい限りですが、まったくやる気の感じられない現在の営業方法では致し方ないだろうな・・・と思います。
さて、参加者が集まり次第、K-1スタイルのトーナメント枠の抽選。その抽選結果なのですが・・・1回戦からプロと対戦にw。相手はプロなのでハンデ1セットもらえますが(つまり5-4ということ)、1セットなんてあるようでないもの。あっという間に持って行かれる差です。
「オイオイ、当たるにしても肩が暖まってからにしてくれ・・・。」と思いましたが、当たってしまったモノはしょうがないですよね。(^^;)
今まで試合以外でプロと対戦していただいたことは何度かあり、まぐれで勝ちをいただいたこともありますが、試合という場でプロと対戦したのは初めての経験でした。
試合以外では手抜きされているような感じが若干ありますが(あちらも"営業”があるでしょうから(^^;))、試合・・・というからには、プロも手抜きせずに相手をしてくれるでしょう。今の自分と、どれだけ力の差があるのか・・・ビビリつつも楽しみでした。
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※写真は別の日に撮影したもので、今回の内容とは関連しておりません。雰囲気です。(^^;)
テーブルの指定があった後、バンキングから試合開始。
バンキングに負けたため、1ゲーム目のブレイクは、あちらから。
It seems to be a machine! posted by
(C)ginapoolholic
相変わらず・・破壊力がとんでもないブレイクからゲームスタート。
ボク、この時点で既にビビってますw。
ブレイクされた後は、何の問題もない配置(ブレイク時に1番が他の球に隠れていたり、1番と2番がくっついていたりすると1〜9番まで全て落とすことが困難になります)。うーん、流石はプロですね。サクサク取り切っていきます。全球の配置的に全く問題なし、このゲームは落としたなぁ・・・なんて考えていると
8番でミス!・・・(゚Д゚;)
しかも、8番は穴前に残存。
「おぉう、ラッキィ♪」こぼれ球をいただき、1−0と先取。
「相手も体がまだ暖まってないんだろうな〜。」なんて思いつつ、今度はこちらのブレイク。問題のない配置でしたが、ゲーム序盤でシュートミス。「これは持って行かれるだろう・・。」と思っていたら、再びこちらにチャンスが。丁寧に一つ一つ落としつつ、9ボールまでたどり着きます。これも決めて、2−0へ。
Billiards 12/2-3 posted by
(C)ginapoolholic
こちらは4ゲームを先に先取すれば良いので、かなり気が楽になってきました。「ここいらで攻めてみるか。」と気持ちを切り替え、ハードブレイク。またもや問題ない配置。一つ一つにビビりながらも8番へ到達。
ただ、8番、9番の並びがいやらしい配置。8番を入れに行くと、どうしてもスクラッチ(手玉が穴に落ちてしまう=そのゲームは落とすことがほぼ間違いない)が見えてしまいます。
さて、どうするか?ここでセーフティ(手玉と8番の間に9番を挟んで隠してしまう)も一考ですが、弱気で行くと・・・プロの気迫に飲まれそうな予感がします。一度ゲームが傾くと、流れを戻すのはなかなか困難です。元々の力量が上の相手に対して、試合で小細工をして上手くいった記憶がありません。 f(^ー^;
Billiards 12/2-8 posted by
(C)ginapoolholic
熟考した結果、「8番でシュートミスして落ち込むは、敢えて攻めてみたほうがメンタル的に良いか?スクラッチして、このゲームを落としたとしても・・・まだ終わりじゃないしな。」と考え、攻めてみることに。トライした結果、8番はスコーンと入りましたが・・・
手玉は9番に蹴っ飛ばされ、無情にもスクラッチ!
