解体ユーノス500 引き取り編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
我が家のユーノス500、いつかはMT化…と漠然と考えてはいたけれど、パーツがなくては始まりません。
一番手っ取り早いのは同型車から丸ごと移植してしまう方法ではありますが、当時ですらMT車は多くなかったわけで、なかなか出物なんてありません。
そんなある3月の初め頃、たまたま某オークションで5MTのユーノス500の部品取り車が出品されているではないですか! 場所は埼玉県内だから十分近いし、しかも即決落札可能!
滅多にないこんなチャンスをみすみす逃してはならん! というわけで、ほとんど勢いで落札しました。
とはいえ、これにはいつものMメカや、KLエンジン換装の際にお世話になった東海のMメカなどに相談したわけで、ここで協力が得られることになったのが一番の後押しになりました。
こんな無謀な事を1人で実行するのは到底無理ですから、ほんとに感謝感謝です。
さて、落札から数日後。不動車のため引き取りにはローダーのレンタカーで向かうことに。もう10数年運転してないローダーで見知らぬ土地に行くのはちょっと不安があったけれど、この日休みだったMメカも同行してくれることに!
まぁ、トラック好きなMメカは、ただ単に運転がしたかった…というのもあったようだけれど、いずれにしても付き合いがいい親友に感謝!
2
引き取り先の埼玉県入間市の某所までスムーズに到着し、初めて現車とご対面。
放置車だけに塗装は劣化していて、思った以上に満遍なく傷や凹みが、、、。まぁ、ある程度予想はしていたし、肝心なのはMT関連のパーツですから、外観は問いません。むしろ良い買い物だったと思います。
3
出品者と挨拶もそこそこに、すぐさま手続きをしてローダーへ積み込み、都内へと戻ります。
こうしてみると綺麗に見えるのは気のせいで、実際には屋根やボンネットなど上面の色褪せが酷く、仮に書類があったにしてもこれを起こすには相当手間がかかったと思われます。
4
引き取り後の道中、昼時だったのでトラックが停められる中華料理店に入ることに。
さすが16号線沿いだけあってか、ほとんどトラックステーションのような24時間営業のお店で、メニューも全体的にガッツリ系メニューが充実(笑)。
ここで食べた野菜とニンニクたっぷりのガッツリ系餃子がとても美味しかった! 近くにあったら通いたいぐらいでした。
行きは待ち合わせ時間の関係で高速で向かい、帰りは下道でのんびり景色を見ながら都内を東へと向かいます。
お互い普段あまり行かない地域でしたし、昔からアメリカ大好きなMメカですから、横田基地周辺など眺めながらのんびりと戻ることに。
道中の車内の会話は…ほとんどクルマの話にあらず…!? 長年の親友同士のバカ話はとても楽しいけれど、危なくてここにはとてもとても、書けない内容ばかりです(笑)。
5
さて、とっぷり陽が暮れた頃、Mメカのお店に到着。するとすでにDaizoさんがビッカビカに綺麗すぎる!? ユーノス500を引き取りに来ていました。
それに比べて解体ユーノス500はもう…。。。同じメイプルレッドの同じ5MT車なのに、オーナーの保管方法や取扱い方次第で、これほどまでに差がつくものか…というくらい雲泥の差の2台です。
6
ボンネットを開けてみると…。まぁ、汚い汚い! 駐車環境というか放置環境が良くなかった証です。
グレードは我が家のユーノス500と同じF-SVなので、シルバー塗装のストラットタワーバーが標準装備されています。
この解体ユーノス500自体、実はかなり希少でして、独自の調査でF-SVの「メイプルレッド(D7)」のボディカラーで5MT車の組み合わせでは52台が生産されたのみです。それだけに惜しい状態ではあります。
ちなみに日本仕様のユーノス500の総生産台数(前期/後期)は欠番を除いて2万5920台あり、そのうち全部のグレードのMT車を合わせても2675台(直4車含む)しか生産していませんから、この機会を逃したら、次またいつ解体車の出物に出会えるか分からないとは、こういう理由があるからなのでした。
7
トランクリッドにはこのクルマを販売したであろうユーノス新埼玉のステッカーが残っていました。
右端に不自然に余白があるのは、本来シトロエンの赤いマークが入っていたはずで、色褪せてすっかり消えてしまったためです。
ユーノス店の消滅はおろか、この後に埼玉マツダ自体も関東マツダへ統合してしまったから、販社にも歴史アリです。
8
走行距離は11万4200kmほど。距離はまぁ、年式が年式ですから仕方ありません。
むしろこの走行距離とは思えないほどウインカーレバーや各スイッチ類のコンディションがとてもよく、カチッとした手応えは我が家のユーノス500とは比較にならないほどシッカリして良い物でした。この辺りの程度の良いパーツなども追い追い付け替えていくつもりです。
さて、肝心のMTのシフトフィーリングは引っかかりなどなく、コクコクとスムーズに入ることを確認できて一安心でした。
きっと初代オーナーの元で丁寧に大事に乗られてきた証でしょう。
この日は現状を確認したところで終了。後日改めて怒涛の解体作業を始めるとします。
解体編へ続く。
https://minkara.carview.co.jp/userid/9438/car/3131164/6448553/note.aspx
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