2018年9月6日北海道全域停電が発生。その時 ツイッターに流れたのが、
原発が稼働していれば・・・という、まさに頭悪過ぎの「たら」「れば」論。
原発が稼働していれば・・・こうなったであろう。そうなった可能性が高い。
とするならば、事故を起こして放射能漏れを起こしていただろう。
というのも並行して成り立つのだ。
地域が豪雪厳冬地域の北海道での惨事。これが冬なら確実に凍死者の山だ。
これは、たられば論ではない。ことが起こる前に たらればを使うのは当然なのだ。
豪雪時期に道内全電源喪失 そして原発事故が起きたら、一体どうするのか?
全く このたらればを想定していないのだから・・・
過去記事にも阪神大震災や列車事故の件で、米国などで同様の事故が発生しているにも
関わらず、「日本の技術は先進的だから大丈夫だ」と嘘八百を言い続けた結果がアレだ。
今回の全道停電も正に全く同じ。
2003年北アメリカ大停電で、5000万人が影響を受け 当時日本では、
「遅れている合衆国、カナダ固有の問題であって優れた送電技術を持つ日本では起こりえない」
とされた。
福島原発も泊原発も、本当に幸運だった。もし九州や四国など南や西の原発が事故っていたら
日本全土が、福島の何倍もの汚染を受けていたことだろう。事故直後しばらくの風向きも幸運だと言える。
泊原発も幸い 停止していた。もし稼働していたら、どうなっていたかわからない。
こちらを参照していただければ、停止していたことがいかに幸運だったかわかるはず
そして、いかに安全を軽視しているのかも理解できるはず。
北海道電力の送電網はブラックアウトに対して脆弱性があることが以前から分かっていた
とのことで、ここに日本の宿痾である「安全神話」がある。
「泊発電所が動いていたら」という仮定は、適合性審査に合格してない、今後1年、場合によれば永久に審査合格の可能性がないと言う事実の前には、論理学の初歩問題として成立し得ません。
要するに憂さ晴らしの言葉遊びか八つ当たり、乾電池遊び以外のなんの意味も持たず、こと電力供給の議論に関しては完全に無意味であり、有害無益そのものです。
と記事中にも書かれています。このブログで再三再四書き続けてきたのが「安全神話」の裏には
安心したい症候群があるということ。聞きたくない情報は聞かないし、情報そのものを消すか捏造するか
という、とんでもないレベルにまでなっているのです。
残念ながら、この安心したい症候群どもの基地外ぶりは、総裁選で安倍圧勝させてしまいました。
さらに残念なのは、安心したい病の人間が私の周りにもゴロゴロと溢れているのです。
彼らは、何かをしているつもりなのですが、何をしているのか自分でわかってないのです。
「私はそれが何かわからないから、教えて」というと、不快な顔をして口ごもるか、
自信満々ででまかせデタラメを言うのです。
なぜ、それがでまかせデタラメかわかるかって?時間をかけて調べ上げるからです。
Posted at 2018/09/20 18:46:25 | |
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