VRゴーグルにレンズを装着しました(Oculus Quest 2)
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
初級
作業時間
30分以内
1
オイラは目が悪いので、普段はメガネを装着しています。
ラリーに出場していたころ、コンタクトだったこともありますが、コンタクトは手入れがめんどくさくて…山道走る程度ならメガネで大丈夫なので、ラリーから遠ざかって以来ずっとメガネです。今なら、使い捨てのコンタクトレンズと言う手もあるんだと思いますが…
購入したVRゴーグル Oculus Quest 2 はメガネ装着可能と仕様にあります。が、実際にはメガネの大きさに限度があり、現在使用中のメガネはかなり厳しい感じです。メガネとゴーグルがあまりにピッタリすぎて、ゴーグルの装着と取り外しがかなり面倒なのです。
Assetto Corsaは、ゴーグル側ですべての操作を行うことができないので、パソコンの操作がどうしても必要になります。なので、ゴーグルの装着と取り外しが面倒なのは、かなりストレスになります。
2
ゴーグルを購入した時、ゴーグルのレンズ保護目的で取り外し可能な保護レンズを購入したのですが、このレンズフレームに度の入ったメガネレンズを入れられることを知りました。近所の眼鏡屋さんに総当りで相談したのですが、残念ながら作ってくれるところはありませんでした。
が、Amazonで、このフレームに入るレンズを加工して送ってくれる眼鏡屋さんが出品しているのに気が付きました。レンズの仕様を送れば、加工した製品を送ってくれるのです。フレームに装着した製品もありますが、すでにフレームは持っているので、レンズだけ注文しました。商品リンクは、関連情報URLに記載しておきます。
注文後に送られてくる、Amazonからメールで「出品者からのメッセージが届きました」と案内されたページで、出品者にレンズ情報を送ります。レンズの情報は以前メガネを作成したときの紙のメーカーレンズ袋に記載がありましたので、その値を写して送りました。
3
そして待つこと4日。レンズが届きました。
送られてきたパッケージには、レンズをフレームに取り付けるときのコツなどが書かれた説明書もあり、なんの苦労も無く(ちょっと力がいりますが)取り付けることができました。
4
あとはフレームをゴーグルに取り付けるだけです。
実際に取り付けて見ると、メガネを装着したときとは視界の広さが違います。VRゴーグルに慣れてきたのもあると思いますが、敵車のパワーを90%くらいに上げても、ついていくことが可能になりました。
これで、一層楽しくVR世界に没入です。やばいです・・・廃人にならないように注意しないとなりませんね。
5
ところで、VRゴーグルを使ってドライビングシミュレーターを試してみて思ったことです。
ここからは、長くなりそうなので、引き返すならここがチャンスです。
Wikiによれば・・・
ウィキペディアより引用:特にVR酔いが発生する理由についての理論はほとんど存在しない
引用元:
https://ja.wikipedia.org/wiki/VR%E9%85%94%E3%81%84
・・・なので、色々とオイラ的に考えてみました。
個人的な意見ですので、本当に正しいかどうかは、ご自身の判断でお願いします。
先のウィキペディアのページには、理論はほとんど存在しないとありますが、一方で、感覚的葛藤理論が乗り物酔いを理解するためのフレームワークを提供しているとしています。
感覚的葛藤理論?
どうも、このWikiのページは、出典の曖昧な独自の研究成果が書かれているようです。どうやら出典とするにふさわしい研究成果が無いことが問題のようです。
とは言え、出典が全く無いわけでもなく、いくつかの参照先が記載されています。
ちょっと面白いなと思ったのは、下記の議事録です。
Proceedings of the Human Factors and Ergonomics Society Annual Meeting:
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/107118139704100292
見出しに、Cybersickness is Not Simulator Sickness とありますが、シミュレーターとVEで酔い方に違いがあると言っています。この議事録で言うシミュレーターは、軍用フライトシミュレーターなのでVRゴーグルではなく、部屋全体が稼働してシミュレートする本格的なものだと思います。VEと書いてあるのは、文脈からVRゴーグルではないかと思います。そして興味深いのは、本格的なシミュレーターとVRゴーグルでは、VRゴーグルが3倍酷い!と言っているところです。シャアに言ってもらいたいセリフですね。
VRゴーグルの場合、方向感覚の喪失が主な症状だと報告していますが、それはオイラの体感したところと一致します。
ということで、オイラなりの考察をしてみました。
6
まず、VRゴーグルの場合、体は回転することはありません。
椅子に座っているので当然ですね。本格的なシミュレーターだと、VR世界の動きに合わせて椅子をアクチュエーターで動かすものもありますが、うちの場合ただの椅子なので体は固定された状態になります。
7
体が固定されているのに、VRゴーグルを通してVR世界に没入すると、体が回転したかのように感じることがあります。たとえば、クルマがドリフト状態に入ったようなときです。
クルマの場合ですと、ジェットコースターや飛行機の様な複雑な動きはなく、縦軸に対しての回転しかありません。なので、状況を分析しやすいと思います。横軸に対して回転することもありますが、それはクルマがひっくり返ったときですから、そもそも実体験した方は少ないと思いますし、あまり体感したい状況ではありませんね。
話がそれましたが、ポイントは実体験に基づいて体が重力加速つまりGを感じているのではないかと言うことです。
クルマがスライドしたようなときに縦軸の回転をVRゴーグルを通して体に感じます。体が固定されているはずなのですが、不思議にもG を感じます。過去の体験から、あるべきGを脳が呼び起こしているのではないかと思います。なので、クルマがスライドしたようなことを経験したことの無い人が、この状態をどのように感じるかはとても興味深いところです。もしかすると横軸方向の回転も、オイラはGを感じるかもしれません…が、そこまでは検証してません💦
体が回転するので当然反射的に進行方向に顔が向いて、さらに回転をコントロールしようとハンドルを操作することになります。ですが…
8
現実世界では体は固定されているので、実際には頭だけが回転している状態です。
ところで、良性発作性頭位めまい症という病気をご存知でしょうか?
一度経験したことがありますが、世界が勝手にぐるぐると回りだすのです。二日酔いとかのレベルではなく、二日酔いの3倍酷いです。これに耐えられるのは、シャアだけでしょう。
VR酔いは、この良性発作性頭位めまい症にとても良く似ていると思います。現実の状況と三半規管が送ってくる情報が違うという状況の原理も同じです。
これがVR酔いの原因だと思います。
良性発作性頭位めまい症の場合、VRゴーグルのように外すことができませんから、それはもう大変でした。症状を改善するマヌーバ体操するまで、吐き気との戦いでした。
あれから考えると、VR酔いは大したことないです。が、大変キツいものであることに変わりありません。ですが良性発作性頭位めまい症から比べると大したことないので、克服できそうな感じがしました。
初日5分持たなかったのが、徐々に慣れて、今では1時間位つけても大丈夫になりました。
ということで、VRゴーグルは良性発作性頭位めまい症の体験ができる装置でもあると言えますね😁
[PR] Yahoo!ショッピング
おすすめ順
売れている順
タグ
関連コンテンツ( VRゴーグル の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク