重捨て(パワステ徹去
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
半年ぐらい寝かしてしまいましたがパワステフルード漏れ修理、もといPS機能を撤去します。
ちなみにここの漏れを治す場合、場所的に結構手間なのでリビルドを用意して組み替えが1番です。
2
ドナーを一つ用意してバラバラにします。
今回はNB6のATだったかな?私のが30万kmオーバー、此方は10万ちょっと…
これは…新古品みたいなものですね(@ ̄ρ ̄@)←感覚狂ってる
PSラックのPS機能撤去なので、専用重ステラックじゃなくてPSラックの重捨てです(^^;)ヤヤコシイ
ちなみにPSが機能してる車体でPSベルトを外すとハンドルが激オモになりますが、同時に中のフルードを押し返したり押し込んだりしてる為に余計重いです。
ラックの中に有るシールを切り、抵抗を減らすのが今回メインの作業ですね。
3
早速ですが、左右ブーツを外し、運転席側ロックワッシャーの爪を起こして、モンキーで緩めて運転席側のタイロッドを外します。
ラックエンドナット(助手席側)をモンキーで緩めて(オレンジ)
ラックのテンショナーもモンキーで緩めて外します。
最後にハンドルからのインプット側、ボルト2本でハウジングが外れるので中からシャフトを引き抜きます。
そうすると、助手席側タイロッドがついたままラックシャフトが助手席側へずるっと全部抜けます。
4
抜けたシャフトを確認しましたが、10万キロオーバーでも変な傷や目に見える曲がりはありませんでした(^^)
事故がない限りまぁ曲がらないですよねぇ…
次は、この真ん中のを切ります。
5
センターシールをグラインダーで上下に歯を入れ、隙間にマイナスで叩いたらすぐ2つに割れます。
6
この溝にクリップ入ってますが、特に不要なので爪で外して加工は終了!
7
ハンドルからラック入力部品をバラした図。
ボルト2本でハウジングからシャフトまで抜けます。
左上、ハウジング、Oリング、シャフト
真ん中、クリップ、PSのバルブ、シム、オイルシール
右上、ロックナット、テンショナーボルト、テンショナースプリング、シート、メタル(ヨーク)
最終的には、真ん中を全て外して組み上げます。
8
シール剤とグリスは此方を使用。
久々に液体ガスケットだしたら大分硬化が進んでしまい真ん中で切って使い切りしました…勿体無い…
グリスは私の鉄板です…
使い勝手最高なのでオススメ(^^)
9
少し飛びましたが組み上げた図
摺動部にはグリスをたっぷり塗り込んでます。
ベアリングが入ってる為、中にグリスを入れ込んで下さい。
パワステフルードで潤滑されない為グリスを入れ忘れたら追々かじります。
ラック本体の、PS油圧ラインは全て撤去、ボルト穴は液体パッキンで栓します。
中は密封されてないので、封されて雨やゴミが入らなければOK。
テンショナーは規定トルクかけて少し緩めるとあるのですが…
油圧が掛からないから余り当てにならないと判断し緩めにしてます。
規定で締めたらラックの動きが渋く好みでなかったですね。
結構緩くなりましたがガタなどはなし、軸重等かかって不具合でるならまたテンションかけます。
どれくらい緩いかと言うと…
タイロッド付けてない組み上げたラックを、縦に持ったらシャフト自重で端まで動くぐらいで組んでます(´ω`)
部品の話ですが、R6/1月時ではタイロッドのロックワッシャーはメーカー廃盤。
なので助手席のタイロッドを外さなかったと言う( ̄▽ ̄)
ステアリングラックブーツは品切れ、2月入荷予定で再利用。
おまけに、ラックブッシュ(巻きつける方)も廃盤ですって( ;∀;)クヤシイ
圧入の方は、元のより新しいので再利用です(笑
って事で後は取り付けして終わりです。
組み上げの手順方は色々ありますが、結果ハンドルセンターになって真っ直ぐ走れば大丈夫(笑
10
言葉では中々の伝え難いですが…
今回とったやり方は、
ハンドルを右か左にフルロックして、その状態でラックとシャフトを切り離してます。
今回は左にハンドルを全部回してロック、
ロックした場所のシャフト位置を写真で収めて覚える。
今回はボルトの頭が下に向いてたので半回転戻す、シャフト固定ボルト緩めて抜いて、元のフルロックに持っていき、シャフトとラック切り離す。
戻す時は、ラック側をフルロックにして、その状態でシャフトを繋ぐ→写真と見比べる。
あとはタイロッドのネジ余りを外す前と同じ数字にしてここの作業終了です(*´ω`*)←語彙力0
ハンドルセンターにして組み替えるのが王道ですが、ラックセンターを出さずに定位置に戻す場合使える手段です。
11
外した元ラック、20年以上本当お疲れ様でしたm(_ _)m
オイル漏れが無ければ継続してましたが、やはりゴムが先にやられましたね…
スペアでもう1つ重ラック作りましょうか…(笑
12
次は不要になったPSコンプレッサー外します。
ベルトの調整出来る方はすぐ外せます(笑
問題はこのハウジング?ブロック?ですね。
カラーの固着でボルトが外せない問題。
写真ではボルト刺さってますが、元々この場所に刺さってるボルトを使います。
この先にあるカラーが大体固着してる為、後ろに隠れてる固定ボルト(緑)が緩めません。
このカラーを押し込んで行くのですが叩き難いのですよ…
私はボルトを通して、中でナットをかけてカラーに差し込んで、ボルト頭を叩けば外しやすかったです(´∀`=)
あ、オレンジ色がハンマーです(笑
13
外した物物、結構軽くなります。
パワステの油圧ラインはなんとでも外せるのですが、ラジエター前に一本クーラーとしてあるラインが外すの大変でした…
ラジエター、バンパーなど脱着なしでやる方が悪いのですが(苦笑
丁度ホーンを隠してた所に固定ボルトがあったりなんやったりと…
ちゃんと撤去するならバンパー外すのが1番だと思います(*´Д`*)
14
見難いですが…
ハンドルを31Φ→35Φへ変更。
これでPSベルト抜きでテスト→PS無を乗ってますが…
感触は結構変わりましたよ(^∇^)
重いけど軽い(笑
ただ、低速の切り足しや90度コーナーとか、Uターンとかは重ステなのでしんどいですねぇ…
乗り方覚えたらもっとマシになるかな、それ以外特に問題無しです。
イメージとしては、PS付の車体で空気圧1.0k的な重さですか…
追々EPS予定を考えてたので、これはこれで楽しもうと思います。
エンジンの吹けが良く最高です(=゚ω゚)ノ
データーとして
ACベルトは770直
テンショナー元の固定位置より突き出し+2~3mm(今度再確認
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