
こんにちは。
へたくそな文章で長文です・・・すみません。
先日、仕事中での出来事で心に残ったことがありましたので書いてみます。
僕の仕事は販売店(Dラー)ではないのですが主にトヨタ車を
扱ったサービス業をしています。
ある朝、お店に50代ぐらいの女性の方が入ってきて、
「私ここの客ではないんだけど、トヨタ車のことで聞きたいことがあって・・」との事。
はいはい、なんでしょ?とお話を伺っていると、水素を燃料にした車って
実在してるのか?って質問でした。
「あぁMIRAIですね。ちゃんとお店で売ってますよ!」と答えると、
「えぇ!?発売もされてるの???カタログとかあります?」
とかなり驚いたご様子で、やたらにMIRAIに興味があるようでした。
僕は、「結構有名なのにやっぱり知らない人は知らないのかな?」
なんて思って話しをしながら、ウチは販売店ではないので
カタログが無いことを伝えました。
すると少し残念そうな顔をされがならも、「そっかぁ実在してるのかぁ」
と嬉しそうにつぶやいていました。
僕は「ウチの店からは少し取り扱いの販売店が遠いから
場所を教えるからお住まいの近くの店舗探しますよ?」と言ったのですが
なんとその女性はカリフォルニアに住んでると。。。
きゃりふぉるにあ??
遠っ!!
しかも今日出国すると。。。
あちゃーーってことでトヨタのサイトからスタイルの写真を
スクリーンショットでプリントアウトしました。
しかも仕事の都合上モノクロ出力しかできないので味気ない
A4のコピーを2枚ほど。。。
それでもその写真を見た女性は泣きそうなくらい
喜んでくれて、その訳を話してくれました。
女性曰く、MIRAIの水素のシステム?の開発に息子さんが
携わっていたらしく、オーストリアだったかどこか海外で
次世代のクリーンエネルギーの開発をしていてトヨタ自動車から
MIRAIの話がきたそうです。
しかしアメリカで大きな油田が発見されたと言うことで、水素自動車への
注目が薄いらしく水素のシステムができてもMIRAIという車が
販売までこぎ着けたのか息子さん自身知らなかったということです。
また息子さんは開発中この車が完成したらお父さんとこの車で
日本をドライブしたいとよく話されていたそうです。
しかし、完成を前にそのお父さんは病気で亡くなってしまったそうです。
でもその女性は車が完成してよかったよかった。。と何度も何度も言いました。
そして「この写真、お父さんのお墓にお供えしてきますねありがとう。
アメリカから日本のトヨタのサイト見れますよね?ありがとう。」
と言ってお店をでて行きました。
僕は聞いた話がまるでドラマみたいで、しばらくボーっとしてしまいました。
そしてあとから、何で連絡先聞かなかったんだろう。
カタログ送ってあげればよかった。。。と後悔しました。
だからMIRAIのカタログをもらってきて、
自分のロッカーに置いておこうと思います。
またいつかウチのお店に寄ってもらったら必ずお渡しします。
だからまた来てください。
Posted at 2015/06/06 23:26:08 | |
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