
先日の日曜日、我が家の町内の秋祭りが氏神様の若松神社で行われました。
その日は朝早くから、近くの収穫の済んだ田んぼで打ち上げる砲火の音で目が覚め、知らず知らずのうちに気持ちの高まりを感じずにはいられませんでした。
朝早くから、子ども達がお神輿を曳いて町内を回るのですが、残念ながらその姿は見せるに値するものではありませんので、ご紹介できませんのが本当に残念でありません。

誤解を招くといけませんので、少しだけお話ししますと、お神輿といっても1m四方の中に納まる程度の代物で、それを軽トラに乗せてゆっくり走り、その周りを子ども達が歩きながら「わっしょい、わっしょい」と掛け声だけ掛けて回っているだけなんです。
この町に引っ越してきて初めて目にした時は、可笑しくて笑ってしましましたが、後になって、こんなになってしまったお神輿曳きの行事をしている子供たちが可愛そうに思えてしましました。
きっと町の長い歴史の中でいろいろあったんだと想像できますが、せめて子供たちに直接曳かせる訳には行かないのかと思いましたが、事故が起ってはいけないからとの理由だそうです。
きっと昔は、その年の収穫を喜び、来年の五穀豊穣を願って神様にお供え物を供え、農民みんなでお祭りを催し、みんなで楽しんでいたはずでしょう。
お神輿はそういう訳で置いときまして、我が町のお祭りで自慢できるものが有るんです。
それは、祭る神社で行われる「巫女の舞い」なんです。
小さな女の子が煌びやかな巫女の衣装を身に纏い、男の子のお囃子に併せ舞う姿は、それはそれは可愛いものです。
残念ながら「好茶点」は日曜は営業日で勝手に抜けて観に行くわけにはいかないので、お囃子の笛や太鼓の音が窓の外から聞こえて来る度に、そわそわしていました。
そうこうしていましたら去年同様、運よくアイドルタイムが出来たので急いで観に行って来ることが出来ました。

巫女の舞いは、昼休みを除き朝10時から夜8時までの間を、3人一組で10分ほど舞っては次の3人に交代して、20組ほどで順番に舞い続けているのです。

子ども達の親がカメラやビデオで撮影している姿や、子どもと楽しそうに話している姿はとても微笑ましく素敵で、子どもの居ない私には、とても眩しく思えるひと時でした。
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Posted at
2010/10/27 02:25:57