クラウンをピンクに塗れば…と発想が似ているような…。「本物の芸術作品に若いうちから触れてもらいたい」って言ったって、どこに置いても良いわけではないよ。ぜーったい景観と合わないのは明々白々。
パンテオン広場に仏像は置きません アハハハ〜
全裸ダビデ像にパンツ!? 〜島根・奥出雲町
【2013年2月19日 東京新聞】
「パンツをはかせるべきだ」島根県奥出雲町の町立公園に設
置されたミケランジェロの「ダビデ像」と、「ビーナス像」の
複製に対し、住民の一部が「裸は気持ちが悪い」と苦情を申立
て、芸術論争に発展している。人口一万五千人の町に海外メデ
ィアも注目。どう決着するか。(林啓太記者)
ダビデ像は三成運動公園、ビーナス像はその隣の三成公園に
それぞれ昨年八月に設置された。制作者はイタリアの彫刻家、
故エンツォ・パスクイニ氏。同町出身の元建築会社社長の若槻
一夫さんが入手し、町へ寄贈。町側も「貴重な芸術作品を町民
に広く鑑賞して欲しい」と歓迎した。
有名な芸術作品のレプリカだが、設置直後から
「裸が気持ち悪い」
「威圧感がある」
などとの苦情や、
「パンツをはかせるべきだ」
↑本当にこういうこと言う人がいるんだろうか? ┐(´_`)┌
との意見も出たという。住民の相談を受けた塔村俊介町議は九月
の町議会で「別の場所に移すべきだ」と訴えた。
子どもの心に悪影響を懸念
塔村氏は「像の芸術性を云々するつもりはない」とする一方で、
「置かれた場所が問題」と強調。「運動公園は近くの中学校の体
育の授業で使われ、三成公園は未就学児も来場する。
二つの像を日常的に目にする子どもらの心に悪影響があるのでは、
という町民の気持ちは理解できる」と言い、美術館などへの移設
を求めている。
こうした批判に対し、町側は一歩も引かない構え。井上勝博町
長は「本物の芸術作品に若いうちから触れてもらいたい。強さを
表現するダビデ像は運動公園に、優しさを表すビーナス像は子ど
もが集まる三成公園にふさわしいと考えた」と、裸像有害論を否
定する。
「本気で反発している町民は一割もいないはずで、時間ととも
に、周りの景色に溶け込んでいくと信じている」と、移転させる
考えはない。
井上町長には裸像問題は「反町長派」の政治的思惑によるもの
との思いもある。
本物のダビデ像とビーナス像はイタリア・フィレンツェのアカ
デミア美術館とパリのルーブル美術館がそれぞれ所蔵。複製は世
界中に置かれているが、この種の議論は珍しい。
同町の「裸像論争」は海外メディアでも興味を持ったようで、
AFP通信が「下着をはかせるよう要求する声も」などと報道し、
話題になっている。町内の自営業男性(64)は「一部の町民が恥
ずかしい、不気味だと騒いだに過ぎない。こんなことで世界中の
人から芸術への理解のなさが疑われること自体が、恥ずかしい」
と語る。
東京大大学院の木下直之教授(文化資源学)は「ダビデ像が奥
出雲町の公園に置かれるのはちょっと唐突な印象がある。住民が
奇妙なものを感じ取ってしまうのは無理もない」と、苦情も理解
できると指摘。
しかし、パンツをはかせることには反対だと言い、「パンツは
おやめになった方がいい。今より、もっとヘンテコな印象の代物
になってしまいますよ」。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2013/02/21 05:14:31