FFヒーター取り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
FFヒーターってご存知でしょうか?
車中泊をしない人には知名度が低そうですが、燃焼前後の給排気を車外に対して行うことで、車内の空気を汚さないヒーター(ストーブ)の仕組みです。
FFってのは駆動方式の事じゃなくて、強制給排気(=Forced Draught Balanced Flue)なんですね。
これをやってみようと思います。
普通のファンヒーターを車内で使うと一酸化炭素中毒になっちゃいますので注意です。
2
ドイツのベバスト製やエバスペッヒャー製は本体だけで20万くらいするし、車体に穴開けて取り付ける工賃は恐ろしい価格になりそうですので…
今回は中華製の15,000円弱の格安品を試してみます。
3
まずは仮で組み立てて起動確認。
このヒーターは灯油か軽油で動くのですが、我が家には灯油がなかったので満タン給油後に少しだけ車から拝借しました。
(軽油ってこんな色してるんですね)
長〜いホースの中を小さな燃料ポンプでエア抜きするのを待ちきれず、口でグングン吸ってたら…酔拳しそうになりました。。。
(軽油ってあんな味してるんですね)
とりあえずちゃんと起動はしました。
この時点では、後にあんなことになるとは。。。
4
こいつの取り付けには、車体への穴あけが伴うので躊躇してまして、ルーフキャリアやリアゲートにラダーつけて装着することで穴あけを回避することも検討してましたが、結局穴あけしちゃうことに。
作業前日には耐熱パテやらホールソーを購入。
取り付け場所は、助手席側スライドドアのステップ部。
運転席側は後部座席ヒーターが邪魔で燃料タンクが設置しにくくなりそうなのと、いざとなったら給油口の近くがいいかなと。
車体はリブ?があって場所決めに迷いましたがこんな感じで開けて、最低限パテで凸凹を埋めました。
5
作業途中はこんな感じ。
オフ会会場の片隅でひとり異世界に迷い込んでました。
ステップにある黒い箱がヒーター本体です。(ハムさんに黒いミル貝?みたいだと言われました、確かに笑)
結局、灯油のポリタンクと灯油を買いました。。。(車の燃料タンクから取ってもいいんですけどね)
車体を上げなくても、車体の下に頭と腕を突っ込んで作業できちゃうスペースがあるなんて素敵です。
おかげで、車体の下で不用意に燃料ホース抜いて強烈なクレンジング洗顔するところでした。(かなさん助けてくれてありがとう)
6
ところが…装着して起動してみると、どうも灯油が滲む。。。
車内も灯油臭い。。。
その日は日も傾いて寒くなってきたので一旦中断。
翌週、再度取り付けして、各所増し締め後に、カバーを外して起動してみると…
写真の通り起動から3分で本体内部から灯油が漏れてる!ポタポタ出てくる!
購入元に問合せると「全ての部品を送り返してください」とのこと。
部品は切り刻み、試行錯誤して車両に取り付け済みなので取り外すのは困難。「本体のみ交換してほしい」旨伝える。
その後数回、片言の日本語とやり取りを続けて「えいやー」と本体のみ送ってみた。
…結果、新品丸ごともう1セット届きました笑
つまり、本体以外(燃料タンクからコントローラー、燃料ポンプも全部)予備パーツが手に入りました。
なんだか得してしまいましたね。
7
本体のカバーを外して交換前後で見比べてみると、燃料を燃焼室に送るパイプのパッキンに空いていた隙間が、交換後はちゃんと塞がっていました。
ココが怪しさ満点だったので今回はイケそうです♪
8
交換したヒーターを設置して動かしてみましたが、今回は灯油も漏れないし、匂いも灯油臭くはありません。よかったー
問題なさそうなので、ステップのカバーを適当にくり抜いて、普段の乗り降りは出来るままに、ヒーターが使えるようになりました♪
9
朝起きたら、車は温かいけど人は冷たい…なんてことにならないように、念のためニ種類の一酸化炭素チェッカーも購入しました。
あと小さな消火器も買いました笑
ヒーターと併用して安全に使ってみたいと思います♪
あとはちょっとヒーターのマフラーがカッコよくないので改善したいのと、燃料タンクがイマイチなので交換したいと思います。
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( 中華製 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク