こないだキョウセイドライバーランドでほぼロードスターなジムカーナの練習会に参加してたところとつぜんエンジンが吹けなくなりそのまま不動車へ…
ブローって感じでは無かったのでその場でPCをつなぎ、動いてないセンサー類の洗い出しをしたところ、カム角は波形有るけどクランク角センサーの波形が無い…これはよく聞くクランク角センサーの突然死か!と
その場では思っていたんですよ…
まあどうしようもないし、クランク角センサーの予備は持ってないし(カム角センサーは持ってた)積載車呼んで運んでもらって自分はその日のメインイベントである宴会に向かってロードスターのことは暫く忘れてました。
一週間後、クランク角センサーがMonotaROから届いたのでエンジンルームを開けてびっくり!!
原因は他のところにあったんですねぇ…
トリガーウィールが破損して振れてました…
新品はこうです
このトリガーウィール、純正クランクプーリーだけでなく、atiのスーパーダンパーも使えるように加工してある結果、もげてしまったようでふ…どう見ても弱そうだったからなぁ…
そしてそれに抉られて壊れるクランク角センサー…
新品はこう
中見えちゃってるー!!
まあどうしようもないのでこういう時はもげそうもない素材でトリガーウィールを作り直せばいいんですよ。
というわけで噂のノンサポ電子製トリガーウィールを付けることに。
一枚板なので絶対にもげない、スペーサーでベルトの位置も出る、かゆいところに手が届く一品。
もの自体は実は結構前に頂いていたんですが、自分、あんまり整備が好きじゃないので、整備が好きじゃないので(二回目)後回しになってました。
まあそんな事言ってられる状況じゃないので取り付けます。
ノンサポ電子製のは36-1だったのでメガスクで使うには適当に1歯飛ばして36-2にする必要があるってところまではなんとなくわかってはいたんですが
ここから想定外のトラブルが僕を襲います。
トリガーを交換したので、前のトリガーからの欠損歯の位置を歯を一個一個数えてオフセット°に打ち込みます。
これでエンジンかかるでしょ
………
エンジンがかからねええええええ!!!
緑の波形がカム角、水色がトリガーウィールを拾うクランク角、そして赤色が工程認識中の様子
赤色の波形が波打ってる限りエンジンはかかりません、もちろんトリガーウィールを交換したので、さきほど手打ちしたイニシャル点火時期の問題だとは何となく想像がつくのでそれの数値を大きく動かして変わる気配がありません。
うむむなぜだーとクランクプーリーのゴムのズレまで疑いながらフルコン組んだ時以来の説明書(英語)を読む
要約『普通ならできるんだけど、ロードスターはカムトリガーが特殊だからクランクトリガーの設定は細かくできないよ』
要約『つまりフラインミアータ等々から出てる270BTDCに欠損歯が2つあるトリガーウィールから±20°ずつの40°の範囲内でしか設定できません』
わざわざ!!!一個一個歯の数を数えて!!上死点とクランク角センサーの位置からBTDCを手打ちした僕の努力!!!!無駄!!!
あとわかりやすく要約しましたが、アメリカ人は適当なのでこんなに詳しく書いてません、しかし僕の経験上そのようです…
…そういえば前に60-2のトリガーウィールつけようとして挫折したときにそんなので混乱した覚えも…すっかり忘れてたテヘペロ
つまるところこのままじゃつかえないので穴の開け直しです。
運良く90度回転させ位置決めのピンの入る穴を一個開ければちょうど良さそうです。
ということで無事にエンジンかかりました。
なお気づいたときはマジでイラッと来たため、穴開け後のトリガーウィールや取り付け写真がありません、
しかし僕のような悲劇を生まず、メガスクでトリガーウィールを変えたい!という後続の方への道筋を示すため整備手帳に後ほどやり方を上げようと思ってます。
はやくメガスクもMoTeCみたいにカムトリガーとクランクトリガー別個に設定できるようになってくれ…
p.s.カムトリガーの歯を飛ばせばいいのか…?
Posted at 2018/02/22 18:15:57 | |
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