Yupiteru レーダー探知機 A700 OBD「満タン補正」 設定

　ユピテルレーダー探知機 A700の表示可能な情報として燃費情報がありますが、購入状態のままでは「走行距離/給油量」の実燃費に対して本機が表示する燃費情報に誤差が生じています。

　一応車両のインフォメーションメーターに燃費情報も表示されますが、通常表示値は結構ファジーと・・・
　A700の折角の機能ですし、燃費系のより正確なデータが習得できるよう係数補正を行いました。

前回給油した際に燃料タンクを満タンにし、「満タンスタート」設定を行いました。
　給油直後に本機のOBD設定から「満タンスタート」タッチします。　さらに車両のトリップメーター（A）の走行距離をゼロリセットしときます。

　なお給油については次回満タン給油する時と同じ条件とするため、セルフスタンドで同じ給油機を使用する事と、満タン条件は給油自動停止から継ぎ足し0.5Lとしました。

走行を重ねると満タン補正の進捗率が徐々にあがっていきます。　200Km～300Kmほど走行すると満タン補正進捗率が100％になり、「満タン補正」のアイコンがアクティブになれば満タン補正の完了です。

　なお、満タン補正アイコンが点灯した後もさらに色々な走行条件で距離を重ねると補正係数の精度が向上するとの事なので、今回は500Km超走行した所でデータ取りのため再給油しました。

再給油と各数値のチェック
　*今回のガソリン満タンの給油量
　　　●給油量：46.26 L
　（満タン＝給油自動停止から0.5Lの継ぎ足しで統一）
　*前給油時にリセットした車両トリップ（A）の表示距離
　　　●走行距離：537.7 Km
　
　参考として車両のインフォメーションメーターの平均燃費は12.0Km/Lを、レーダー探知機は12.1Km/L（係数補正なし）を示してました。

表示された満タン補正のアイコンをタッチすると、本機補正前の走行距離と使用燃料が表示されます。
　距離補正と燃料補正の各タブをタッチ。　補正前の値を、実走行距離（トリップメーター表示距離）と実燃料使用量（満タン給油量）を入力し直してOKをタッチします。

　　　　補正前値　　　　入力補正値
　・距離：526.5 Km　→　537.7 Km
　・燃料：43.5 L　　　→　46.3 L （小数点第２位四捨五入）

補正完了！　係数補正の項で確認。
　今回の満タン補正で算出された係数補正値です。
　　　●距離係数：1021
　　　●燃料係数：1063
　が自車の条件での補正係数となりました。
係数の初期値はいずれも「1000」という事ですかね？
　入力値から導いている値なので当然と言えば当然ですが、補正後の平均燃費は満タン法と同じ11.6Km/Lとなりました。

車両のインフォメーションメーターの平均燃表示は、通常満タン法での実燃費と比較すると、条件にもよりますが概ね0.3～0.5km/Lくらい甘く表示されてました。
　距離・燃料に補正を掛けたことから、今後これらが関連する全ての表示データはレーダー探知機の方がより実燃費値に近く表示されるものかと？
　なお、消費燃料が表示されるのは車両には然り、前機でも無かった機能で、タンクの残燃料の目安が付くのはありがたい。　この車の燃料タンク容量は65Lなので消費燃料が43Lであれば、タンクの残燃料は概ね22Lという事になります。　燃料タンクの容量が設定出来、タンクの残燃料として逆算表示が出来ればさらに利便性が良いのですが。

▲追記2015.10.01 （補正係数再補正）

　　　●距離係数：1005
　　　●燃料係数：1045