いや〜、そういう予感って当たるもんですね・・・(T_T)
ただ、マスワリ(ブレイクしてから相手に一度も渡さずに、そのゲームを撞ききってしまうこと=相手にチャンスを与えない)できる精神状態であることは自分自身で確認できました。このゲームは落としましたが、敢えてチャレンジングな事をすることによって、気持ちがとても落ち着きました。ここで、スコア2-1。
Billiards 12/2-9 posted by
(C)ginapoolholic
さて、そんな展開で迎えた4ゲーム目。プロのスイッチも徐々に入ってきた様子。ただ、ブレイク後の配置が良くありません。7番9番がくっついており、どこかでこれを崩さなくては9番まで取り切れない配置です。
プロはそれをわかっているので、3番でこちらに対してのセーフティを選択。このプロ、頭が良いので攻守のバランスが絶妙。守るとき(セーフティを仕掛けてくるとき)は相手を全く動けないような配置を作ってきます。(ノД`)アー
では何故、セーフティがマズイのか? 9ボールは3回連続でファールを取られると、そのゲームは負けになるというルールがあるのです。よって、この状況では手玉を3番に当てられないのが3回続くとその時点でゲームは負けとなります。ここで、相手に流れを渡したくない・・・。
しかし、既に先程のセーフティがガッチリ決まっている状況。Tryしてみるも・・・やはり当てられず。次のプロのターンでも、やはりセーフティを仕掛けてきました。これまたガッチリしたセーフティ!うーん、ハンパねぇな。(^0^;) これまた当てられず。残り1回のチャンスにかけるしかありません・・・。
Billiards 12/2-4 posted by
(C)ginapoolholic
相手は3回目もセーフティを選択。相手の戦略としてはここに持ってきたかったわけですから、当然といえば当然の選択・・・なんですが、ガチガチのセーフティをかけられた自分としては泣きそうです。(>_<)
ただ、前2回のセーフティと比べると緩い。どうせ当てられなければゲームを落とすのは決まっているわけですから、自分の選択としては死ぬ気で手玉を3番に当てにいくしかないわけです。慎重にコースを確認、気持ち強めにショットを放ちました。
・・・あ、手球のコースずれてるw (-_-;)
手球はポケットに一直線。3番はポケットの近くにあるのにねぇ。(^0^;)
「ガコガコッ!・・・・カチッ。」
(?_?)エ?
おぉう、手球が穴の角に当たり、近くにあった3番にHit♪
ボク、なんてラッキーなんだろう?w
しかし、次は相手のターン。残りの配置には7番9番がくっついたまま残存。このままでは相手も取り切れません。どうやって7番9番を攻略するのか・・・プロの攻略テクニックを見たい気持ちと、攻略をミスして欲しい気持ちが複雑に入り混じります。
4番、5番とプロは安定して取り切っていき、7番9番が近づいてきます。さて、問題の6番。これを沈めつつ、沈めた後の手球で7番9番の配置を壊す作戦のようです。そして、6番を沈め・・・手球が7番9番に向かって転がっていきます。
結果・・・
7番と手球の間に・・・9番が挟まる配置に。(;゚д゚)
自分が動けなかった展開から一転、今度は相手が動けない展開に。(^0^;) プロも何とか当てに行きますが・・・当てられず。もらったフリーボールで、今度はこちらが7番を移動させるセーフティを仕掛けました。それがバッチリ♪ 相手が再び当てられず、残りの7番、8番、9番を自分が取り切ってスコア3-1。勝利まであと1セット!
Billiards 12/2-7 posted by
(C)ginapoolholic
可能ならば、ここで逃げ切ってしまいたいスコア3-1。ブレイク直後は、なんてことがない配置だったと思います。(ここら辺、あんまり覚えてない(^^;))勝ちにリーチがかかっていて意識したからなのか、ひとつひとつのシュートにどうも自信がないな・・・なんて思っていたらやっぱり外しました。ダメねぇ・・・(>_<)
相手のターン。問題なくゲームが進んでいきます。
・・・が、8番で「手球ー8番ーポケットが一直線」に。
この場面では、穴フリ(ポケットの広さを使って、手球にわずかに厚め・薄めにアプローチして的球を入れること)かつ、ハードショットが要求されます。
「あら〜、どうやって対処するんだろう?」と思って見ておりましたが、まさかの穴フリ失敗→スクラッチです!
・・・ということは?
Kamille卿さんではないですけど・・・今年初の大勝利♪w (ノ´▽`)ノ ウワーイ
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トーナメント結果としては、次の試合で負けちゃって敗者ゾーンに転落(燃え尽きたらしいw)。そこで一踏ん張りしたのですが・・・敗者ゾーンで再びプロと対戦。ここではやり返されちゃいました。(^^;) そのプロが優勝、自分は3位という結果で終了。流石、一度くらい負けたところでへこたれないのは見習わなくてはな・・・と感じました。
今回、プロに一度勝つことはできましたが・・・同時にプロとの力量差を感じさせられた試合でもありました。あとは勝利への執着心。「ルールの範囲内であれば、何を行ってでも勝ちを狙う。」もちろん紳士的な範囲内での話ですが、ここら辺はやっぱり我々アマチュアとは違うよな〜、と。
ただ、自分の中に自信が戻ってきたのが、大きな収穫でした!
この試合を経験することで、一皮剝けたんじゃないかと自分で思えるほどです。
久々に頭が真っ白になって、本当に楽しかった♪ d(-_☆)
優勝することはできませんでしたが、自分のビリヤードプレイヤー史上、記憶に残る試合になりました!こういう壁を幾つも乗り越えることで徐々に上手くなっていくんだろうなぁ、と思います。まだまだ精進するつもりです!(^ω^)
ND7_1445 posted by
(C)ginapoolholic