タンク錆落としと塗装
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タンクはバイクにとっては一番目立つ部分。ちょっと錆びてるので外してみたら、裏側は真っ赤になってた。KUREのサビ取りジェルをたっぷり塗ってワイヤブラシでこすってしばらく放置。写真は一回目。なかなか落ちないが、反応はしているので、一旦水で洗い流して、またジェルを塗って放置、ブラシでこすって水で流す。これを3回繰り返してまあなんとか落とす事ができた。
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こんなにきれいに落ちました。でもこのままではまた錆びてしまいます。
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ホルツのラストコートを吹きつけると、みるみる黒い防錆被膜が形成されます。これで錆びなくなるでしょう。このまま乾燥させてから塗装します。
タンクの内面も少し錆が見えたので、AZスーパーサビアウトを10倍希釈して一晩満たして処理。錆が見えなくなりました。次はいよいよ塗装です。
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今回は元の塗装を全て剥がさずにやっちゃいます。まずタンクの口を塞ぎ、全体にガイドコートとして黒を軽くスプレーしてから、流水をかけながら#500の耐水ペーパーで水研ぎします。こうすると研いだ場所が分かるし、凹みなどもはっきりします。大きな面を研いで、角は残しておくとラインがきれいに出せます。最後に角を丁寧に研ぎだして、全体をなでてでこぼこなどを修正。よく水を切って乾かし、裏面の細かな部分はエアダスターなどで水を飛ばしておきます。特に板金の合わせ目などは十分に水を飛ばして乾燥させます。そしてプラサフを吹いて、またガイドコート、水研ぎ。ここで地肌が出ちゃったら、その周辺を吹き直して、また水研ぎします。
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実はとても忙しかったので、時間をかけすぎているうちに、タンクの中がひどく錆びてしまいました。水研ぎで水分が入ったのが原因でしょう。また高価な錆取りを買いたくないので色々調べるとサンポールがよく錆を落とすというので、やってみました。先人の教えに倣い、タンクは9Lですので、1Lのサンポールを2本投入、50度くらいのお湯で口まで満たして1時間ほど置くと、なんと見事に錆が落ちています。はじめからこれにすれば良かった。
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今度は速攻で乾燥させるため、ふとん乾燥機を使用。でも熱風にするとすぐ落ちるので送風です。1時間程ですっかり乾いた感じになりました。うまく風が循環するようにします。最後にドライヤーで熱風を入れて仕上げ。
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もう錆びさせないために、内面をコーティングします。KITACOで扱ってるアメリカ製の1液タンクシーラーを買いました。230ml 2600円。比較的安いです。これで内面を完全にシールしちゃいます。缶は小さいのですが、全量投入してしっかりフタをして、上下左右グルグル回してタンク全体に行き渡らせ、ガソリンコック用の穴から余分を缶に戻したら、8割位戻りました。それからまだ流れてくる余分な液をタラリタラリと回収。最後の残りはタンクの合わせ目あたりに溜めて、そのまま固めることにして作業完了。最低72時間置けというので、次は来週末かな。
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ホワイトを塗装。色は樹脂パーツの白に近い、日産の車用。きれいに塗れたがツヤはいまいち。ガソリンで侵されてしまうこともあり、二液硬化のウレタンクリアでトップコート。鏡面のようなツヤになった。これでタンクの錆落としと塗装が終了。
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