2011年01月04日
登坂車線の功罪
今までずーーっと思っていたことを、この正月の帰省でまた強く感じたので、
書いてみることにしました。
何故、登坂車線があるのか?
そりゃチミ、鈍重な大型車が軽快な小型の車両のジャマをせずに、交通の流れを良くするためだろ、
というのが基本的な考え方だ、と思われる方が多いでしょう。
おそらく道路建設者もそう考えたはずと思われます。
しかし、
鈍重な大型車に車線変更させて、また登坂車線の終りで走行車線へ車線変更させるのが、
いつでもカンタン、スムーズに行くでしょーかね?
走行車線が混んでれば、大型車の入るスキマを作るために交通がスムーズぢゃなくなるのでは?
これが逆なら、つまり、鈍重な大型車が走っている車線に、
軽快な乗用車が車線変更するのであれば、
かなりスムーズにコトは運ぶはずだ、その方が合理的だ、という意見にオイラは賛成なのです。
何が言いたいのか、というと、
登坂車線をやめて、右側に追い越し車線を増やした方が交通ははるかにスムーズになる、
ということ。
ところで、
今回の帰省では、行きも帰りも、混雑している状況では、かなり登坂車線のお世話になりました。
だって、だれも登坂車線走ってないんだもの。
走行車線、追い越し車線とも混雑でスピードが出ない中、
かなり詰まった車間で走るのは結構神経使うし、キケンだ。
一方、だれも走ってない登坂車線は、車間に気を使うことなく走れる。こりゃ楽だ。
しかもれっきとした「車線」であって、走行禁止の路側帯とは違う。走ってよいのだ。
ただし注意が必要。登坂車線は高速道路の本線上ではないので、
最高速度制限100km/hが適用されない。一般道の60km/h制限が適用される。
たまに登坂車線側から100km/hとかの速度で追い抜きしていく車を見かけるが、
そりゃ速度違反である。
本論に戻って、
登坂車線を作るより、
右側に追い越し車線を増やしたほうが良い、
という意見に自分は大賛成。
長い上り坂で速度が低下して自然渋滞を引き起こすわけだが、
このとき速度が落ちた「軽快」なはずの小型の車両は一台として登坂車線には入らない。
追い越し車線も然りであって、前車の速度が落ちたからと言って、追い越しようがない。
それで自然渋滞が始まる。
ところがこの時、右にもう一本追い越し車線があればどうであろう。
速度が落ちない軽快な車両は、どんどん右から追い越しが可能であり、
ひいては本線上の交通の流れ全体の速度は落ちずに、自然渋滞を回避できるはず、と考える。
だいいち、3車線分あるのに2車線の渋滞の列が出来てるってこと自体、もったいないよね?
3車線で走ったら渋滞しないかもしれないのに。
高速道路各社様、この意見を是非採用お願いいたします。
スムーズな交通のために!
ちなみに、東名下りの日本坂トンネルの付近は2車線から3車線に増えるのだが、
左に1車線、走行車線が増える造りになっている。しかし、オイラはここで、
それまで走行車線を走ってきた車が左へ車線変更するのをほとんど見たことがない。
ほとんど全員それまでの車線キープである。
だから速度が落ちて渋滞したりする。
そういう中、一番左を誰も走らないので、オイラはちゃっちゃと一番左の車線に入り、
フン詰まっている右2車線を横目に、速度キープでスイスイと通過させて頂いてますだ。
NEXCO中日本様、ここ、右に追い越し車線を増やす造りにすると、渋滞なくなりまっせ。
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Posted at
2011/01/04 17:08:54
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